第6回1000字小説バトル
Entry41
あなたにお金をどれだけ使っただろう 私は,あなたのためにお金を使っているの, それとも私のために使ってるの? あなたのために買ったものはこの部屋にひとつもない 私はあなたのために買ったんじゃない あなたの物を買ったのよ, でもあなたはいつも黙ってる。 母はもうやめなさいという, でも周りのみんなもやっている それにあなたが今の私の生き甲斐, 何の見返りもない奉仕,それが私の生き甲斐 友達とあなたの話をする私 友達にあなたの事を自慢した。 あなたの趣味のスノボーも始めた、 すべてをあなたに合わせ あなたの理想になろうとした。 部屋の明かりを付けるとあなたがこちらを向いていた, あなたはなにもいわないし、私もなにも話さない、 私はあなたと話したい。 あなたの事をこれだけ好きなのに,どうしてわかってくれないの 私にばっかりにお金を使わせ, いったいあなたは私の何なの 8時にセットしたビデオが録画を始め, テレビの電源をいれるとブラウン管に写るあなたの姿 スピーカから聞こえてくる声を一語一句もらさず聴く私 9時になるとあなたの声はもう聞こえない あした発売のCDを買うために,私は財布にお金を入れた 財布を閉じて見るあなたの顔はいつもより笑って見えた。 ビデオの巻き戻しが終わり 再生ボタンでブラウン管に写るあなたは, 私のことなど知らない,知る余地もない。 私はあなたのことを知りすぎた、 あなたの歌を聴きながら 壁に貼られたポスターの中のあなたを見つめる私 ブラウン管の中のあなたは輝きながら歌ってた。
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