第1回学生作者限定テーマ付き1000字小説バトル結果

『夜間宣誓』関口葉月さん
『やかんの精』ユタさん
お2人が見事にチャンピオンの座を獲得されました。
おめでとうございます。
ぜひ、グランドチャンピオンを目指して頑張ってください。


エントリ 作品 作者 得票
4 夜間宣誓 関口葉月 3
5 やかんの精 ユタ 3
6 お湯が沸くまでに 立花聡 2
1 ぬるま湯 相川拓也 1
2 やかん 歌羽深空 1
3 俺と薬缶とヤカンとやかん 鈴矢大門 1
該当作品なし 1


 推薦作品と感想

夜間宣誓  関口葉月

感想:
 やかん、というと台所独特の湿っぽさとか、湯気の暖かさとか、そういう空気感が想像され、今回のバトルでも空気の濃い作品が多かったように思う。その中で「夜間宣誓」は一番密な空気を描き出しているように思えた。ぽつぽつ二人が喋っている感じも微笑ましい。ただシチュエーションが少し分かりづらかった。自習室があってコンロがあって、というと、どこかの塾かな? 本筋とは関係ないけれど、高校受験の倍率が4と言うのに田舎の高校生は驚いているのでした。

 次点。
「お湯が沸くまでに」立花聡さん
 MAOさんの感想にもあったように、わくわくしてここで終わっちゃうかぁ、と言う感じもするが、この雰囲気は良かった。なかなかお湯が沸かないもどかしい気持ちとか、回想して後悔していたりとか、共感できるところが多かった。

 「やかん」での言葉遊びや「やかんの精」という発想がなかったので、今回のバトルは新鮮だった。次回も楽しみにしています。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
 この手の作家はQじゃ出てこないだろう、と思ったが。
 今回の作品だけでいえば、何しろスコブルにうまい作家であると思う。受験シーズンの、なんともいえない緊張感だとか、自分のやっている「勉強」への意義なんかをとりあえずさておいて、まずは試験に通らなくては、というあの空気、の中で、この時期を生きている男女二人、である。洗練された言葉、ちゃんと空気で場面をとらえることを知っていて、実に心憎いじゃありませんか。今回は、珠玉を見つけた気分。文句なしで、これ。
 次点は、絶妙のバランスで鈴矢大門さん「俺と薬缶とヤカンとやかん」で。(M)
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
 説明がなくても自然に薬缶が存在する空間を構築できており、リアルな会話と、そこから浮かび上がってくるリアルな心情。以上が投票の決め手となった。
 ネタとラストの展開にも好感が持てるし、細かいところまで描写が行き届いているし、大きな欠点もなかったし、タイトルに「夜間」って入れてあるのも嬉しかった。
 読んでいて、なんで男女という組み合わせなのだろうと思ったが、考えてみると会話のパターンに性差が表れていて、なるほどなぁと思った。愚痴りたい女と、それに対しての答えを言ってあげている男。彼女が求めているのは、本当のところは答えじゃなくて、同じ気持ちを分かち合うことなんだと思う。例えば中盤のところで「そのための受験だけどな」なんてすっぱり言って欲しくないだろう。ラストの場合だって、頑張るしかないのは彼女にも分かってる。でも、そんな当たり前の彼のセリフに納得しているあたり、彼に対して好意を持っているからこそだと思う。
 「俺と薬缶とヤカンとやかん」の地の文がコミカルで味わい深い。待っているうちに捨てられてしまわないか、ちょっと心配だけど。あ、これ、規定外なのか……。じゃ、次点は無しで。
 全作品を読んでみて、欠点も多かったけれど、どれも面白くて良かった。
(出題者H)
投票者:QBOOKS登録作者


やかんの精  ユタ

感想:
なるほど!!! と
やたら納得しました。好きです、こういうの。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
オチが好きだった。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
そうか、やかんの精は「聞く」だけなのか。
言葉がカタコト、それも何やら気に入った。
投票者:QBOOKS登録作者


お湯が沸くまでに  立花聡

感想:
やきもきさせていただきました。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
どれも味があった。まよいどこ。
やかん、のお題でE強餅廾叺‚タが多いなか、あえてコーヒーにした「お湯が沸くまでに」にしよう。
いや、ゆっくり読んでみるとこれはおもしろい、あと数秒後が気になるところ。
コーヒーを飲みながら、是非読んでみたい。ということで一票!

次点は「俺と薬缶とヤカンとやかん」
矢口環輔だから、やかん、うまい。あとひとつ、夜間がほしかったところ。
投票者:QBOOKS登録作者


ぬるま湯  相川拓也

感想:
可愛い少年と懐かしさを感じて、読んでいました。
サンタクロースと家族を重ねてみている少年には悲しくなってきていました。
最後にサンタクロースが現われたときには一瞬嬉しくなったのですが、最後まで読むと、とても意外で楽しませていただきました。
これからもがんばってください。
投票者:純粋読者


やかん  歌羽深空

感想:
妙に年老いていくって言う哀愁がでていて良かったです。
投票者:QBOOKS登録作者


俺と薬缶とヤカンとやかん  鈴矢大門

感想:
「やかんで無くてもいいのではないか?」っと考えた時、この作品ははっきりと「いや、やかんでなくてはならない。」と思う。バケツじゃ駄目なのか、ポットを使わないのか。とか、考える間も無い。それだけやかんをうまく使っていると思う。とにかくおもしろい、このやかんに一票。
投票者:QBOOKS登録作者


該当作品なし

感想:
何回か読み返してみたんですが、どうしても一つに絞れなかった。よって、今回はなしと言うことで。次に期待します。でも新鮮で面白かったです。
投票者:QBOOKS登録作者




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