第25回詩人バトル結果
 発表4月7日
  INDEX
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 エントリ 作者 作品名 文字行数 得票 ★
 1 繭  pray to the sky  32   
 2 aluma   ファンタスト  29   
 3 8148(略)ソラン  有罪  37  1
 4 本作品の公開は終了しました   
 5 IONA  ランドリー  9  1
 6 山口幸子  出発。  20  1
 7 haneruku  親友  459   
 8 ぶるぶる☆どっぐちゃん  春一番  30  4
 9 みや  憎しみの輪廻  0   
 10 さゆり  いいところ  19   
 11 さと  螺流旋  288  1
 12 五月原華弥   ずっと好き  18   
 13 欠番    
 14 ヨケマキル  ママ、さよならだ  35   
 15 三浦智恵  天国  13   
 16 奈緒  再会  82  1
 17 欠番      
 18 加賀 椿  あの頃よもう一度  18  1
 19 佐藤yuupopic  拝啓、弁当屋さん  0   
 20 大覚アキラ  黒い母鵞鳥  36  2
 21 日向さち   引力  23  1
 22 春九千  三月マーチ♪  20  2
 23 小松知世  幸せ  7  2
 24 有機機械  引力  18   
 25 木葉一刀(コバカズト)  歌舞伎町ブルース  51   
 26 檸檬ラ  母屋(おもや)  42   
 27 棗樹  音楽の話をしよう  16  1
 28 橘内 潤  『Sunny Days And Tuesdays』  15   
 29 獅焔  僕AND君  13   
 30 沙汰  残されたもの  11  2
 31 空人  恋海、わたし 泳ぐ  23  3
 32 狭宮良  羽化前夜  27  2
 33 氷月そら  どこかにある、その、  44  3
 34 若桜 満  別れ  30   
 35 蜜   Dolls  13  1
 36 葉月みか  ポストカード  41  1
 37 麻葉  妄想  23  1
 38 詠理  光波に因る諸感覚  1
 39 香月朔夜  いろんなカタチ  127   
 40 WAKA  笑み  14   
  推薦作品なし      2


おめでとうございます!

第25回詩人バトルチャンピオンは、ぶるぶる☆どっぐちゃんさん『春一番に決定しました。
ぶるぶる☆どっぐちゃんさん、おめでとうございます。
なお、ぶるぶる☆どっぐちゃんさんは晴れて第4代グランドチャンピオンになられました。



感想票

推薦作品:春一番
作者:ぶるぶる☆どっぐちゃん
感想:何がいいと聞かれるとはっきり言えないのですが、
一番心に残ったものなので。
急に春らしくなっていく季節のはやさとか、
何かちょっといい話的なストーリーが織り込まれている
ところとかが好きなのだと思います。

推薦作品:春一番
作者:ぶるぶる☆どっぐちゃん
感想:この作品、好きです。感想も浮かばないくらいぐっときました。

推薦作品:春一番
作者:ぶるぶる☆どっぐちゃん
感想:今回気になったのは以下の2つです。
IONAさん「ランドリー」
 恋愛詩でいいなぁ、と思えるものは少ないのですが、これはなかなか好きです。
 言葉が少なく、だから読んでいろいろ想像できるのがいいです。
 たぶん空は青いと思う。洗濯物は気持ちよくぱたぱたいっていると思う。
 手紙、出さなかったね。どうしたんだろう? かなしい。かなしいね。
ぶるぶる☆どっぐちゃんさん「春一番」
 ぶるぶるさんは独特の表現を持っていると思います。
 今回の、
 >そうやって吹き込んできた春一番が
 >「今月の事故死者数」の看板の赤字を書き換えて
 >吹き過ぎて行く
 こことか、
 >春一番と同速度で
 >コンピュータに命令を続ける
 こことか、私は絶対思いつかない表現だし、すごいなぁと思います。
 明るいはずの春一番や桜が、かなしい材料として使われているのがいいですね。
迷うところですが、今回は「春一番」に投票します。

推薦作品:春一番
作者:ぶるぶる☆どっぐちゃん
感想:「技師」の何らかのプロ意識が「完璧なイントネーション」を生み出したところが気に入りました。「生」というものを引き立たせるはずの季節である春が、もしかしたら実は漠然とした「死」の観念と背中合わせになっているのかなぁと思いました。個人的に好きな作品です。

推薦作品:恋海、わたし 泳ぐ
作者:空人
感想:ベッドで泳ぐという所が好きです。
恋のもどかしさみたいなものが伝わってきていいです。
この作品に一票入れます。
「拝啓、弁当屋さん」(佐藤yuupopicさん)と悩みました。
あと好きだったのは
「ランドリー」(IONAさん)
「『Sunny Days And Tuesdays』」(橘内 潤さん)
です。

推薦作品:恋海、わたし 泳ぐ
作者:空人
感想:前回に続いて空人さんの作品に投票。せつないです。

推薦作品:恋海、わたし 泳ぐ
作者:空人
感想:自分のも含め、
正直今回はあまり気になる作品が少なかったのですが、
そんな中で光っていたと思える作品は次の通りです。
Entry8 「春一番」 ぶるぶる☆どっぐちゃんさん
Entry10 「いいところ」 さゆりさん
Entry19 「拝啓、弁当屋さん」 佐藤yuupopicさん
Entry22 「三月マーチ♪」 春九千さん
Entry31 「恋海、わたし 泳ぐ」 空人さん
この中で今回は空人さんに投票します。
男性作者が女性の恋愛心理を書いた面白さも然る事ながら、
描写がとても繊細なところから、
主人公の人物像もすごく活きていると思いました。。

推薦作品:どこかにある、その、
作者:氷月そらさん
感想:今回もこれだ、と決めることはできなかった。
消去法で氷月そらさんの「どこかにある、その、」。
若々しいイメージを損なわず、伝えたい内容がよくわかると思う。
彼女らしい個性が感じられます。

推薦作品:どこかにある、その
作者:氷月そらさん
感想:気になるところはいくつかあるのだが、すごく印象的だったので。
次点はDolls蜜さん。上手いなと思ったのはポストカード葉月みかさん。

推薦作品:どこかにある、その、
作者:氷月そら
感想:欲しい何かは何なのか。あるのかないのか。
それすらわからず、求め続け、期待し、裏切られ、いらだつ。
悪循環。
やりきれない思いがやってくる、そんな強い印象でした。

推薦作品:黒い母鵞鳥
作者:大覚アキラ
感想:読んでいると、メロディーになって頭の中に入ってきました。

推薦作品:黒い母鵞鳥
作者:大覚アキラ
感想:推薦作:#20 大覚アキラさん「黒い母鵞鳥」
今回は、印象的な詩が少なかった。もう一度読みたいと思う詩が。
そんな中で群を抜いていたのが大覚さんの作品だった。
なんて悲しいんだろう。リズム感と言葉遣いの妙が、
一見言葉遊びの様を呈しているが、決してその域に収まっていない。
こういう詩に出会うと「才」という文字が脳裏に点灯する。
初見でたぶんこれが元ネタなんだろうと思うものは、
とてもよくわかったが、そうでなかったとしてもこの詩に感じただろう。
「引用は決してフェイクではない」という事を改めて実感する。
もしこれがチャンピオンにならなかったら、自分の感覚と
他の方の感覚の違いをよりいっそう感じてしまう……。
大覚さん、本当にどうも有難う。これからもどうか読ませて下さい。
大覚さんの作品がとてもよかったので自分的に次点はないのだが、
ほかに印象に残った作品は、  
#3 8148(略)ソランさん「有罪」    
#26  檸檬ラさん「母屋(おもや)」    
#36  葉月みかさん「ポストカード」 
#37  麻葉さん「妄想」   
特にイグチさんの、「海」に対するリアリティは、印象深かった。
どことなく全体的に頭の中で書かれたものの感が否めないが、
「海にいる事」へのリアリティは真に迫った。
潜在的な能力の高さなんだろう、きっと。

推薦作品:三月マーチ♪
作者:春九千
感想:幾つか、好きな作品があったのですが、季節的にも気分的にもこんな楽しげな気分が良かったので、「三月マーチ♪」に一票です。
リズムや言葉使いが読んでいて心地よく、春の楽しげな感じを与えてくれました。「3歩下がって 4歩前」というフレーズが三寒四温をこんな風に表現するとは、といった驚きがありました。
最後の「キタ━━━━━o(^O^)○━━━━━ッッッ♪ 」にはやられました。
他に良かった作品としては、
「ママ、さよならだ」(不思議な余韻が良かったです)
「幸せ」(短いけれど「幸せ」ということが表現されいてほんわり暖かい感じがしました)
「母屋」(前半の8ミリフィルムを見ているような懐かしさを思う気持ち、時の流れの表現が良かったです)
です。

推薦作品:三月マーチ♪
作者:春九千
感想:元気が出ました:ぢもうすぐ春です:タ

推薦作品:幸せ
作者:小松知世
感想:それが幸せです!

推薦作品:幸せ
作者:小松 知世
感想:ええ〜ですなぁヽ(´ー`)ノ
まさにこれが
ザ・ぢ小市民的幸せ
てな感じですね(^-^)b
この関係が発展していくと
スイートハニー♪
ダーリン♪
になり
ママ
パパ
になり
いつしか、
おばあさんや
おじいさんや
と呼び合う中になってくんだろうネー
メシ・フロ・ネル
・・・・・・・
てナ関係には陥ってほしくないなー(w)

推薦作品:羽化前夜
作者:狭宮良
感想:言葉に力が宿っていた。
実に、美しい。

推薦作品:羽化前夜
作者:狭宮良
感想:前回と比べたら非常に面白いバトルだったが、投票するなら「黒い母鵞鳥」か「羽化前夜」のどちらかだと思った。で、いざとなると私の中ではっきりと白黒が分かれた。
「黒い母鵞鳥」
「うしろの正面誰ァれ」というフレーズが気にかかった。同質のものではあるが、マザー:グース以外をパクるのは、タイトルからして許されないのではないか。そうなると「一つ積んでは父の為/二つ積んでは母の為」というのもパクリと言えるだろうから、この部分も評価しがたい。大覚語とマザー:グースで統一されていたら、間違いなく投票したと思う。あるいは、別のタイトルであれば良かったのではないだろうか。
リズムの良さを保って書かれているからこそ、この詩は良いのだ。子供のかわいい声で読んだら、一層“黒さ”が引き立つに違いない。
「羽化前夜」
40作品中、一番素直に好きと言える作品だった。
奇抜さを狙わずに表現の面白さで挑んでくる姿勢は、いつものことながらとても好感が持てる。無理を感じさせない、等身大の美しさがあった。「黒い母鵞鳥」と違って、この作品はリズムを意識しすぎないところに良さがあるのだと思う。
タイトルに「前夜」と書いておき、一連目から朝を描いているが、これを無意識にやっているのだとしたらすごい。読者に引っ掛かりを覚えさせて、気持ち良く理解させてしまう。達者な人だ。
そんなわけで狭宮良さんに一票。

推薦作品:残されたもの
作者:沙汰
感想:沙汰さんの今回の作品は、タイトルが意味深で、
読めば読むほど謎が深まった。
推薦作以外に、今回、印象に残ったのは以下の8作品。
「有罪」8148(略)ソラン
「春一番」ぶるぶる☆どっぐちゃん
「ママ、さよならだ」ヨケマキル
「拝啓、弁当屋さん」佐藤yuupopic
「歌舞伎町ブルース」木葉一刀
「母屋(おもや)」檸檬ラ
「音楽の話をしよう」棗樹
「ポストカード」葉月みか

推薦作品:残されたもの
作者:沙汰
感想:自分も含めて長々と書いている人が多い中で、すごく印象に残りました。
真っ白な中に空が一本引かれた映像がすごい好きです(^ ^)。 

推薦作品:あの頃よもう一度
作者:加賀 椿
感想:空、風、自由と並べた後の「なのに」が印象をがらっと変えてていいなと思いました。
もう少し、題名が捻ってあってもおもしろいと思います。

推薦作品:ランドリー
作者:IONA
感想:タイトルのせいもあると思うのですが、映画☆ぢランドリー:ぢを連想してしまいました。
けれども、やはり好きな雰囲気なのでこれに一票を投じます。
これといった決め手はないのですが、なんていうか、色がいいですね。イメージカラーというのか、なんというのか。

推薦作品:音楽の話をしよう
作者:棗樹
感想:作品名はもう少しひねって欲しかった気もしますが
「五線譜がほどけ/音符は独り歩きをし」や
「ピアニストの腕のあいだにある/美しいものを慕って」という表現は
素敵だなと思いました。
「静かに光る/涙ぐむ」というシメも 余韻があっていいなと思ったので
棗樹さんに一票です!

推薦作品:再会
作者:奈緒
感想:なんか心があったかくなるカンジですごいすきです。
次やることに希望をもって取り組めそうな、そんな気持ちになりますね。

推薦作品:引力
作者:日向さち
感想:私的に、宇宙、星、月ネタが大好きだったので、気に入りました!

推薦作品:ポストカード
作者:葉月みか
感想:括弧の部分が、ときにスパイス、ときに吐息となっているのが素敵です。緩急の付け方もうまいなと思いました。

推薦作品:螺流旋
作者:さと
感想:良い作品がいくつかあって迷ったのですが、比喩の上手さでやっぱりこれ!と決めました。
文からどんな喩えなのか楽に想像できた、でも単純というわけではなく、新しさがある。
そういう点ですばらしいなぁと思いました。
特に好きなのは第三連です。
「夕日が空を捨てた時 光りがそっと 泣きました。」で、一瞬だけ眩しくひかった光の最後の輝きを見た気がします。
「心が悲しみを捨てた時 恋がひそかに 泣きました。」ではそれを受け継ぐことによって、うまく二重に喩えることができたのではと思います。
恋がどういう風に泣くのかはわからない、だけど日没に泣く光を知っているなら・・と。(あくまで私なりの解釈ですが。)
ただ流れ的に第五連の後すこし物足りない感じがしました。

推薦作品:妄想
作者:麻葉
感想:高校時代の電車通学を思い出しました。
でも、わたしはよく寝てました。わずか十分だったのに……。

推薦作品:Dolls
作者:蜜
感想:伝わってくる若々しさは身悶えするほど恥ずかしいのに、
どこにも文句のつけどころがないので、素直に好きだと
認めることにしました。
ヨケマキルさんの『ママ、さよならだ』と
ぶるぶる☆どっくちゃんさんの『春一番』も良かったです。
前者はリズムの不安定さと少年キィの危うさがいい感じで、
後者はもう、うまいなあ……と。ほんのり哀しくなりました。

推薦作品:有罪
作者:8148(略)ソラン
感想:有罪ですか。分かるような気がします。自分の不用意な言葉をうらんだこと、私もありますから。あまりの恥ずかしさに、大きな石でもって自分の頭を割ってしまいたい。夜半目覚めて、そんな風に思ったこともあります。人は誰でも、有罪なんでしょうね。大なり小なり、間違いを犯さない人はいないと思う。「有罪」とても考えさせられる詩でした。

推薦作品:出発。
作者:山口幸子
感想:端的にリズミカルなテンポでさらりと入ってきた。
最後の言葉が良かったです。

推薦作品:光波に因る諸感覚
作者:詠理
感想:「母屋(おもや)」と迷って、こちらに一票。
読み終えて、風が見えたような気がしました。文章でこういうことができるのだな、と驚きました。

推薦作品:なし
作者:なし
感想:良い面子がそろい、期待を膨らませるタイトルが私の興味を引いた今回。
タイトルに期待しすぎて内容でがっかりしてしまうことが多く、内容があまり心に残っていない。
自作なんてタイトルと内容が一致しないくらい忘却の彼方。
次回に期待

推薦作品:推薦作無し
作者:無し
感想:今回は全体的にもう一歩だな、と思いました。春だし皆さん忙しいのでしょうね。わたしも忙しかったです。四月からまた頑張りましょうね。


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