第16回1000字小説バトル
Entry3
そうだなぁ・・いつから僕はここにいるんだろう ? 僕は生まれた時からここにいる。ここはどこだろう ? 懐かしい匂いでいっぱいだ。 僕はずっと待っている。誰かわからないけど・・・ いつも、いつまでも待っている。僕を見つけてくれる人を? 僕を好きになってくれる人を? わかんない。きっとくればわかるさっ どれだけまっただろう? ドアが空いた。 誰かが入ってきた。 「おはよう。」 って声が聞こえた。目を空けると男の子が立っていた。 「うん。おはよう。君は僕のことを知ってるの?」 「君はキカイだよ。」 「僕はキカイ?」 彼は確かに僕のことをキカイって呼んだ。なんのキカイだろう? 「うん・・ごめんね。」 「じゃあ君が僕が待っていた人?」 彼はちょっと間を置いて言った。 「うん!きっとさ!」 やっぱり!彼がそうなんだっ! もう僕がキカイでもなんでもいい! 「じゃあなにしようか?」 「遊びに行こうか?」 彼は僕を遊びに誘った。 「うん!」 僕達は友達になった。毎日一緒に遊んだ。 彼が壊れるまで・・今思い出したけど・・ 彼のおじいちゃんも前は遊んでくれたけど ずいぶん前に壊れちゃったな・・ また僕は記憶を消して新しい人を待ちつづける。
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