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第6回1000字小説バトル
Entry57

ノートルダム

作者 : 狂
Website :
文字数 : 765
 「レギュラー満タン気味!」愛車のゴルフを軽快にスタンドにつ
けたノートルダムは、その言葉を残してスタンドを後にした。「あ
ばよ!九十九里で最後の一里を見つけな!」亜空間な口説き文句を
言い放ち、ノートルダムは自宅に行脚した。
 ノートルダムはホモなおかまちゃんであるためにコーヒーを好む
性質である。ブックマークなコーヒーはネスカフェであり、砂糖は
まごころで、ミルクは同情で入れる。実にファジーなレシピである。
「ニュースジャパンの木村太郎は早口だ。絶対。」ノートルダムは
入れたてのコーヒーをテレビにぶちまげた。普段から木村太郎の早
口には納得いかない彼はいつもそうである。
 携帯電話がリンリンした。ノートルダムは携帯のアンテナを六尺
半伸ばし携帯にでた「まにょまにょ!」ノートルダムの田舎ではも
しもしではない。まにょまにょ。語源は真野響子らしいが坂田とし
夫ではない。「お客様のお出になった電話番号はデタラメです。イ
タズラ電話に注意して、またマナーも携帯してお話ください」どう
やら、携帯のサービス電話らしい。このサービスの目的は高くなっ
た鼻を折ること。一服の清涼剤といったところか。ノートルダムは
調子にのった心を冷静たもつことができた。「危ない。危ない。危

うく印鑑証明を47通もとるところだった」 ノートルダムの暴走は
印鑑証明の乱取りから始まり、毎日床屋ラッシュ、 晩飯3回とエス
カレート、いやエスカレーションしてしまうのである。
 気分をフラットに保ったノートルダムは執筆作業を始めた。「処
性器」という題名のこの本は俗に言う予言書であり、なかには世界
を震撼させる内容をも含んでいる。的中率は定かではないが、やぶ
さかではない。トランス状態に入ったノートルダムは予言している。
「恐怖の大王とは意外とシャイな感じでガングロっぽくてザクより
グフでしょう。」






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