|
Entry1
僕は虎
神様に産み落とされた僕
今僕は虎になろうとしてる
全てがいやになったと
自分ならどうにでもなってしまえと
牙をむき無鉄砲に襲い続ける
虎になっている
君が僕の目の前に体を差し出したら
僕は何の躊躇もなく噛み砕いてしまうだろう
君が笑っているのを
僕は獲物の油断としか取れないだろう
泣き叫ぶ声だけは一人前の
とっても小さくて気の弱い虎
自分を大きく見せようとしている虎
いつも悪ぶってる虎
いつの間にかどちらが本物か見失った虎
目の前の利益だけを食い殺す虎
時々自分を振り返っては
必死で正当化しようと・・・
でもそんな虎でも
矛盾した優しさは持っている
親子の群れは殺せないような
綺麗な花だけは踏み荒らさないような
そんな矛盾
唯一の気休め
そんな虎でも僕は生きて行く
そんな気休めで嬉しかったり
涙を流せたりできる限り
僕は間違ってますか?
おに
http://p1.lightws.com/~oninouta/
サイト名■STEEL MY HEARTS
文字数(行数)28
↑TOP
Entry2
狂うことは気持ちいい
僕は君さえいればいい
他のものなど必要ない
2人の閉じられた世界だけが
僕に残っていればいい
そして君が その
間違った世界を受け入れてくれれば
なお、いい
僕にとって君が全てだ
別に 受け入れてくれなくとも
それは それで
そこまで書いて書くのをやめた
恋の歌 だったはず
でも これは何だろう
こんな狂った考えが
恋だと? そういうのだろうか
そんな馬鹿な!
恋とは もっと
美しく
きらびやかで
高尚な
感情 であり
世界 であったはず
恋なんてわからなくとも
そうでなければならないはず
こんな歌 ではない
絶対に!
恋を知らない自分の歌った
無垢な言葉を思い出した
今ならわかる 答えてあげる
恋とは 狂乱
狂った世界こそ 恋の本質
Entry3
堕眠
眠くて眠くて仕方がないんだ
どんなに眠っても足りない
眠気が晴れることはない
眠っていたいのに
起きたくないのに
やがて目を閉じても眠れなくなる
意識まで飲み込む眠りはもう来ない
心のどこかで知っている
眠気なんてとっくに消え失せていたことに
けれど必死に目を閉ざす
眠りへと誘われることを願って
Entry4
こんぺいとう
空から降るキラメキは 滝のよう
私の手中には 一握のコンペイトウ
大きく口を開け空仰ぐ キラメキたくさん飲み込んだ
大きな口を閉じ手見る キラメキたくさん吐き出した
大地に広がる キラメキたくさんみ〜つけた
Entry5
アイコ
君と 夕飯の片付けを賭けた
真剣な勝負
ジャンケン ポイッ
アイコデ ショ
アイコデ ショ
アイコデ ショ アイコデ ショッ
って 5回も続けて
アイコになると
僕は何だか
同じ形をした
ふたつの手を見るたびに
満たされた気分になって
腹の底から
笑いがこみ上げてきて
「もういいよ 僕の負けだ」
なんて
頬をつり上げたまま言って
そそくさと
台所に立つ
君が
踊るような声で
「ニラメッコじゃないのに」
と言うのを
背中に聞きながら
Entry6
自由
例えば僕に借金がなかったら
僕は欲しいものが買えるだろう
例えば僕が会社に勤めていなかったら
僕は行きたいところへ行けるだろう
例えば僕に恋人がいなかったら
僕はたくさんの恋ができるだろう
例えば僕に家族がいなかったら
僕はいつでもたれ死ぬことができるだろう
でも考えてごらん
それらは本当に僕を縛りつけているの?
ただ僕自身が張り巡らした命綱に
自分で絡まって身動きがとれなかっただけでは?
きっとそれらを切り離しても
世界は滞りなく回り続けるし
僕の心臓も鼓動を打ち続ける
だから僕はやろうと思えばなんだってできる
そこにあるのは
この世界というただの広がりと
この僕という一個のかたまりだけなのだから
Entry7
あの夏の恋
君の足はちょうど
泥沼の淵にあった
私は君の足首をつかんで
這い上がった
君は背丈ばかりが大きくて
ぐるりとした眼には
何も映ってなどいなくて
それは 私にちょうどよかった
花火の舞う夜は手をつないでいたい
と言う
君の甘さがちょうどよかった
疲れた私にちょうどよかった
地球にナナメに立っている
オレサマな君を
ただ 微笑んで見ていればよかった
寝転んでただ 見ていればよかった
私にはちょうどよかった
何も映らない眼が
やんちゃな胸板が
長い腕の絡み具合が
疲れていたからちょうどよかった
背丈ばかりが大きくて
地球にナナメに立っている
オレサマな君がくれたのは
小鳥のようなキスだった
今も飛んでいるんだろうか
それとも誰かの籠の中か
もうどうでもいいことだけれど
あまりにも今夜は夏すぎて
たぐり寄せずにいられなかった
もうどうでもいいことだけれど
苦い夏の恋だった。
凛
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Shikibu/4054/index.html
as-a-crystal
文字数(行数)41
↑TOP
Entry8
5087398
5087398 398 398 (コノハナサクヤ サクヤ サクヤ)
5087398 398 398 (コノハナサクヤ サクヤ サクヤ)
* 819 3732 846 (太陽ハイク ミナミニ ハシル)
@ 8326 55086 92(月ヤ満ツル ゴゴヲ食ム空ニ)
3892 93874 5332 836 (サバクニ 草ハナシ 小耳ニ ハサム)
3892 87879 96232 46 (サバクニ 花ハ無ク クル文ニ ヨム)
911486175 79 36146260 (クイイジノハル蝗 ナク サムイ夜ニムレ)
142 48463890 8640678 846 (一夜ニ 皺ヨルサバクヲ 羽虫ノ群ハ ハシル)
* 0073573 860920262 19 (太陽 オオナミコナミ ハルノ邦ノ風呂ニ イク)
@ 1732 1651 35057026 (月 ヒトナミニ色恋 珊瑚ノ粉ヲフル)
17158 651 3614840360 34 (イナイ子ハ ムゴイ サル石橋ノ猿ヲ 刺シ)
@20461740 69 8605830 3389 (月似ノシロイ梨ヲ ムク 春ノコワサヲ 囁ク)
17158 630 003302842 183 (イナイコハ 無惨 大耳ノ庭師ニ イヤミ)
9618770 69 @2 4603630 3389(クロイバナナヲ ムク 月ニ 夜ノ寒サヲ ササヤク)
5087398 398 398 (コノハナサクヤ サクヤ サクヤ)
5087398 398 398 (コノハナサクヤ サクヤ サクヤ)
5087398 398 398 (コノハナサクヤ サクヤ サクヤ)
22362 0679 (フジサンロクニ オームナク)
ながしろばんり
http://www5a.biglobe.ne.jp/~banric/equinox サイト名■Equinox.
文字数(行数)18
↑TOP
Entry9 旅する
高速道路の隧道は
僕等の生まれたときと
とてもよく似ている
轟音と
きらきらした光と
気紛れに剥がれたタイルと
崩れていくイメージの全て
が
其処にあって
綺麗だ
高速道路の隧道を抜けて
僕が生まれたとき
雨が降っていたなら
僕はそのまま膨れ上がり
三秒で大人になれるだろう
水膨れした身体でもって
僕等は分裂を続ける
Entry10
時空の一点
陽の光が
雲の裏側にはねかえって
その輝きを表へ
控えめにもらす
鳥は
深遠な蒼い水彩につつまれて
命を燃やしながら
巣へ帰っていく
小さな営みは
重なりあって
遠くに霞む
雲は流れ
やがて空へ還る
相川拓也
http://hp.vector.co.jp/authors/VA018368/
サイト名■iKawa's Telescope
文字数(行数)16
↑TOP
Entry11
神様ごっこ
インチキの荊の冠
おまえのための
首飾りにしてやろう
首筋に感じる
絶対的な速度
音速
光速
まばゆい風
頬を切る光
振り向きざまのビルボード
溶けて
見たこともない
色で
ほら
錬金術
父と子と聖霊の御名において
おまえのパパと
おまえのママと
おまえの遺伝子の
チープな原罪を肩代わりしてやるよ
さあ涙を拭いて食べてごらん
スピードの味は
新発売のチューインガム
大人気で売り切れちまったってさ
Entry12
朝の水族館
駅を降りれば水族館
朝靄の中を
魚たちが連なって泳いでる
立ち止まって挨拶してるの
はしゃいでぶつかり合ってるの
ひとりもくもくと泳いでるの
思い思いに
目の前を通り過ぎていく
そしてわたしも
自転車をこぎ出すのだ
魚の一員になるために
Entry13
小鳥ちゃんのヒミツ
この馬鹿みたいな暑さと湿気の中、
レザージャケットを羽織って、グローブはめて
フルフェイスメットを被って出掛けるアナタが嫌い。
「気をつけてね。怪我しちゃイヤよ」なぁんて
真っ赤な舌を出したハニーのハグに
満足げに頷いてスロットル開けるアナタが嫌い。
そう。たまらなく、嫌いなの。
舌切られる前に、見切りと踏ん切りつけないと。
でも、それって結構面倒くさいのよね。
どっかで派手にクラッシュして、
アタシのこときれいさっぱり忘れてきてくれないかしら。
そしたらすっごく楽なんだけど。
んんー。天気いいし、洗濯でもするかな。
葉月みか
http://lsg83.fc2web.com/
Lady, Steady, GO!
文字数(行数)20
↑TOP
Entry15
キリエス博士の臨床実験
盗んだセダンに乗っかって
深く深く夜深く
皮膚から粘膜すべり出て
狂狂時計は刻み出す
ブギィの拍子
ブギィの拍子でノックする
夜ってこんなだったんだ
とても冷たくだらしなく
闇が車線でずれている
キキキキ笑いが止まらない
キリエス博士は住んでいる
夜の小箱に住んでいる
夜襲プランに乗っかって
低く低く夜低く
ヒエラルキーは崩壊し
無情のよだれで浄化して
葬葬時計は動き出す
キリエス博士は笑ってる
ボクの隣にいつもいる
セダンが壁に激突し
博士が実験開始スル
やみの黒色持って来て
ボクの死体にかぶせたら
ホントの夜の完成だ
まっくらやみの完成だ
ブギィの拍子
ブギィの拍子でフアックする
ヨケ:マキル
http://www5.ocn.ne.jp/~yoke/
サイト名■hAsAmi
文字数(行数)27
↑TOP
Entry16
ツーリング(ある日常的なヒトコマ)
待機場所から移動させて
キーを差し込みエンジンをかける
気に入って買ったメットとメッシュのグローブ
出発前は少し別人になる
家の前の道路にはまばらに車が走り
その流れと一つになるべく
マシンに跨る
真っ直ぐに伸びる道路
少し左にカーブしたその先には
青い空が広がり
左手には眩しく光る海が見える
風をきる音と
バタバタと煽られるジャケット
少し遠出以上はTシャツでは乗らない主義
真っ直ぐ見る視界は
いつもよりもずっと広いような気がした
小さな一人旅ももう随分慣れてきた
むしろ心地よい
辿り着いた店先で買った一本のジュースと
目の前に広がる絶景
直に感じる太陽とジャケットの中の汗
それを脱いだ時の快感が心を占める
でもメインはここではない
むしろ乗ってる事自体が楽しみ
再び跨いだマシン
何台も乗り継いで辿り着いた相棒
手放す気はない
語りかけるようにタンクを叩く
まだ燃料はある
エンジンをかけてメットを被る
見せつけるように
自己満足な瞬間
帰路を見送るのは橙色の太陽
背中で挨拶
来た時と同じ道で帰る気は毛頭ない
薄暗くなり始める道路
少しスモークが入ったシールド
常に光ってるヘッドライト
後ろに流れる薄い白煙
勘違いのアオってくる後方車
スピード上げる
もっと楽しみたかったのに
キツいコーナー
視界不良の道筋
それすらも楽しみながら攻略
何事も勉強
まだまだ上達へとは結びつかず
反省とそれでも興奮の一時
止められない
のんびりの渋滞
脇をすり抜け
そうも出来ない国道で足を伸ばす
左手にクラッチ右手に前ブレーキ
右足の後ろブレーキだけでスピードダウン
急に割り込んでくる車に威嚇
なめんじゃねーよ
もうすぐ家の前
少しずつ速度落としてマシンを止める
エンジンを切る
まだ熱を帯びてる体と心と相棒
お疲れの合図を送って
いつもの場所にマシンをしまう
メットを脱いだ後には
乾いた汗と心地よい寂しさ
そして家に入る
また今度出掛けるその瞬間まで
Entry17
ロマンチック電車、江ノ島ゆき
ホーム
に、は他に誰、もいない
打ち合わせ
終わって直帰にはまだ早い、
俺の前
とンがって
平べったい
車体
ビュン
と通過
ロマンスカー江ノ島ゆき
平日の
昼日中、海へと向かう電車
降りやまぬ
さらさら雨の中
海へと向かう
特急電車
俺は会社に戻るの
止めて
窓際、頬づえ
ふてくされ顔の女の子
の、
網棚の紙袋に、
なって
江ノ島へ
なんて、
ことはなく
会社へ
戻る
各駅停車へ
ロマンチックのせて
走る
電車
俺、のせないで
江ノ島ゆき
佐藤yuupopic
文字数(行数)234
↑TOP
Entry18
眠れぬ夜
歯を食い縛って息を吐く
叫び出さずに済むように
君が
君が君が君が
君が君が君が君が君が
いない
現実なんて永遠にいらない
Entry19
路の途中
走る人達は
何を目指しているのですか
この路の先には
何が在るというのですか
擦り切れた靴でもって
肉刺だらけのその脚は
護りきれていますか
何を、護っているつもりですか
僕たちは走ってゆく
それが当然のように言うけれど
僕たちは生きてゆく
それを当然のように言わないで
誰も彼もが
丈夫な脚を持っている
そんなはず無いのに
Entry20
三日月
三日月をそーっととって
とろーり蜂蜜をかけた
ちょこっとだけスプーンですくって
口に入れてみたら
とけちゃった
お星様がクスクス笑って
こっちを見てた
夏の風がふんわり吹いて
夜の匂いを運んでくる
ノラ猫ちゃんがひょっと出てきて
月をくわえて
逃げちゃった
Entry21
にじとじと
にじとじと にじとじと
虹がかかった空は
青いのに
嗚呼青いのに
空気はこんなにも
じとじと
じとじと
にじとじと
にじとじと にじとじと
私や木や全てに絡みつく水蒸気
綺麗な七色 あ 小さなため息
これは哀れみか感動か
じとじと
じとじと
にじとじと
湿度93%アスファルトぐちゃぐちゃ
あの虹の向こうには
何が眠って
じとじと
にじとじと
嗚呼綺麗
嗚呼じとじとの塊が
渦になり
虹になる 嗚呼 虹になる
じとじと
じとじと
にじとじと
Entry22
夜月花
自らの姿を知る時 人は己を愛おしく思う事だろう
凶音は己を素直にし 道程を華やかに映し出す
媚び諂う事を喜びとし またそれを誇負する
そんな姿を 愛おしく思う事だろう
人に愛され 至公至平を貫いても 裏切りは静かに潜む
ならば 自らを愛し 好芸を嗜む道を歩みたい
飛鳥であろうとも 道人であろうとも
夜に咲く月の花の如く
美しく 静かに 夜明けを待ちたい
さと
http://members.goo.ne.jp/home/kei5yns
サイト名■光のトンネル
文字数(行数)178
↑TOP
Entry23
這う闇
目で見えていた小さな光
抗うように手を伸ばし
光を捕まえようとしていた
そうでなければ
周りで息を殺して潜む
大きな黒い闇に
取り込まれそうで
怖かった
光は掴むことは出来ないと
抗う手の感覚が物語っていた
突如、壊れたラジオのように
流れ出す雑音
周りの闇が踊っているように
光を遮るのが分かった
いっそのこと、
あの黒い闇に
取り込まれてみれば
いいのかもしれない。
見える小さな光を
追い求めるのは、
辛くなってきた頃に。
そうすれば、やがて
私が恐れるもう一人の自分が
笑みも浮かべる事無く
事を次第に片付けてくれるだろう
例えばそれは
物を盗む、動機になりうるだろう
例えばそれは
人を騙す、快感になりうるだろう
例えばそれは
人を殺す、殺意になりうるだろう
そして私は問う
多くの葛藤が飛び交って、
それでも私は光を求めたいのか、と。
私は何も言わなかった
決められる筈もないと
今、出来ることは
私の身体に這おうとする黒い闇を
振り払うことしか出来ない、と。
Entry24
ゴーイング アンダーグラウンド
あの集中線の吹っ飛んでいく彼方に向かって、
俺らは進んでいるのだろう。
流されているような、
いないような感じで。
窓に映る自分を見ながら、
この場所が好きかと自問する。
居心地の悪さはかなり深刻だ。
ちょっとズレてる。
左右にブレてる。
違和感が舌打ちになって、
歩く速度が速くなる。
期待外れの21世紀に
突き抜けるように、真っ直ぐに、
今こそ立てる。
この中指。
くだらない奴らに背くように、
むかつく電波を遮るように、
今日も地下鉄で行こう。
果てまで行こう。
一番深いところから、
世界を暴いてやるんだ。
8148(略)ソラン
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/8364/toppage.html
サイト名■四畳半シネマ
文字数(行数)26
↑TOP
Entry25
湖
深い深いため息の湖に棲んでいる魚
僕は毎朝それを眺める
濁った水はたまに揺らいで
魚は嬉々として跳ね上がる
何を餌としてお前は生きているのか
問い質そうとも魚は喋れない
深い深いため息の湖に棲んでいる鳥
僕は毎夕それを眺める
濁った空はどこまでも続くのに
鳥は羽ばたくことを知らない
何を思ってお前は生きているのか
問い質そうとも鳥は答えない
僕のため息の湖はまた少し広がったようだ
だがそれは誰も知らない
知らなくても良いことだから
五月原華弥
http://www7.ocn.ne.jp/~kakuu/
サイト名■華空羽 -Imagenary Poet-
文字数(行数)15
↑TOP
Entry26
Now&Then
ああ だから今は
この目に映る物全てを
壊したいよ
そして何かに繋げてくの
だから今は
ここにある物全て見て
何もかも 夢に変えてゆきたいと思う
ここに何があるというのか?
わからなくて 戸惑って
此処で涙流す君が…
ああ だから今は
この胸にある物全てを
分かち合える
そんな力を君 下さい
夢が無くて 涙は流れると
君は泣いて そして過去を振り返ってる
ああ だから今は
そこまでにある物全てを
壊したいと
僕が何故思うのだろうね?
だから今は
君の目に映ってる物だけ
信じて良いよ
それが僕に出来る一つの
実力だと分かってるから
今は未だ
このままで…
YamaRyoh
http://presents-yr.hp.infoseek.co.jp
YamaRyohPRESENTS literary website
文字数(行数)31
↑TOP
Entry27
ミディアム
中くらいの 教室の中
中央右列の 席に座り
中央左列の 席に座る
中途半端な 横顔眺め (オトナなのかコドモなのか)
中だるみの 三時間目
中くらいの 恋ごころ
中くらいの スカート丈 (なんか変)
中澤裕子似 眉のカタチ (失敗)
中途半端な 気持ち抱え
中央突破の 勇気はなく
中くらいの 運勢の月曜
中くらいの 溜息ひとつ
中央線快速 君と揺れる
中野駅到着 君と降りる
中野駅周辺 君とあるく
中途半端な 距離と会話
中学以来の 「ただの友達」
中空の羊雲 ただ見てる
「中央段差有」 気づかぬ君
中央段差前 君の手引く
中央段差上 頬染める君
中央段差後 足踏み外す
中野通道脇 笑い声響き (笑いすぎ)
中野通道脇 不意の沈黙
中央改札口 君と別れて
中央線各停 乗り間違い
中吊り広告 見上げても
中身素通り アタマ虚ろ
中央線沿線 景色は流れ
中央線各停 夕暮と進む
中央線車内 君現われて
(え?)
世界の
中心揺らぐ 告白と抱擁
中肉中背の 君の肩越し
中央線車内 みな見てる
中指で君の 頬を撫でる (そっと)
中指で肩を 押しもどす (もっと、そっと)
中央線車窓 夕陽見えた (きれい)
中くらいの 恋かなう日
Entry28
影の円舞
夕暮れ
今日の終末を告げる赤
地平の彼方へ去る今日の陽
我が影も彼方へ伸びる
地平に少しの残光
落ちきらぬ陽は一瞬だけ
影を宙に舞わせる
そして帳が影を優しく包み
夜の訪れと共に闇へと開放する
大地に釘付けにされていた影は
この瞬間を待っていた
それは自転のサイクルに
裏切られることなく続く
一瞬のワルツ
闇夜に抱かれながら今宵もまた
我が影は軽やかに消失して行く
木葉一刀(コバカズト)
文字数(行数)19
↑TOP
Entry29
『perfect morn』
朝起きると なにもかも元通りなんだ
砕け散ったガラス窓も
腸を撒き散らせたクッションも
脳漿を滴らせたママもパパも
元通りなんだ
なんど壊しても 朝には元に戻ってるんだ
3,000と4回目の朝 とうとう諦めた
「おはよう、父さん おはよう、母さん」
答えはない
Entry30
『戦争と平和』ならぬ『戦争と会話』
戦争がはじまった。
暗闇に陽炎(ようえん)
地から立ち上る爆撃の火柱。
民間人は狙わない そう言っていたのに、
どこからどうみても戦争。
世論の80パーセントが反対しているのに、
戦争に参加する国もある。
「イラクを攻撃する!」
そう言い出したのも、
(9.11)テロで傷ついたアメリカの威信を取り戻すため?
コンプレックスを見せまいと、強がるが如く、
自分のプライドを守ろうとするのは何故?
大人になると、自分が「勝つこと」、「利益になること」を重視し
心理戦で相手を追い詰めようとするヌ!
しかし、勝ったあとに「うらみ」しか残らないとしたら
それは「負け」ではないのか?
恨みをかう戦いばかりしていたら
いつまでたっても悪循環ではないのか?
ああ、これって「会話」にも通じる話だヌ!
いくら自分が一生懸命であっても いくら頑張っても
相手の恨みを買うような物の言い方ならば
相手には嫌なやつだとしか思われない。
自分では良いことをしたのに せっかく言ってあげたのに
そう感じるならば
自分の言葉が「相手に恨まれるようなことか」
考えてみるといいかもしれない
「戦争で平和を取り戻す」
そう言っている人たちは 一体、どんな会話をするのだろう?
果たして「対話」ができるぐらい 「会話能力」がある人なのか?
まともな会話が出来ない人間に 対話なんぞできるわけがない
ああ、一度でいいから聞いてみたい
戦争を指揮する人たちは 一体、どんな会話をするのだろう?
もし人の話もろくに聞けない 会話ベタならば
戦争する前に 会話教室に行けばいい
ああ、一度でいいから聞いてみたい
戦争を指揮する人たちは 一体、どんな会話をするのだろう?
片岡麻実
http://www.geocities.co.jp/PowderRoom-Lavender/8570/
サイト名■BASARA STYLE〜おいしい生活のレシピ〜
文字数(行数)676
↑TOP
Entry31
その先にあるもの
恐い?
未練があるのかな?
そこが終りだ
と
思ってるんじゃない?
苦しくとも
今は幸せなんだね
自分で左右できるのは
善と悪との 分別だけ
それが良かれと
考え抜いて
成し遂げることで認められる
君は自身を失ってるのか?
自分の道を後悔するのか?
乗り越えて
きて
ごらん
ほら
勇気は必要ないよ
意思があれば
いいんだ
やるぞと思う
その心だけ
それだけで
大丈夫
でも
ここへ来るには
今の自分を捨てるのが
条件なんだ
全く違う世界なんだ
誰でも来れるわけでもないんだ
人生なんて
ちっぽけな尺度じゃ はかれないないんだ
そう
捨てちまえ
そんな事は言わない
だからこれが
最後のチャンス
乗り越えて
きて
ごらん
ほら
勇気は必要ないよ
意思があれば
いいんだ
やるぞと思う
その心だけ
それだけで
大丈夫
タロ○
http://www.toshima.ne.jp/~takuto_k/index.html
サイト名■太郎丸
文字数(行数)67
↑TOP
Entry32
回顧
机の上の真新しい顕微鏡には
ピントのボケた物体が映っている
針先でつついたら跳ねると思ったのに
いとも簡単に膜を突き破ってしまった
何かも分からないそれはぐったりとした
そのようだとは言わないけれども
それにとても近いのだと言う
肩を叩かれたので退いたら
勢いでプレートがずれてしまった
先刻まで映っていたものは消えてしまい
とても良く似た別の物体が映っている
ピントが嘘のように合っていた
それでいいのだと言う
それでなくたっていいのだとも
君は私からはらり針をとると
レンズを覗き込んで口を歪ませた
大きく抱きかかえるような恰好で
手先を微妙に左右に動かしたので
爪の中がぴりぴり痺れた
不意に振りかえった表情には
細かい埃が被さってしまったようで
払うように声をたてて笑ってみせた
手繰られるように一緒に笑うと
払われた残りが飛んでいく
ああ、淡い笑いを手段として
ただそれを待っていたのだ
発火するように煌びやかに
鼻唄のように哀しそうに
憧れをくるくる謳いながら
幼い心持を響かせては
呼ばわれるまま飛んでいく
ああ、ただの埃の内にさえ
飛ばされていく赦しがある
声を出さずに唇が動いて
そう言っているのだと思った
追われるように天井を仰いで
もう一度声をたてて静かに笑った
するとあの悪酔の声が還ってきた
ああ、せめてしめやかに
ごぅごぅ天路へと舞い去って!
Entry33
高波
ベッドに背中を預けると
記憶から浮かんできたあなたの声を
手のひらに受け止めて
少しずつ飲み込んでいく
言葉は何だっていい
あなたの波長であれば何だっていい
声の波は
頭から胸へ押し寄せて
心臓をさらっては跳ね返っていく
あなたの言葉を思い出すと
表情 仕草 距離
自分が相づちを打ったタイミングまで
すべて
一本の紐で繋がっているかのように思い出す
たまたま後ろにいた男が煙草臭かったことまで思い出して
慌てて身体の外へ追い出した
今夜は眠れなくたっていい
心臓が波を向かえるたびに締めつけられる
その感覚にすっかり飲み込まれてしまっているから
このまま身体ごと
あなたに飲み込まれてしまえたらと思った拍子に
今日最大の波が押し寄せてきた
Entry34
存在と認識とドライブ
路地裏でボクサーと哲学者が喧嘩をしていた
ボクサーが哲学者の見事なアッパーカットを喰らって倒れる所だった
嫌だな と思った
ボクサーは私の好きな選手だったし
哲学者のアッパーカットも見たくなかった
二人は世界の真理をかけてさらに殴り合おうとしていたが
路地裏に無理矢理入り込んできた車が二人を吹き飛ばしてくれた
私は車に飛び乗り
大通りへと出る
吹き飛んだ二人も後から同乗してきた
つまり 楽しいドライブになった
街にはやたらと扉が目についた
凄まじい量があり何処へでも通じているのだが
扉の内側は炎が揺らめいていて
とても熱い
よくもまあこんなものを大量に作ったものだよと思う
扉を使わずに行けるのは公園の水飲み場と工場くらいのものだった
私達はビルの屋上へ上った
「壁を壊せば扉を使わずに色々な所へ行けるじゃん」
と若者達がハンマーでビルの壁を叩いていた
「若者文化の勝利だね」
私達は風に吹かれながらそう言って笑い
ワインを飲みながら
倒壊していくビルを眺めた
ぶるぶる☆どっぐちゃん
文字数(行数)24
↑TOP
|