第21回1000字小説バトル
Entry4
kageyu tomomiが、ある朝目覚めてから最初に思った事はもうす でに、無い。 彼女は何時も忘れているし、そしてそれは彼女の習慣。すぐに、朝 ご飯に移る。今日はベーコン・エッグとブルーベリー・ジャムだっ たから。 「あぁーなんでそんなにパン焼きすぎるのぉ?もう、クソッ」 やわらかな朝と庭の傍らでは時計が時間を気にしているから、そし て彼女は、kageyu tomomiは、今日も電車に乗った。 彼女は彼女の庭を見ない。 大好きとはなんだろうと、彼女は友人と話す。 音楽に影響されて、話題が決まる。透明な思考と話し声が車内に満 ちているのだ。 「tomomiさあー、最近無口だよねぇ。ラブ?ねえラブ?」 「うっさいよ」 「でもそれっぽいし、また先生?それとも‐‐‐」 世界中はブルーに染まり、kageyuは海中で息を飲んだ、そして、見 たことの無い魚を見つめる。 海の夢。 「‐−−−−さえさ、発育ってい‐‐‐‐‐‐(時間が止まらない) ‐‐だって思うのよ‐‐‐‐(海)‐‐‐でむかつくし‐−−(アオ イ)」 最近kageyuは、友達、彼女が唯一対等に友人と認める1人の話に捕 まっている。 それは水の話。世界最古のブルーの話。 『だけど私んちからは庭しか見えないのよね』 それさえも見ることの無い世界でしか、kageyuは対比を出来なかっ たのだ。 彼女は本当に幸福だと思う。 「それさえも生きてる間でしか咲けなかったのよね」 「は?」 kageyuは夢から覚めた。そしてブルーのことは忘れた。 聞く。 「何が咲けなかったって?yumi?」 「は?」 友人yumiは怪訝そうに彼女を見つめるのだった。そして、すぐに笑 顔を作り、やさしく彼女の頭を撫ではじめる。 「またこの子は、寝ぼけてからに」 そのときkageyuは唐突に朝見た夢を思い出す。 私は、きっと終わりまで咲けない。シードのままだから、きっと何も 造れない。 「だけどそれは永遠だってことだと思うのよ」 頭をyumiに任せながら、kageyuはぼそっと呟いてみた。朝だ。
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