第1回中高生500字小説バトル結果
記念すべき第1回バトル。ちょっと寂しいバトルでしたが、これからに期待したいと思います。
      チャンピオンの座を獲得された『ピーター パンッ・・・』歌羽深空さん
おめでとうございます!
エントリ作品作者得票
1 ピーター パンッ・・・ 歌羽深空 3
2 雪の輪舞 相川拓也 2

 推薦作品と感想

ピーター パンッ・・・  歌羽深空

感想:
 Qに腰を落ち着けてしまうと、6000字(=15〜20枚)さえも長編に見えてしまうのだが(これ、横書きである所為もあると思う)、基本に立ち返ると、やはり短編はカワセミのダイブ。直線で潜り込んで行って、コアをえぐって飛び去る姿勢が望ましい、と思う。
 と、基本に立ち返ったところで、しみじみとした叙情を500字でやろう、というのはどうか。あーたの世界は1000字で語れるほどの世界なのかい? という意味では相川氏は完全に長編向きである、といえる。規定字数に自分を当てはめるのではなくて、500字で書けることって何? ということに対してもっと真摯に考える必要はあろうなぁ。例えば最後の行、「残酷」という言葉でくくられた中に、作家のどれほどが隠滅されていることか!
 一方、歌羽氏。これもまたいくらでも膨らむであろうネタを(フック、なんつて映画にもなってましたな)を500字という枠に、むりやり引きちぎって詰め込んだ感じ。ただ、感覚的とはいえ、短距離走で勝つための全力疾走、という意味においてはこちらのほうがしょうしょう上を行ったか。ピーターパンの一人語りだけにティンカーベルをティンクて呼ぶ辺りの細かさも見逃せない。

 よってこの勝負、歌羽深空氏に一票。 (M)
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感想:
 一つの作品としてまとまっていた。こういう闇の部分というのは、だれしも持っているものだと思う。それだけに切り取るのが難しいが、これはうまい。それから、冒頭の音の描写も良かった。
投票者:QBOOKS登録作者

感想:
状況設定の面白さ、具体性が良かった。小説作法を無視してるけど、作法ってのは絶対的なものじゃないし。
相川さんのは、修飾語がちょっと鬱陶しい。短い中で細かい描写を、と思ったのかもしれないが、微妙なニュアンスが削り取られ、面白みが損なわれてしまっているように思う。丁寧に書かれていて好感が持てるが、3000字の方がこの作者には合っているのではないだろうか。
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雪の輪舞  相川拓也

感想:
雪独特の白さ、冷たさ、静けさ。これが500文字で訴えかけてくる。
私もこんな作品が作れればいいのですが・・、まだ及びません。見習いたいです。
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感想:
こちらの方がイメージとして好きだったので。
シーンの割り方・見せ方など工夫すると、この場面、自分、極好きです。
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