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1000字小説バトル

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1000字小説バトル
第64回バトル結果

おめでとうございます

今月のチャンピオンは、一歩の差で
のぼりんさん作の『天使な男』と決まりました。おめでとうございます。

投票結果
得票数 
1
のぼりん
4
2
15年目の真実
君島恒星
3
綿菓子
吉備国王
4
ウーティスさん
1
5
(本作品は掲載を終了しました)
ウーティスさん
6
祖父の背中
ミヤヒロ
7
ここにあるメロディ
柄本俊
8
悲しみって嫌だから
天羽
9
立花聡
2
10
るるるぶ☆どっぐちゃん
3
11
小笠原寿夫
2
12
ロードレーサー
早透 光
13
うちゃたん
1
14
男と女、友達同士
日向さち
15
アナトー・シキソ
1
16
越冬こあら
3
17
都会の踊り子
伊勢 湊
18
『赤い三日月』
橘内 潤
19
明智探偵の生活と推理…カピバラ(capybara)全滅
太郎丸
◆私的企画「うまいもの描写」エントリー作品
20
肉をくわえられなかった犬
ごんぱち
21
from 鍋好き佐藤さん to 鍋関係者一同様
紅花花屋本舗

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

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推薦作品と感想

■Entry1
天使な男
のぼりんさん

感想:
 のぼりんさん、久しぶりに笑って笑って体調が良くなりました。
 気分爽快です、ありがとう。
 落語の新作モノを書いて差し上げたらきっと喜ばれるでしょうね。
投票者: その他の作者

感想:
 「ぺ天使」という単語自体は、既存ですが(確かソノラマだかの詐欺師の小説)、力技力技したところがいっそ心地良い。
 一票。

 それと旨いもの描写は――なるほど、鍋かぁ。
 真っ直ぐだ。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
今回は、大笑いしてしまったこの作品にします。
確かにオチだけの話といってしまえばそれまでだけど、面白い。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
思いっきりベタベタな落ちに感動しました。
近年稀に見る天晴れな落とし噺でした。
駄洒落よ、永遠なれぇ!!
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry10
モノクロームガーデン
るるるぶ☆どっぐちゃんさん

感想:
エントリ5  看板屋    鳥野 新さん
 エアバスっていうかスペースシップなんじゃ、っていうのは、まぁ置いといて。作品の魅力を意識できているし、発想力もあるから、まだまだ伸びそうだ。人情ものが好きそうなので、そのジャンルでもっといろいろ書いて、作者ならではの部分を磨いていただきたい。
エントリ10  モノクロームガーデン    るるるぶ☆どっぐちゃん
 クレヨンとかレイプとか、なんでそうなるの、みたいな発想の柔軟さが好き。これだけ飛躍しても説明不足という印象が残らないのは、作者独自の価値観が柱になって支えているからこそだろう。
エントリ13  健    うちゃたんさん
 「てかさ、上の名前なんていうの?」というセリフからは、小学校時代のヒロインを思い出したと考えられるのだが、さり気なく、しかしさらりと読み流せない程度に意味ありげで、巧いと思った。
エントリ15  サラバンド    アナトー・シキソさん
 二人称の視点が独特な空気を出しているし、読んでいてイメージが膨らんで、良く書けてると思ったけれど、ちょっと物足りない。きれいに纏まりすぎた。
エントリ20  肉をくわえられなかった犬    ごんぱちさん
 どこかで読んだような気がして仕方ないけれど、愚かな犬の視点が独特に感じられて良い。

さて、と。るるちゃん、うちゃたんさんのどっちかだ。
「健」みたいな話は、世間で頻繁に起こっている現実的な内容だと思うし、幼い頃のエピソードが入ってるあたり、好きなタイプの作品である。私は過去の自分より今の自分が好きだし、恋愛に対する考え方もだいぶ違うけれど、それでも惹かれた。
今回は、爆発力を感じた「モノクロームガーデン」に1票。これを読むと、他の作品が無難に思えてしまう。うちゃたんさんには、これからもっともっと成長することを期待したい。
私もがんばろっと。(日向さち)
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
「秋空」立花聡
これはちょっといいな。ただ、本当は一人称の話をなんとなく三人称にしているから読んでると、妙に落ち着かないというか、安定しない。「娘」を「私」に読み替えても、全然読めてしまう。もちろん、男と女の話をするにはまだ早い「娘」が、こういう大人びた表現はしないだろうから、「娘」を「私」に読み替えると、今度は別の違和感が出る。けど、読んでると、どうしても「娘」は「私」だろうと思えてしまう。この曖昧さが、読んでる時の、まどろっこしさみたいなものに繋がるんだと思う。「誰が物語を語ってるのか」を作者がはっきり自覚してるかどうかは、とても重要だ。

「モノクロームガーデン」るるるぶ☆どっぐちゃん
いいなあ。文句なく、いいよ。よっぽどのことがない限り、今回はこれだな。

「ちちんぷいぷい」小笠原寿夫
これもいいなあ。でも、この作品も「憲次」を「僕」に読み替えても全然読めてしまう。先の「秋空」と違う点は、語り手と「憲次」が地続きになってるから、読んでて不安定な感じがしないことだ。「憲次」が「幽体離脱」して第三者としての語り手になっている状態だ。「僕」の体験を他人の体験のように語っているだけだから、読む方は「憲次」でも「ヒロシ」でも「僕」として自然に読んでしまえる。だから読んでても違和感やまどろっこしさを感じないんだ。けど、こういう「本当は一人称の話を三人称にしている話」には独特の「臭み」が必ず出る。

「ロードレーサー」早透 光
これいいなあ。以前にも、誰のだったか忘れたけど、こういう「動く肉体としての人間」を丹念に描いた作品があったなあ。こういうものがちゃんと書けるのって、やっぱり才能なんだろうなあ。いやあ、いいなあ、これ。けど、「ヴァーレ、ミゲール」って何? どういう意味? 誰かの名前?

「健」うちゃたん
俺が勝手に「オンナモノ」と呼んでるタイプの話。いいねえ。スゲーいいとか、めちゃくちゃすげーとかじゃないんだけど、うまく書けてる「オンナモノ」は大体俺の中の基準点をクリアするよなあ。なんなんだろう? どっか、こういう話が好きなところがあるんだろうな。「オンナモノ」は、「おい、これ、ただの日記だぜ!」っていうレベルと、そこからあと一歩だけ踏み出したレベルとでは全然違っちゃう。「途中」がないんだよな。ランク外か、一気に上位に来ちゃうかなんだ。「まるでダメ」か、「お、結構いいじゃねえか」しかないんだよな。「まあまあいい」とか「ちょっとマズイ」は、まあ、ない。「オンナモノ」って、ミもフタもなく本質を突くからだろうな。

「男と女、友達同士」日向さち
これも「オンナモノ」。いいねえ。けど、なんで、いいと思うんだろう? こういう愚痴とも相談ともつかない話を散々聞かされてきたから、俺の中のなにかに馴染みやすいってのもあるのかなあ? ああ、分かる分かるって感じの良さだよなあ。


今見ると9番か14番までの連番で残ってる。面白いな。まあいいや。
今回は、るるるぶ☆どっぐちゃんさんの「モノクロームガーデン」を。

(アナトー)
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
「モノクロームガーデン」「健」「サラバンド」の3作品が印象的でした。なかでも「モノクロームガーデン」には題名とは裏腹な色鮮やかな景色にポップな現代アートの絵を見終わったときのような軽いカタルシスを感じさせられて気持ちよかったです。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■Entry16
下積み(小津の朝)
越冬こあらさん

感想:
 今回は全般的にベテラン組優勢。どっくちゃん、アナトーさん、ごんぱちさん、こあらさんを最終に残すとして、大爆笑のこあら、サラバンドの赤でアナトー、と絞る。どっちかな、どっちもいいけど、暗い世相なので明るくいきましょう、でこあらさん。次点は他三名で。(M)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
2回読み直してタイトルの意味に気付きました(鈍感ですみません)
案山子が頭の縫目に「ハナマルキだし入り味噌」を詰め込んでいるとこが笑えました。
次点は「天使な男」
最後のオチ、単純におもしろかったです。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
いやいやもう今回は完璧にこあらさんですよ。これで駄目なら大変ですよ。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry9
秋空
立花聡さん

感想:
選ばれた言葉の一つ一つが丁寧で、情景表現の豊かさを感じました。日常の何気無い一コマが高画質の映像として映しだされたような作品です。
いろいろ悩みましたが、今回はやはりこの表現力に脱帽と言う感じ。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
この作家さんの作品には何故か引き込まれます。ノスタルジックというか、哀愁漂うというか、「上手い!」の一言で片付けられない絶妙のバランス感覚を持った作品に一票。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry11
ちちんぷいぷい
小笠原寿夫さん

感想:
1[天使な男]は完成度の高さ、読書後のインパクト、申し分なかった。

10[モンクロームガーデン]は何だか深読みし出したら、止まらなくなる楽しさがいい。前回のバトルにも投票したけど、「るるるぶ☆どっぐちゃん」さんの独特な世界観、すごく好き。

20[肉をくわえられなかった犬]は「ごんぱち」さんの、その発想の転換に感激。

でも今回は、11[ちちんぷいぷい]に。タイトルって、すごく難しい。でも「小笠原寿夫」さんのセンス、羨ましくなる。作品内容に対するタイトルの、その質の高さに一票。(ノドカより)
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
その後の展開を色々と想像させてくれる作品でした。
自分もそうだけど、なかなか達成できない夢に疲れてしまって、無性に途方に暮れてしまうこともありますし。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry4
ウーティスさん

感想:
チューリップ。この花がこのストーリーの中に出てくるという美意識が好きです。やられました。あー、僕だったら「カスミソウ」とか「スノーポール」とかにしちゃうんだろうな……。自分には出せない風景を見せられました。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry13
うちゃたんさん

感想:
「天使な男」も好きだけど、「健」の間合いとか構成とか、好み。
迷いつつも、本作に一票。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry15
サラバンド
アナトー・シキソさん

感想:
 やっぱりこれですね。1000字を超えたドラマが臨場感を背負って頭の中で炸裂。1000字でこんなにはらはらさせちゃいけません。不整脈が出そうなほど面白かった。危ない、危ない。

 他のお気に入り

 孤独なマダム:チューリップを選んだセンスが好き。ついでに月光が青いともっと好きだった。
 ロードレーサー:とんと最近自転車に乗らなくなった。風切る感じが伝わってきて、気持ちよかった。
 祖父の背中:ストレートだけど、好き。読後感が寂しいけど、温かい。
投票者: このバトルへの参加作者