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第11回1000字小説バトル
Entry12

清瀬博士のインターネット診察ファイル

作者 : 清瀬博士
Website :
文字数 : 972
『あ〜〜、今日は暇だな・・・・・・』私はいつものように、パソコンの
前に座っている。
そう、私は、インターネット専門の精神科医である。
患者『すいませ〜ん!せんせ〜〜い。いますかぁ〜〜!』
どうやら患者のようだ。『はいはい、いますよ〜(笑)、ところで
今日はどうしました?』
患者『あの〜、実は僕、チャットの中の彼女に・・・・・・』−−−−5
時間後、−−−−−−−−
 『ふぁ〜〜あ、今日も疲れたなぁ〜、帰るとするか』
ーーーーーーピンポ〜ン、玄関のベルを鳴らす。『はぁ〜〜い』妻の声だ。
『あなたぁ〜、とりあえずおふろに入りますか?それとも、お食事
?』妻の笑顔は最高だ。
『じゃ、おふろにするか。お前も一緒に入らない?』『え〜っ!、
はずかしいわぁ〜』
と言いながらも顔は笑っている。私は、妻の洋服を強引に脱がせは
じめる・・・・・・。
『だ、だめよぉ、』その時、『ただいま〜〜』『だれ?』
『いやだ〜、わたしよ〜、パパの娘じゃな〜い。忘れたのぉ〜。そ
れより、パパとママなにしてんのよ。(笑)』
『いや、これはだな・・・・・・その・・・・・・』『アヤシイな〜(笑)』
『あやしくなんか無いよ〜、ねっ、ママ〜〜?』
『・・・・・・』『あれ?ママ?・・・・・・』『そういえばさ、パパって、リ
アルでなにしてる人?あとぉ、どこに住んでる人なのかなぁ?』
『パパは精神科医に決まってるでしょ!(笑)』『だからぁ〜、そ
うじゃなくってさぁ、ホントのホント、リアルの事だってばぁ
((爆))』
(えっ?リアル?そういえば、俺って・・・・・・・。俺って誰だっけ?)
『ん?パパ?レスが・・・・・・落ちるね〜〜』娘さんが退出しました。


清瀬博士『いかがでしたか?これは典型的なチャットジャンキーで
すが・・・・・・え?
私は違う?そんなにインターネットにはまっていない、と?フフフ
フフ、フが五つ、確かにこれはインターネット上の話です。しかし、
皆さんには関係無い話といい切れるでしょうか。そもそも人間とは、
知らず知らずのうちに色々な役を演じて生きているものです。彼の
場合、ちょっと現実とサイバー世界の区別がつかなくなってしまっ
たに過ぎません。
皆さんもくれぐれもパソコンのやりすぎにはお気おつけくださいね
〜。それでは、また会いましょう。
おっと、忘れてた、 ところで今のあなたは、ホントのあなたですか?
それとも・・・・・・』






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