第3回学生作者限定テーマつき1000字小説バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、南 那津さんの
『青人空コンクリート』と決まりました。

エントリ作品作者得票
4青人空コンクリート南 那津4
6飛べちゃうかもしれない。関口葉月3
3fly high!! with our hope!!暇 唯人2
5二毛作、最低毛っさく歌羽深空1
7葬送の鳥スナ2号1
9千万鳥居大加速回廊kazu.BB1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

推薦作品と感想

■青人空コンクリート  南 那津さん
 
感想:3つに絞るならば、
引力のある「青人空コンクリート」。
爆発力のある「二毛作、最低毛っさく」。
化合力のある「葬送の鳥」。
「葬送の鳥」は二人がどうして憎み合う(?)のかを匂わせて書くと時間に厚みが出ると思います。絶対値で「青空」に勝てず。
主人公が最後一人になるパターンの多い”サヨナラダケガ人生ダ”なスナさんの作品の流れは、けっこう好きです。
「二毛作、最低毛っさく」は歌羽さんの詩人の面がよく出た作品ですね。
いまだにこのエネルギーがどこから出てくるのかわかりませんが、文章の絶対値は今回のバトルで最大級。

で。

「青人空コンクリート」。
> 人の形が青に落ちていく姿が見えた。
というフレーズを読んだときに眼鏡にヒビが入りました。そして最後、
> 空に落ちた人はみんなここにいるようだった。地面もない、ただ浮いているだけの世界。人間だけが、ここに連れてこられたようだった。
で眼鏡が吹き飛びました。
すごい空想力!! もしかして南さん、生命の樹、知ってました?
そうですよね。
赤い鳥居を使って魂魄を銀河に飛ばすよりも、
いっそのこと生身で青空の中に落ちてしまえばいいのです。
ただ、うちにはそれが書けなかったです。
それを書いた南さんに、一票。
(kazu.BB)

票者:このバトルへの参加作者


感想:天高く、というタイトルをこういう捉え方をしたのは面白かったです。
オチが少し弱かった、という印象があります。
票者:このバトルへの参加作者


感想:きれいどこ、3つ、月ははるかに、飛べちゃうかもしれない。天空愛歌
特に、飛べちゃうかもしれない。は、個人的に夜間宣誓よりも好き、ただ、傾向が似ていて、より高みを期待してしまったので、ともかく設定が楽しかった青人空コンクリートに。空に落ちていくまでの流れがいい、おちはきっと人それぞれ感じるだろうけども。哲学的な感じ、考えさせられるなぁ、と1票!

票者:その他のQBOOKS作者


感想:落ちが弱い、と言うか無い気もしますが、
このアイデアはとても好きです。

やりっぱなし、ほったらかし感がいなめませんが、
それ以上にアイデアと、天地さかさまの雰囲気をかいます。

これで落ちがきちんとしてたら、どんなに良い作品か、それだけが残念ですが。
票者:このバトルへの参加作者

■飛べちゃうかもしれない。  関口葉月さん
 
感想:「天高く」広がる青空が作品いっぱいにひろがっている。
ちょっと照れ臭く輝く『天使の梯子』がいい味を出してる。
懐かしいようで、新しい。何気なさそうで、感動的。これが一番です。
票者:その他のQBOOKS作者


感想: 会話と情景のバランスが絶妙。一見淡々としているが、作品全体の緊迫感はすごい。そして、「今ちょっと、舞い上がっちゃってるよ?」この一行を読んだ時の、ついにやっとしてしまうような感覚が、何とも言えず良かった。

 次点。
「青人空コンクリート」南那津さん
 何と言っても、「天高く、落ちていく」である。このイメージにすっかりやられてしまった。推薦作とも迷ったが、やっぱりオチがどうしても好きになれなかったので次点。

 飛んでいくもの、登って行こうとするものから落ちていくものまで、様々な「天高く」。楽しませて頂きました。(相川)
票者:このバトルへの参加作者


感想:前回は投票してなくて、すみませんでした。
今回は、イマイチなテーマだったかなと思ったりもしたんですが、いろんな作品があって、楽しませていただくことができました。
推薦作は、設定はありきたりという感じもしますが、空気がよく表れていて、等身大の魅力に溢れていると思います。“天使の梯子”も効いているし、タイトルも巧いなぁと思いました。ふわっと温かい感じのテンションで終わるところも好印象。
次点は特にありませんが、スナ2号さんの「葬送の鳥」は、設定がちょっと複雑で面白いと思いました。「こうなって」と「ああなって」は気になるけども、なかなかよく書けていたんじゃないでしょうか。私は、ここまで嫌いな相手というのはいないけれど、嫌いな人が死んだ後、心に居座ってしまう感覚は分かります。
(出題者H)
票者:その他のQBOOKS作者


■fly high!! with our hope!!  暇 唯人さん
 
感想:この作品が「天高く」というテーマに一番合っていると思ったので、この作品を選びました。月並みな感想ではありますが、しびれました。
票者:このバトルへの参加作者


感想:テーマはともかく(オイ)、読んでいて白熱&すがすがしい。一票。
票者:このバトルへの参加作者


■二毛作、最低毛っさく  歌羽深空さん
 
感想:歌羽さんの「二毛作、最低毛っさく」と、篠崎さんの「天空愛歌」で迷いました。

篠崎さんの作品は、地上・ビルの最上階・展望台・山頂と上っていく過程が、9作の中で一番「天高く」のテーマに合っていると思いました。内容も、途中まではどうなるのだろうとわくわくしながら読みました。が、彼女が歌い出した辺りからちょっとあれ? と思う展開になり、「お母さん…」の科白の後から、一気にメロドラマに転落してしまった気がしてしまい、残念でした。

歌羽さんの作品は、滑稽モノで「毛ネタ」はちょっとずるいかなぁ、とは思いましたが、本人たちは大真面目だけど、やってることはバカ〜ンという、私の大好きな笑いのツボを突かれてしまったのと、山中さんがいい味出していたので、歌羽さんに一票。唯一気になったのは、あまり「天高く」のテーマに合ってないのでは? ということだけでした。

南さんの「青人空コンクリート」と、kazu.BBさんの「千万鳥居大加速回廊」も気になりましたが、「青人〜」は、シュールで好きだったのに、最後が無理にぶつっと切られてしまったような読後感で、オチとはいかなくてもせめて締めがほしかったなと思いました。
「千万〜」の方は、もの凄い想像(創造?)力に驚き、その3分の1くらいでいいから分けてください(結構欲張り)、と思いつつ、話を読んだ後、「凄い」「ただ者じゃない」とは思いましたが、「面白い」が抜けていたような感じがしたので。あと、「天高く」というテーマの割に、平面的なイメージが湧いてしまいました。

以上、言いたい放題書いてしまいましたが、私は「読み手の自分」と「書き手の自分」を完全に分けているつもりなので、「こいつに言われたくない」「自分の事は棚に上げくさって」などということは、言いっこなしでお願いシマス。

(スナA)
票者:このバトルへの参加作者


■葬送の鳥  スナ2号さん
 
感想: どうも育ちの良さって言うかな。素直すぎて読者をワクワクさせたり、ショックを与えたりという気持ちに弱い気がする。トリックスターてんじゃないけど、作り話にして読者をどうしたいのか、という意志に弱い。なんかしらあるんだろうけど、弱い。これはQ学生ベテラン勢も同様で、巡りの問題かもしれない。彼らのもっと素晴らしい作品は、たーんと読んでいるわけだし。
 で、どうしようかな。相川君の書いた死に必然性は無いし、KAZUは観光案内だし。手直しすれば一番のびる可能性がありそうなのはスナ2号さんだな。よし、スナさんで。
 次点は相川君。弟の死体が転がっていた方が、肉体と精神の問題とか、リアリティは出るだろう。(M)
票者:その他のQBOOKS作者


■千万鳥居大加速回廊  kazu.BBさん
 
感想:空高く、というテーマに一番合っているのではないかという事でこちらにさせて頂きます。良い作品、有難う御座いました。
票者:このバトルへの参加作者