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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage3
第91回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん作『豆を撒(きに行)く』です。みなさま、ご投票くださいましてありがとうございました!

投票結果
得票数 
1
サヌキマオ
2
2
小笠原寿夫
1
3
休憩室にて
ごんぱち
4
石川順一
1
5
狐つかい
只野真葛

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

豆を撒(きに行)く
サヌキマオさん


感想:
思わず「少女終末旅行じゃないか」とつぶやいたのですが、この雰囲気は好きなのです。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
納豆が豆まきの豆として成立するかどうかは、恐らくサザエさん辺りの時代にありそうなそれであるが、ピーナッツはどうしたものだろう。
 伝承を繙くと、概ね「発芽しない豆」である事が重要であるらしい。ならば、ピーナッツでも問題はないという事になるがしかし、納豆は発芽しないと言い切れるのだろうか。納豆は納豆菌によって生きているものと考えられ、これはある種の発芽と言えるのではなかろうか。
 それに気付いた鬼が、目玉をもらいに来ない事を願うばかりである(大工と鬼六との混同)。
投票者: このバトルへの参加作者

ギリシャにて
小笠原寿夫さん


感想:
「ギリシャにて」
 描写の乾燥した感じがうまみを増していると思います。投票。

「休憩室にて」
 でもとうとう終わるらしいですよ、あの戦いも……(途中で単行本を買うのを止めた)

「川柳と短歌の修業」
 ここまで整理されると「日々の営み」だと判る。羅列でなくなってきたのが大きな進歩と思います。不遜な云い様ですが、やはり「進歩」だろうと思うのです。

「狐つかい」
<まなこ引きつけ小鼻落ち、唇乾き縮み歯出でて、弱り果てたる顔色容貌、髪の乱れそそけたるまで、落命の時分身に浸みて、今も忘れがたきに、少しも違わぬさまして、ふわふわと歩み出で、ただ向かいて座したる>
 この畳み掛け方がすげェー。
投票者: このバトルへの参加作者

川柳と短歌の修業
石川順一さん


感想:
本来、ごんぱち先生に票れたいところでは、ありますが、今回は、石川順一先生に。
平生の文体より、纏まった印象を受けましたので。
投票者: このバトルへの参加作者