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第16回1000字小説バトル
Entry3

キカイ

作者 : じゅ
Website : http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Theater/6882/
文字数 :
そうだなぁ・・いつから僕はここにいるんだろう ?
僕は生まれた時からここにいる。ここはどこだろう ?
懐かしい匂いでいっぱいだ。
僕はずっと待っている。誰かわからないけど・・・
いつも、いつまでも待っている。僕を見つけてくれる人を?
僕を好きになってくれる人を?
わかんない。きっとくればわかるさっ
どれだけまっただろう?
ドアが空いた。
誰かが入ってきた。
「おはよう。」
って声が聞こえた。目を空けると男の子が立っていた。
「うん。おはよう。君は僕のことを知ってるの?」
「君はキカイだよ。」
「僕はキカイ?」
彼は確かに僕のことをキカイって呼んだ。なんのキカイだろう?
「うん・・ごめんね。」
「じゃあ君が僕が待っていた人?」
彼はちょっと間を置いて言った。
「うん!きっとさ!」
やっぱり!彼がそうなんだっ!
もう僕がキカイでもなんでもいい!
「じゃあなにしようか?」
「遊びに行こうか?」
彼は僕を遊びに誘った。
「うん!」
僕達は友達になった。毎日一緒に遊んだ。
彼が壊れるまで・・今思い出したけど・・
彼のおじいちゃんも前は遊んでくれたけど
ずいぶん前に壊れちゃったな・・

また僕は記憶を消して新しい人を待ちつづける。






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