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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage3
第66回バトル結果

ざんねん!

今回のバトルは、DOGMUGGYさん『幽体飛行』、サヌキマオさん『若きまんじゅうの悩み』の2作品が1位となりましたが、その得票数が1位作品の数を超えなかったため、バトルのルールにより今回のチャンピオン作品はありません。

みなさま投票、感想ありがとうございました。

投票結果
得票数 
1
DOGMUGGY
2
2
ちゅん
1
3
石川順一
1
4
サヌキマオ
2
5
眠れない青春
小笠原寿夫
6
予感
深神椥
7
いのちカチカチ
ごんぱち

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

幽体飛行
DOGMUGGYさん


感想:
読解力が無くなってきたせいなのか、QBOOKSのレベルが上がったからなのか。
あまり読めなかった。
小説は、マスターベーション的な要素が含まれるので、作家さんが納得していても、伝わりにくい傾向がよくある。
それでも何とかしようとしている作家さんは、偉いと思う。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
画が想像できた。
ラスト、ちょっと泣きそうになった。
投票者: このバトルへの参加作者

若きまんじゅうの悩み
サヌキマオさん


感想:
「まんじゅう」が擬人化されているというか、なんとなく人の人生、運命の分かれ道を連想させるのが良いですね、軽いタッチかつどことなく客観的に達観している様にも読めて楽しい作品です。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
 命ある者、物思わぬ事なし。
 まんじゅうも同じ。
 そのまんじゅうを、深く知りもせず、その人権を認める事もなく怖がる輩がおりましたので、枕元に山ほどまんじゅうをおいてやりました。
 これぞ、人権闘争における勝利というものです。
投票者: このバトルへの参加作者

甘美なひととき
ちゅんさん


感想:
「予感」とで迷ったのですがこの作品に。シンプルながら、説得力のある筆致かと思いました。最後の「離婚しよう」は普通の結末かもしれませんが、そつなく終らせたと思いました。
投票者: このバトルへの参加作者

俳句道の伯母さん
石川順一さん


感想:
「幽体飛行」
 えーと、なんか思い出すことがあって。思わず昔の記録を繰ってしまったが、桐山襲「未葬の時」だ。今調べたら講談社学術文庫に入ってんだな。アレよりも雑だが、「死んだらどーなる」というのは小説書きにおける一大テーマではある。ただ、「未葬の時」を思い出した。えーと、そんだけです。

「甘美なひととき」
 まっ、たく甘美な部分を書かずにぼかして終えてしもうた。タイトル詐欺。

「俳句道の伯母さん」
 初春やあなた笑って死ねますか
 五月雨をあなた笑って死ねますか
 この国をあなた笑って死ねますか
 おのののかあなた笑って死ねますか

"独り寂しき文化人"という77も何にでも合う。
 あいかーらずだな。すごく気楽にやっていてそこがいいとこだ。

「若きまんじゅうの悩み」
 第64回とリンクした感想がひとつでもあったら超うれしい。

「眠れない青春」
 小説というのは具体的にナニ、という部分が面白いんであって、なおかつそれを1000字で、というところに1000字小説の醍醐味はあるんですが(※個人の感想です)、普通に書いたら原稿用紙50枚くらいの短編小説にはなりそうなテーマだものなぁ。もっとちっちゃいところを丁寧に書いてったほうがおもろくなるんでないか、と愚考いたします。

「予感」
 これも「チャンピオン」あたりの連載8ページ分。少なくとも読み切り作品ではないですわな。でも、書かんといけんのは読み切りなのではないか、というはするのです。もちろん作者の勝手です。ただ、読んでる側として、そういう問題提起はさせてもらってもいいかもしれない。

「いのちカチカチ」
 「またか!」と書きます。飽きた。
 物語を作るがわとして「またこのパターンか!」と云われることが果たしてええことなのかどーかというのはもちっと考慮してもええのと違いますか。

 そこは石川さんがいつもの調子でも「またか!」ってならないんだよなぁ。
 不思議だなぁ。不思議なので不思議の一票を投じる。
投票者: このバトルへの参加作者