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1000字小説バトル

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1000字小説バトルstage3
第92回バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん作『猫のはなし』です。

投票結果
得票数 
1
少子化対策
ごんぱち
2
サヌキマオ
2
3
深神椥
1
4
無私の自制
小泉八雲

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

猫のはなし
サヌキマオさん

感想:
 猫が財産を持つのは当然の事であるが(政府から猫国へ朝貢が行われる為)、その使い道は大概カリカリを買う程度であるのに、本作の主人公らの使い方は常軌を逸している。
 これは猫車が暗示するところの「人生とは常に一輪車のようなもの、倒してみるまでタチになるかネコになるか分からない」という前振りからの結論と考えられる。しかしここへ来て、金額たる「二千万円」に存在する、「偽んまんえん」との読み替えにより、実際には二千万円と見せかけた偽のんまんえん、つまり、猫語における味噌田楽三本(しかも偽物)ではないか、との解釈が出来、主人公らの行動にやや整合性があらわれる。
 ここへ来て、異常と正常の間を、舘ひろしと猫ひろしがごとく揺れ動く、正しく猫車のふらふらした軌跡を猫写する手腕に感服せざるを得ないのである。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
深く考えさせられる文章だった。「家のもの」が気になった。
投票者: このバトルへの参加作者

青い春のカケラ
深神椥さん

感想:
「少子化対策」
 しまった……ネタがなんだかわからないぞ……

「猫のはなし」
 ひさびさに書けた感があります。

「青い春のカケラ」
 マナミちゃんはサトシ君に好意があってこういうコトに及んだんでしょう。でも、かといってサトシ君がモーションをかけるでなし、マナミちゃんはバイト辞めるし、映画は普通に見て泣いてるし、この涙も「さんざん私がモーションかけてるのに気づかないなんて鈍感男!」という悲しみの涙でもなさそう。
 これは、なんだろう。
「変な女」を書くにしては情報が足りないし、淡い恋愛を描くにしてはマナミちゃんの行動がいちいちシュール。
 そう、なんか青春とか、恋愛とかをすっ飛ばして、すっげぇシュールだ。別の次元で生きてるみたい。

「無私の自制」
 タイトルは仰々しいけど日常系4コマのようなことを書いてはる。

 投票なんだけど、今回はG8師匠のネタがほんとうになんだかよくわからなかったので深神椥さんにいれます。
投票者: このバトルへの参加作者