おめでとうございます! あなたが栄光のチャンピオンです! 『坂と自転車と兄ちゃん』長田一葉さん
推薦作品と感想 坂と自転車と兄ちゃん 長田一葉さん 感想:一文が短く、少年の疲れた雰囲気が出ていた。 泣き誘いな文章じゃないところも良かった。 票者:純粋読者 感想:まあ、40文字オバーしてるけど読ませもん勝ちって感じですね。 自分的に一番良かったです。 票者:QBOOKS登録作者 感想:本を読んで「あー、良かった」と感動したのと、当たり前だけど、全く同じです。僕自身も書く人間だけど、こうしたほうがいいとか、ここが気になったとか、そんなのは全く関係ないところで素直にいいなぁー、って思いました。風景がそこにあって、僕が目指すものの一つでもあります。いいなぁ。 票者:QBOOKS登録作者 感想:読んでいくと顔や、身体の筋肉が動く。動いちまう。 久々の感覚に驚いた。参ったなあ。 票者:純粋読者 感想:個性的な九州弁にこもる兄への思いが胸を打つ。 票者:純粋読者 感想:文字数オーバーなので、迷ったのですが、ノスタルジックな雰囲気とせつなさが印象的だったので。 まあ、おまけということで。 票者:QBOOKS登録作者 感想:全作品を読んで心に残ったのがこの作品でした。少年の感情が生き生きと感じられたからだと思います。ぱっと見た印象で改行の多用が好きではありませんでしたが、もしかしたらそのリズム感こそがリアリティーの一因だったのかもしれません。 票者:QBOOKS登録作者 増子、チアノーゼ 空人さん 感想: なんだかほんわかとしました。 お国言葉もすんなり通っていて、雰囲気が出ていたし、 何よりも小学生の夏休みってああいう感じだったよな(むしろ理想的な) って感覚が芽生えた訳です。 理解が出来て、かつもう1度読みたい〜って思ったこの作品に1票。 票者:QBOOKS登録作者 感想:小学校高学年くらいでしょうか。 少し早く大人になって現実的な女の子と、 まだ先のことなんて考えてないけど 女の子を異性と意識し始めかけてる男の子。 二人の会話と、それを取り巻く情景のバランスが絶妙で、 すばらしいと思いました。ドラマのワンシーンのようです。 冒頭でチアノーゼの症状を出しておいて、 最後の閉め(と、ボケ)に「チアノーゼ」という単語を出すのも、 憎い演出だと思います。 票者:QBOOKS登録作者 感想: プールの後の、あの、体が重いのか軽いのか判らない気だるい浮遊感、靴下をはいた足が温かくて、軒下の風鈴がちりりん、畳に寝転んで黄色いタオルケットにくるまってお昼寝、計算問題ばかり後回しにされてる「夏休みの友」……ああ、夏っていい季節ですね。 私が今小学生だったら、この作品をどう感じたんだろう。もう子供ではないからこそ、こんなに心惹かれるんでしょうか。 全体的にすごく気に入ったのですが、敢えてひとつだけ苦言を。 増子君が浅沼さんのことを「彼女」と呼んでいるところに、どうしても違和感を覚えました。小学生ですし、内外共に「浅沼」で通した方が自然でいいような気がします。……好みの問題かな。 票者:QBOOKS登録作者 感想:推薦作:「増子、チアノーゼ」空人さん カピバラさんの「シャイニング・スター」も相当好きで迷いに迷い本作を推薦。増子、頑張れ!立派なサッカー選手になるのだ!なんかならなそうだけど。。。とぼけてて、プールから上がった後の、とろんとした午後の、空気と会話が愛しい。他に楽しませて頂いたのは、「幸福灯」「ほんとの眼」「哀しい結末」「飲もう」「歴史管理官」「そして誰もいなかった」「裸の王様」「緑色の目がじっと俺を見つめる。」「白黒ガーゼ」と、かなりバラバラな選球眼ですみませんです。 票者:QBOOKS登録作者 感想:青春っぽい感じが色濃く出ていて、イメージが頭の中に広がった。 次回作にも期待します。 票者:QBOOKS登録作者 感想:題名に「増子」はつけないほうがいいと思う(女の人の名前みたいだ)けれど、ジュブナイル系は好きなので、ツボにはまった。特別上手いとは思わないけれど、一番読み返したくなるのはこれだったから投票する。二人のキャラと、やり取りが面白かった。チアノーゼを知っていたから、ストーリーも理解しやすかった。 こういうふうに作品に書ける訛りを持っているというのが、少し羨ましい。うちの地元のは複雑で汚いから、だめ。使えない。 票者:QBOOKS登録作者 幸福灯 越冬こあらさん 感想:個人的には一番読めました。 まぁ、ムキになってる時ほど、物事はうまくいかない物ですよねぇ。 ええ、麻雀でもここは!ここは!とらないと!!って時ほどだめですわ ピンズが多いのでメンチン固め打ちしようとしたとたんソーズオンリーでくる感じ。 ……すいません、脱線して。 結末としては頑張って頑張って、もうこれぐらいしかすることねーだろってぐらいくだらない行為で光ってくれる方がぼかぁ好きです。 ああ。神はいるんだ。やっぱり救われたって幸福感味わえそうですから 票者:QBOOKS登録作者 感想:幸福灯という凄いんだかなんなんだかよく解らないシステムと、其れをともらす為の変な努力と、市政四十五周年という中途半端さが相まって、どこまでもぐにゃぐにゃ脱力してしまう。 票者:QBOOKS登録作者 感想:ふわっとあったかい気持ちになれる作品だと思いました。 票者:QBOOKS登録作者 白のふわふわ スナ2号さん 感想:4『坂と自転車と兄ちゃん』長田一葉さん ええ話やなあ。音楽が聞こえるよ。 10『哀しい結末』満峰貴久さん このアイディアはよかった。なんか、メメントの中で主人公が繰り返し語るあの哀しいエピソードを思い出したよ。けど、刑事達に何が起きたかをアレコレ説明させない方がよかったなあ。 11『ほんとの眼』氷月そらさん 青臭くなりそうなところをギリギリ踏みとどまって、コーナー回りきったって感じ。 うまく行ってる。 19『そして誰もいなかった』大覚アキラさん これはうまかった。思い付いたモン勝ちだ。今回はこれかも。 25『白のふわふわ』スナ2号さん 天使を掴んでいる感触が、猫や小さな鳥を捕まえているときの感じでよかった。猫や鳥をあんな感じで捕まえていると、この天使みたいに、遠慮がちに抵抗・妙に無抵抗って感じなんだよなあ。捕まえているこっちが、なんか「負けてる」って感じるんだよ。 26『シャイニング・スター』カピバラさん 最後の一文が効いてる。 この人、国語の「次の文から思うことを述べなさい」みたいな問題得意だったんじゃないかなあ。自分が言おうとしていることを把握しきってる感じがする。 28『白黒ガーゼ』るるるぶ☆どっぐちゃんさん いいねえ。目眩がするよ。 というわけで、大覚アキラさんの『そして誰もいなかった』には、なんか「座布団一枚!」的なものを感じたけど、天使を捕まえている手触りが伝わったスナ2号さんの『白のふわふわ』にします。実際天使を捕まえるとこんな感じかも、とホントに思った。 (アナトー) 票者:QBOOKS登録作者 感想: ラストで安心させられました。 票者:QBOOKS登録作者 感想:今回は結構低調に感じた。その中で突出していたのはこれ。うまくまとまっている。感情が、きちんと書かれている。こういうのはQではあまり評価されないような気もしますが、頑張って書いて下さい。 票者:QBOOKS登録作者 児童虐待 ごんぱちさん 感想:オチにやられました! そして、オチを知ってから読み返せば読み返すほどすばらし〜作品でした。最近やたら重いテーマに取りかかってその重さに押し潰れちゃってる作品が多い気がして仕方がなかったのですが、これはお見事。あ〜、でも小学校の宿題手伝ってもらわなかったら僕も今ごろは… ってなワケで、世の親御さん方が虐待しない事を祈りつつこの作品に一票っ! 票者:QBOOKS登録作者 感想:ラストの「落ち」が多少弱い感じもしたが、見せ方がうまいと感じました。 票者:QBOOKS登録作者 感想:この作品はあえてスルーしたいと思っていながらも、 いざ投票するとなるとこれが真っ先に頭に思い浮かぶ。 本屋で売ってる文庫のオムニバスなどでも この手のオチの物が好みです。 票者:QBOOKS登録作者 サバンナのような夜 第1素描室さん 感想:今回よいと思った作品は以下の五作品です。このうち, 「サバンナのような夜」を最優秀として推薦します。 ★★「サバンナのような夜」 未知のフルーツに対する淡い好奇心と,「香川くん」への 淡くて危なっかしい興味が,抑制された文章で写実的に描 かれています。大人らしい遊び心が洒落ていますね。ただ, 冒頭の行間は詰めた方がいいと思います。段落がはっきり します。 ★「児童虐待」 しっかりとしたオチのある作品。ショートショートとして 完成しています。最後,「職員」は児童虐待を嘆いたのか, それとも些細なことも虐待にしてしまう風潮を嘆いたのか, どちらにもとれますね。これも面白いところです。ただし タイトルは少し重い気がします。「いやな時代」にしたら どうでしょう。 「十字街,鮫退治」 街に水が溢れたら鮫が来るかも,という子供っぽい空想と 硬く真面目な文体のミスマッチが笑いを誘います。設定勝 ちです。 「シャイニング・スター」 衒いのない,素直な文章だと思います。もう少し会話文に 頼らない書き方をするといいかも知れません。 「食えない話」 「食えない」の両義性を上手く使った話。文章も落ち着い ています。誤字(上手い→美味い)が残念です。 票者:純粋読者 感想:ドラゴンフルーツ、わたしも食べたことはない。 でも、昔から気になって仕方がない。 スターフルーツも、同様に気になって仕方がない。 同じく以前から気になっていたドリアン、 こいつはこの前食べてみたが、二度と食べたくない。 票者:QBOOKS登録作者 歴史管理官 太郎丸さん 感想:1000字に無理につまっていても、大きな広がりを感じさせてくれる作品も 好きです。分かりづらかったですが、そこがよかったです。掲示板の作品解説 もおもしろかったです。 あと、今回は三作品でヨーコ(ヨウコ)という偶然同じ名前が出てきたのが おもしろかったです。しかも全部カタカナで。 票者:QBOOKS登録作者 感想:明るい空気、と面白い設定に、舌を巻いた。今回はとにかくこれ! 2位は、さとう啓介さんの「八月の夕陽」 さとうさんの作品は、いつも切なくなりすぎて次点が多い。 でも、すごく注目しているので、頑張ってください。 3位犬宮さんの作品も、いつもちょっとした驚きがあって楽しんでいます。 票者:QBOOKS登録作者 そして誰もいなかった 大覚アキラさん 感想:こわい!! これは怖すぎます!!! 誰かと話をしているのに、じつは相手なんかいなくて、さらに自分すらもいないとは!! もしかしたら、こうやって書いている感想すらも、壮大なひとりごとの一部にすぎないかもしれなくて……。 ひいいいいいいいいやあああああああ!!!!! 票者:QBOOKS登録作者 感想:結末にびっくり。不思議で深い雰囲気だと思いました。長田一葉さんの「坂と自転車と兄ちゃん」にも、じわりときましたが、印象が強かったのは大覚さんの話だったので、こっちで。他にも、犬宮シキさんの話や、満峰貴久さんの話にも惹かれました。 票者:QBOOKS登録作者 新しい車 佐藤yuupopicさん 感想: 久しぶりに、コレは書けねぇー。と思った作品。本人とお会いしたときに「別れてみると何やってたんだ、アタシと思うけれども、でもその時は酔わせてくれるような恋がしたい」と仰っていたのを思い出す。ああ、そういうコトなんだろうな。小生もこういうコト書いて、読者をヒィヒィ言わせてみたいもんである。 次点、中川きよみ「遠い道」 太郎丸「歴史管理官」 長田一葉「坂と自転車と兄ちゃん」 でも、全体的に低調だったかも。(M) 票者:QBOOKS登録作者 感想:会話のリズムが上手い。みいちゃんの揺れる想いにも無理なく共感できました。 すとーんと心にしみこんでくる佳作だと思います。 票者:QBOOKS登録作者 裸の王様 ハンマーパーティーさん 感想:う〜ん、う〜ん・・・決まんない。 それでも、どれか一つ選ぼうとすると・・・これかなぁ? 王様がTGなのかTSなのかがよく分かんなかったりするんだけど、インパクトはあったし。 票者:QBOOKS登録作者 感想:特殊な立場と特殊な性癖。 ありがちかも知れませんが面白い内容でした。 うまいと思いました。 票者:QBOOKS登録作者 うさばらし 浅田壱奈さん 感想:なんだか笑えました。 票者:QBOOKS登録作者 感想:笑えました。これから、後頭部の薄いおじさんを見るたびに思い出しそうです。 票者:QBOOKS登録作者 アカクカノジョハサク 犬宮シキさん 感想: テンポが気持ちよかったです。内容もなかなか。今回、一番バランスが取れていた作品てした。 票者:QBOOKS登録作者 哀しい結末 満峰貴久さん 感想:読者によって違う落ちを想像させる作品。この私に3回も読み直させるとは立派。今後もシンプルな構成で余韻を残す作品を期待しています。 票者:純粋読者 ほんとの眼 氷月そらさん 感想: こういう可愛い系の話を書かせたら無敵だなぁ、そらさんは。 少女漫画風な挿し絵でも付けたくなる。描けないけど。 票者:QBOOKS登録作者 凹〜ソンザイの証明 II〜 檸檬さん 感想:セリフの連続部分が、回を増すに従って不可解さを増して行くんだけれど、「生体と意思」といったような深い部分も垣間見られる感があって、とにかく面白かったです。 前回と今回は、なんとなく良かったですが、このシリーズを続けられちゃうとちょっと困るような気もします。 票者:QBOOKS登録作者 ATOLL 川辻昌美さん 感想:淡々とした語り口に作り物ではない人生を感じた。 票者:QBOOKS登録作者 シャイニング・スター カピバラさん 感想:1000字という分量にバランスよく収まったシーン。 描かれている内容と作者の意図する気持ちがよく伝わってきた。 票者:QBOOKS登録作者 八月の夕陽 さとう啓介さん 感想:今回の凄く気にいった作品は以下の7作品。 『当たり籤(くじ)』思春期の男と女の形が可愛い。 『坂と自転車と兄ちゃん』兄を想う弟が健気。 『増子、チアノーゼ』読んでいて安心出来る(癒される) 『全ては狼男の手の上に』新鮮な犯罪小説 『そして誰もいなかった』アイデアに脱帽 『新しい車』女性が可愛い。 『八月の夕陽』主人公の気持ちが痛い。 で、その中でも『全ては狼男の手の上に』と『そして誰もいなかった』に関しての意外性は絶品だったし、『増子、チアノーゼ』は心地よい読後感が嬉しかった。でもこの中で私が選ぶのは、主人公の想いが溢れている『八月の夕陽』です。恋人とは違い、親子の関係という血の繋がりでの関係に、作品に凄みが出ていて良かった。 票者:QBOOKS登録作者 |