インディーズバトルマガジン QBOOKS

第7回1000字小説バトル
Entry29

ユージュアルサスペクツ

作者 : 狂
Website : http://www.geocities.co.jp/HeartLand/8142/
文字数 : 988
 「死因は絞殺。マフラーの巻過ぎが原因と思われます。被害者は
都立の大学に通う女子大生。勝負パンツでした。」「おう」森山周
一朗の声にかぎりなく近い粋な敏腕刑事、金田一玉牡(キンダイチ
タマオ)通称キンタマ刑事だ。「カタタマ刑事はどうした?」キン
タマ刑事の相棒片岡玉助(カタオカタマスケ)は盲腸で緊急入院し
てしまった。剃毛中に海綿体が充血してしまったカタタマさんの入
院はちょっと長引きそうだ。「じゃあしょうがない。このアパート
の管理人を連れてこい。」キンタマ刑事のエラ呼吸が始まった。
 「刑事さん。ほんとだべ。部屋にはいったときには誰もいなかっ
たべ。カギもしてあったし」管理人は汗だく大盛りの味噌汁的な感
じで右往左往、向き不向きであった。誰がどう見ても犯人は管理人
であったが、証拠がない。内籐やすこ。キンタマ刑事はタバコを吸
いにベランダにでた。キンタマ刑事は思わぬものを発見した。  BB
弾だ。キンタマ刑事は発狂した。「わかったー。大森うたえもーん」
部下から拍手があがる。「謎はすべて解けた。僕の名前を知ってる
かい?金田一玉牡というんだよ。お金は田んぼが一番だ。玉は牡の
だいご味だ!ハイハイハイハイ」決め台詞をきめ謎ときがはじまる。
 「管理人さん。やはり犯人はあなたです。私は部屋にはいって不
思議に思ったんですよ。独り暮らしなのになんで冷蔵庫に野菜がい
っぱいか?カレンダーが去年のままか?そして、テレビのリモコン
ボタンの1chの消耗のはげしさ。それはずばり、そんな人だったん
でしょう。被害者が。でもね、でもさ、ベランダのBB弾はおかしい
よ。この部屋には鉄砲がないじゃん。」管理人さんは慌てて泡をふ
いている。「ずばりこの事件は事故死です。」管理人さんの腕から
はハサミがはいてきた。「被害者は節分の豆のかわりに管理人さん
の部屋から大量のBB弾をゲットした。そこに親友のとみ子からのT
EL。被害者はこのときに豆をまいて電話していたのです。豆まきは
今度のオリンピックでも公開競技になる人気種目。興奮してたので
しょうな。興奮すればするほどマフラーが巻き付いた。あなたは被
害者に大量のBB弾を渡した自殺幇助の疑いで剃毛する。つれてけ。」
『愛という名の海に潜ってみた。底ってあるかな?あるさ。どんな
深い海でも底は存在する。しなければ、海じゃないからね。』キン
タマ刑事はそんな言葉を残して帰っていった。






インディーズバトルマガジン QBOOKS
◆QBOOKSに掲載の記事・写真・作品・画像等の無断転載を禁止します。
◆投稿された各作品・画像等の著作権は、それぞれの作者に帰属します。出版権はQBOOKSのQ書房が優先するものとします。
◆リンク類は編集上予告なくはずす場合がありますのでご了承ください。