2010年7月7日私は一つの命が逝った事を知った。93歳の大往生であったそうだが、命に軽重は無い。少し心が重くなった。
母は町内会に関わる者として通夜と葬儀には参加するそうだ。当然だろう。私は少し心が軽くなった。
私はその日午前中は、庭で育てて居る、枝豆や西瓜、、メロン、胡瓜などに水を遣ってから、最近種を蒔いて発芽して勢いを増したポットの小豆を植え替える為、庭に穴をしっくはっくしながら掘って居た。柿の木の周辺は柿の木の根っこにぶつかって断念した。結構柿の木から離れた所を掘ったつもりだったが、こんな所まで細い根が伸びて居るのかと驚いた。
庭の土は畑の土と違って堅くて掘るのに苦労する。掘ると石がたくさん出て来た。まるで発掘作業をして居る様な気分だった。
午後からは政治演説を聞く為に、電車に乗って名古屋駅へと向かった。12時15分からと12時50分の2回場所を変えてやるのだった。参院選の立候補者の応援演説だが、現職の大臣の為か人がたくさん集まって居た。1回目の演説はほぼ時間通りに始まり12時30分ごろ終わった。私は急いで2回目の演説の地へと急いだ。場所はあらかじめネットで確認してあったが、距離感がつかめず、歩いて行って少し間に会わなかった。5分ほどの遅刻だが、2回目の演説は1回目とは違い5分ほどで終わろうとして居た。丁度先程の1回目の演説の終わりにやった「頑張ろう」連呼で片腕を突き出すパフォーマンスにだけぎりぎり間に合った。その後退場にともなって1回目の退場時にはやっていなかった握手セレモニーを大急ぎで、大臣が車に乗り込むまでの短期間やって居た。私も参加するべきであったが、何しろ群衆の多さに圧倒された。
私はその後丸善本屋へ急いだ。だが久しぶりに来た為か素通りして居た。資格試験の予想問題集を4冊買って名古屋駅へと戻った。
2010年7月8日私は、休耕田である畑へ行って、発芽して密集して居る、小豆の双葉の苗を植え替えて来た。種の上に土を乗せ過ぎた為か発育不全の苗もある様に見受けられた。
2010年7月9日、畑の土をポットに入れて、家の庭で発芽させた小豆の双葉の苗を畑に植え替える事にした。朝早く2つのポットを持って行って植え替えた。午前中はぽつりぽつりと降って居た雨が昼から本格的に降り始めた。しかし私は行かねばならぬ。発泡スチロールの中にポットを入れて自転車の前カゴに置いた。それから私は家を出発した。