第58回1000字バトル結果

おめでとうございます!

今月は、立花聡さん『朝』、蛮人S『皇帝様が来た』の2作品が
チャンピオンに選ばれました。


エントリ作品作者得票
15立花聡5
23皇帝様が来た蛮人S5
17機械化越冬こあら4
21殺っちまった!さとう啓介2
5赤い靴スナ2号1
7芳年とシャガールの朝紫色24号1
9GAMEyuki1
11サービス期間終了ごんぱち1
13空の道土筆1
14『ポークカレー』橘内 潤 1
19息を堪えて横隔膜の痙攣を止めろ。アナトー・シキソ1
20オープンカーも音楽も、そして花束もるるるぶ☆どっぐちゃん1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



推薦作品と感想

朝  立花聡さん
 
感想:さわやか。
情景が目に浮かぶような筆致が印象に残りました。

「火炎地獄」「機械化」も、とても面白かったです。
票者:このバトルへの参加作者



感想: 当たり前の風景を、当たり前でなく書くことは、とてもステキなことだと思います。だから言葉使いや情景描写がもっとも優れていたと感じたこの作品に一票を投じます。
票者:このバトルへの参加作者



感想:この方の作品はいつも丁寧に綴られていて、安心して読めます。それでいて、今回は最後の一行が何か新鮮に感じられました。出来のいい作品は他にもたくさんありましたが、今回はこれにします。

「赤い靴」作者付記、勉強になりました。付記の方が悲しすぎて・・・。
「皇帝様が来た」なんか吹きだしながら読みました。おもしろすぎます。

票者:このバトルへの参加作者



感想: 長閑な春の情景描写。「バスが、パーンと高くないた」ので、この作品に決めました。
票者:その他のQBOOKS作者


感想:立花聡さんの『朝』を推す。突飛な事件などない。朝にバス停に向かう、ただそれだけの話に惹かれる。見えるまま、感じるままが丹念に綴られていて、そのリアリティが去っていく花びら、移り行く季節へと集約する。まさに入魂の作品。
票者:このバトルへの参加作者



皇帝様が来た  蛮人Sさん
 
感想:今回の千字は、なーんかショッパイなーって思ってたら、最後の最後に来た。
メインイベント(とりの試合)で、それまでのショッパイ感を一気に払拭したプロレスの興行を見たような気がした。まあ、たまにはこういうこともある。
次は「梅雨」か!
まあ、オレの街に梅雨はないけどね。

(アナトー)
票者:このバトルへの参加作者


感想:快作です。
票者:このバトルへの参加作者



感想:まさか皇帝とは。びっくりした。でももう次は驚かないぞ。きっと。多分。
票者:このバトルへの参加作者


感想:他にこれはという面白いものがなかった。
票者:このバトルへの参加作者



感想:蛮人さんの『皇帝様が来た』を推します。
動物ものには弱いです。偉そうだけど憎めない皇帝様が素敵です。
思わずにやりとしてしまいました。
次点は、南那津さんの『人殺すんだけど〜』
まず題名に惹かれました。「自分」と「親友」の会話で成り立つ文章も魅力的です。 
ただ、この最後はあんまりだと思いました。もう少し納得させてくれる落ちがよかった。
あと、もしこれに票を入れてしまったら1000字バトルそのものが成り立たなくなってしまうのですが、細菌さんの『エスプリ』が、どうしても無視できませんでした。
票者:このバトルへの参加作者


機械化  越冬こあらさん
 
感想: 掴みがOKだったので。
 ただ、こういう語り尽くされたネタだったら、機械化を徹底的に肯定する話にして欲しいなぁ。
票者:このバトルへの参加作者



感想: 1000文字という字数で、さらに決して暗い世界観を描くことなく現代の矛盾を書いた作品ではないか。自走式自販機と同じか下手をするとそれ以下の創造性しか要求されない仕事を目的も見えずこなすサラリーマンは完全に機械化が完了している。誰もその違和感に気づいてないという最大の問題点への意識もにじんでいて、示唆にあふれる1000文字である。表面をなめずに、そこから深い思索に入っていくべき入り口として「機械化」を読む人が多いことを願うばかりである。
票者:その他のQBOOKS作者



感想:一読して、特に好ましいものが見当たらない。もう一周してみる。タイトルと内容をしっかりと覚えていたのは、この方でした。
どこがいいのかと思い返せば、やはりネタと描写のバランスでしょうか。
票者:このバトルへの参加作者


感想:『サービス期間終了』ごんぱち
『朝』立花聡
とこれとで悩んでこれ。
機械って便利だなぁ、凄いなぁ、虚しいなぁ。
と感じて面白い。

余談ですが
気のせいか、ショートショートにはロボットを扱う作品が多い気がするのは気のせいなのでしょうか。
票者:このバトルへの参加作者


殺っちまった!  さとう啓介さん
 
感想:私も、駅の階段のミュールのカツカツが苦手です。
それより見苦しいのが、サンダルのストラップをかかとでふんずけて、
ミュールみたいにして歩いているお嬢さん。
履物くらいちゃんとはけよ!と見るたび思います(思うだけ)。
なので、そーゆー足をばっさばっさと切り捨てる様は、
私には爽快でした。

でも、この手の殺戮は、脳内だけにとどめておきましょうね。

票者:その他のQBOOKS作者


感想:なんだか、重くて判りにくい内容が多い中
軽くて(失礼な意味でなく)笑わせてくれたのは
これと、蛮人Sさんのくらいだったような気がしました
さらさらと読める内容のものが好きです
テンポも良いので一票を♪
票者:このバトルへの参加作者



赤い靴  スナ2号さん
 
感想:私の作文の次に載っていたので、読みました。

まず、文章が上手で構成も上手。すっごく羨ましいです。

それから、「『赤い靴』の少女は自ら望んで異人についていった」と言う考え方。運命を呪わず、過去を肯定している姿勢が素敵に思いました。

自分的にとってもツボな作品でした。
票者:このバトルへの参加作者



芳年とシャガールの朝  紫色24号さん
 
感想:この表現、面白いな、と思った。
票者:このバトルへの参加作者



GAME  yukiさん
 
感想:私自身がこういう作品が好きな年頃なのかもしれない。
だから投票します。それだけ。
票者:このバトルへの参加作者



サービス期間終了  ごんぱちさん
 
感想:なんとなく、ヘッテルギウス氏を主人公にした別の物語をよみたくなりました。
票者:その他のQBOOKS作者


空の道  土筆さん
 
感想:こあらさんの「機械化」がすごく面白かったんだけど、今回はこちら。
こんな身勝手な主人公なんて、と思いましたが、動物を自由にするのは自由だし、動物もそこから逃げるか逃げないかは動物の自由。この感覚が文章に感じられ、いいじゃん、て感じかな。
票者:このバトルへの参加作者



『ポークカレー』  橘内 潤 さん
 
感想:正直言ってこの方の作品はなんか大仰な感じがするなぁ、などといままで生意気極まりないことを思っていたのですが、すみません。しかしこの作品はある種の女性という生き物の力強さがさらりと出ていて面白かった。そういえば養鶏場で鶏の首を落とすバイトをしていたときも高校生以外はみんなパートのおばちゃんだったなぁ。

あと赤い靴とGAMEが面白かったけどわけのわかんない注釈が全てをぶち壊し。赤い靴のことなんてwebで読者が勝手に調べれば良いでしょ? というか肺炎で死んだっていうのはこの赤い靴の歌とは関係ないのだ。だってその事実は本当の親にも、その友人の作者にも知らされていなかったんだから。興味のある人は、自分で調べて知りましょう。
ビリヤードだってあえて書かなかったんなら潔く説明なんかしなきゃ良いのに。せっかくのキスが台無し。
この二作品は良かっただけに辛い。まあ僕が個人的に興醒めだと思うだけで、それを上回る人が「いやオレはいいと思う」という意見を持たれればそれで良しというところですが。
票者:このバトルへの参加作者



息を堪えて横隔膜の痙攣を止めろ。  アナトー・シキソさん
 
感想: 今回は票が割れるんじゃなかろうか。ちゅのも、よくいえば実力伯仲、悪くいえば全体的に小さくまとまってしまっている。いつも楽しませてもらってはいるが、私的なことながら、ここまで投票候補がばらけてしまうと、そろそろQの1000字も優劣のレベルではなくなってきたのかな、とふと思うのである(粗探し好きのおぼっちゃんは、それなりに楽しんでらっしゃると思いますが)。
 で、絞りきれなかったのは7人。伊勢さん、ごんぱちさん、蛮人Sさん、アナトーさん、土筆さん、スナ2号さん、ハンマーパーティーさん。でも、全感想で「いままでのアナトーさんの中では一番好きな作品になった」て書いた覚えがあるので今回はアナトーさんでひとつ。このクラシックに珍走団のラッパを入れてほのぼのしちゃったような空間は、お見事でした。次点はスナ2号さん、伊勢さん。どちらも王道であると考えます。(O MAke_B)
票者:その他のQBOOKS作者



オープンカーも音楽も、そして花束も  るるるぶ☆どっぐちゃんさん
 
感想:自分は何度も読めるものが好きです。音楽も何度も聴けるのが好きです。「エスプリ」もよかったんですが、今回はこれで。噛めば噛むほど味がでる感じです。すばらしいです。
票者:純粋読者