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第2回1000字小説バトル
Entry3

神様

作者 : 遼河
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 うーん。今日もいい目覚めだ。天気もいいし最高だなぁ……それ
にしても腹が減ったぞ。どうしたもんだか……誰もいないようだな
ぁ。あっマイケル、おはよう。あっおいおい勘弁しておくれよ。お
腹の上で寝るなって。俺は今起きたんだからなぁ……あぁーあ寝ち
ゃったよ。早くどけって!! くぅ〜何もできないと思って馬鹿にし
てるなこいつ。だいたいみんなそうだ。俺を見るとニコニコして、
愛想笑いも大変何だぞまったくもぉ……あぁ辛いねぇ人生ってさぁ。
この前だってそうだよ。人前でヌードショーだよ。変なおばさん達
の前でね。まぁ喜んでたこと。ちまたじゃヘアヌードだなんだって
騒がれているけど俺なんかヘア無しヌードただで見せ回ってるんだ
ぜぇ……寂しいね。
 あれ?……あっまたやっちゃったよ。何か冷たいと思ったんだよ。
お・も・ら・し……情けないなぁ。まったくさぁ。俺も長い事人生
やってきたけどいったい何度目なんだぁ。数え切れないよ。そうい
えばこの前へんなおっさんに言われたなぁ。こいつは何考えて生き
てるんだろうねぇってさぁ。何考えてるんだなんてまったく失礼な
話しだよ。馬鹿にするのもたいがいにして欲しいね。俺だって色々
考えて生きてるんだい!! 今日の飯は何にするとか、何して遊ぶと
か。
 それにしてもこいつ、本気で熟睡してるだろう。重くなってきた
ぞ。くぅ〜はっはっはっ、くぅ〜……どかないよ。ちくしょう、蹴
ってやれ。この野郎!!……届かない。よっしゃ、今度は揺さぶりか
けてみるか。お・り・ろ……ダメダコリャ。だいたいこいつ、猫の
くせに太り過ぎなんだよ。今に見てろ!! 仕返ししてやるからなぁ。
しっぽ引っ張ってギャフンと言わせてやるからなぁ!! 覚えてろよ。
はぁ〜意識が朦朧としてきた。腹は減ったし、下の方は気持ち悪い
感触するし、この馬鹿猫は重いし……あぁどうしよう、悲しくなっ
てきた……辛い、人生って切ないねぇ……もうだめだ、耐えられな
い。も。
 ビェーーン、ビエェーーン……エーーン、エーーン。
あれ? こないなぁ……くぅ〜神様にも見捨てられたのかなぁ俺っ
てばさぁ。じゃあさらにボリュームアップしてみるか。
 エーーン、エーーン、エッエッエッビェーン!! エッ……エーン。

「あっ遼河もう起きちゃったの。今日は早いね。はいはい、泣かな
いの。ほら、マイケルはどいてなさい。お腹減ったのかな? じゃ
あオムツ換えてミルク飲もっか? ねぇ。よしよし。ホラッおいで
……。」
 はぁ〜助かった。神様が来てくれた。それじゃ、よろしくお願い
します……。






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