≪表紙へ

1000字小説バトル

≪1000_1表紙へ

1000字小説バトル
第65回バトル結果

残念!

最多得票数が、一位の方の人数を超えられませんでしたので、
規定により今回のチャンピオンは該当者なしとなります。
次回にご期待ください。

投票結果
得票数 
1
ゆふな さき
2
2
鬱宮時間
1
3
(本作品は掲載を終了しました)
ウーティスさん
4
キュートな殺人鬼
君島恒星
5
ウタタネマクラ
2
6
のぼりん
1
7
僕の知らない彼女
ミヤヒロシ
8
たかぼ
2
9
ウーティスさん
1
10
みずにうつらうつるうつれ
イシヅカレン
11
ドラマ
うちゃたん
12
てくてく歩く
柄本俊
13
合唱部合宿最終日
ごんぱち
14
夢追い人
3
15
みゆき橋
早透 光
16
ウーティスさん
2
17
由美子戦記―鰻―
ながしろばんり
18
るるるぶ☆どっぐちゃん
3
19
越冬こあら
3
20
アナトー・シキソ
2
21
日向さち
2
22
伊勢 湊
1
23
しちにとなのに
大介
24
『ラプンツェルの願い』
橘内 潤
1

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

■Entry14
パセリ
夢追い人さん

感想:
最後の一文まで、何が言いたいのかわからなかったのですが、最後の最後でゾクリと背中が熱くなりました。本当にすごい。短い1000文字の中に色彩から、食感、味覚、一文一文が鮮やかなリアリティで迫る中、どうも、パセリを擬人化しただけの奇をてらったモノという疑いが晴れなかったが、最後の一文で見事に裏切られ、完璧にまとまった、素晴らしい短編だと感じました。
投票者: 純粋読者

感想:
 ここで言われている「パセリ」とは何なのだろうか。単純に実体験かも知れないが、私はこの「パセリ」と言う存在が様々なものに置き換えられるのではないかと勝手に想像してみた。
 ある日突然の「パセリ」と言う負の存在。それから回避した生活。そのうちに「パセリ」を取り巻く様々な物事を考えて向き合う姿勢になり、やがて成長したことにより、実は自分の周囲にはそれが溢れていたと言う発見。
 人それぞれ「パセリ」に置き換えられる物事は異なってくると思うが、それが意味するものは皆同じような事なのではないだろうかと思った。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
「十六夜秘話 1.猫」ウタタネマクラ
これはいいなあ。空の棺には彩ちゃんがはいったのか?

「終曲」たかぼ
これはいいな。結局、主人公が死んだあとで、神様かお釈迦さんが「仕組んで」くれたんだろう。
これで、主人公の魂は救われるし、成仏も出来る。

「箱入り娘」鳥野 新
ええ、話やなあ。世界はエライことになってるけど、博士にとっては多分ええ話や。

「てくてく歩く」柄本俊
ほっほお。ベタやけど、ちょっとかっこええなあ。

「パセリ」夢追い人
これはいい。これだな。今回はこれだ。上から順に読んできて、もう15番以降は読まなくてもいいかなと思うくらいこれはいい。

「善悪の彼岸に、回る観覧車」るるるぶ☆どっぐちゃん
こう、唐突に始まって、なんだ?なんだ?と思ってるうちに、一瞬目の前で大きくなって、すーっと視界から消えて行く感じの世界は、いつもながらすばらしい。

「俺」越冬こあら
こりゃあ、正統派文学だぜ! こりゃあいい。かなりいい!

「収まる」日向さち
むー。これもイケるな。

「パセリ」で、今回はこれだなとおもったけど、「善悪の彼岸…」「俺」「収まる」が来て、ちょっと考えた。とくに「俺」のイヤミなくらいなブンガク臭さはかなり好きだ。けどまあ、やっぱり「パセリ」で。「俺」に比べると、「パセリ」のほうが「抜け」がいい感じ。ジーっときて、パーンと抜ける感じがいい。「俺」はほっといても票入るだろうし。

(アナトー)
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry18
善悪の彼岸に、回る観覧車
るるるぶ☆どっぐちゃんさん

感想:
 いいなあ、るるるぶさんの作品。今回は特に好き。言葉の奇術師って感じだ。1000字でなんでこんなに不思議な世界に引き込めるんだろう。

そのほかのお気に入り
 1 現代版サロメ ゆふな さき
   :これが好きな作品の二番目、少年少女の心の動きが鮮やかに残酷に描写されていてすごいなあ!素敵だなあ!と感嘆符の連続。この後二人はどんな人生を送るのか、そこまで想像してしまった。

 21 収まる 日向さち
   :この方の描写力もすごい。でも、収まれるところがある人はいいなあ。主人公に嫉妬して三番手。でも、嫉妬するほど良く描けているって事かな。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
内容はよくわからなかった。でも好き。神とか遊園地とか灰色の観覧車とかロックスターとか。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
神様が生きていて、本当によかった!ニーチェは読んだこと無いけど、それでも神様はこの世にいないと思っていたので、すごくホッとした!きっと赤いドレスも似合うんじゃないかな神様。似合うといいな。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■Entry19
越冬こあらさん

感想:
面白かったです。ショックでした。
こんなの、タダで読んでいいんですか? って思いました。
投票者: その他の作者

感想:
最近こあらさんの作品がとても素敵です。ってことで一票。
 何処までが主題化されているのか・・そこはわかりませんが、内から読ませていただけばとても好きです。パラレルワールド風の始まりから意識の存在の不思議、最後は果たせなかった夢と現在への愛着。
「あるものを選択することは他のものを選択しないことだ」とはサルトルの言ですが、それでも考えてしまうのが人間の性。それでも自分の選択を選択として、分岐として捉えるところに好感がもてました。「自由とは状況の中にある」・・意識されていたのでしょうか?
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
 あれだ、よく「未来を変えられる」系タイムスリップで起こる現象だ。ドラゴンボールとか、ターミネーターとか。
 って、違うか。

 輪廻転生というものが存在して、それが時間軸を越えるものだとしたら、目の前にいる他人は、前世やらその前やらに「自分」だったのかも知れない。踏み殺した蟻も、お昼に食べた卵も「自分」だったのかも知れない、てな事を考えたりします。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry1
現代版サロメ
ゆふな さきさん

感想:
今期はこれです。ぴかいち。サロメは知りませんが楽しめました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
掲示板では作者さん自身があまり良いと言っていないけど、かなり好きです、このテイスト。話の前提に「サロメ」という明確な骨子が存在しているからこそ成り立つ作品だと思いますが、この方向性は好きです。「収まる」「パセリ」も良かったけれど、(それが「サロメ」からの借り物だったとしても)本作品に一番パワーを感じたので一票
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry5
十六夜秘話 1.猫
ウタタネマクラさん

感想:
 ピックアップ
3  救世主    和香
 毎回そうだけど、この方はなんかしら人の話を聞いていないところがある。
 作品はおしゃれに見えるが、単に周りと世界や時間を共有できないだけなんじゃないかと、余計な勘繰りをしてしまう。まずは規定ありき、だろう?

4  キュートな殺人鬼    君島恒星
 男と女の関係「例」としては非常に面白い。だけんども、裁判の記録に似ている。味気ねえんだな。

5  十六夜秘話 1.猫    ウタタネマクラ
 これは良く書けている。例えばキリスト教をはじめとした欧米の宗教が「信じる」宗教だとすれば、仏教とか神道ちゅのはある種「感じる」宗教であるといえる。ここにおいて少女は「感じる」キリスト教をやっているわけで、日本人の小説として、非常に深い。佳作。

6  無手勝流口伝    のぼりん
 バカー。最高。

11  ドラマ    うちゃたん
 困った社会人(笑)。でも、こういう風に自分のドラマで精一杯な男は(特に小説書きにおいて)多いからな。これは実話かもしれん。もしくはこういう間抜けな男がいままでいたのかもな。いいや、今度忘年会で聞いてみよう。

12  てくてく歩く    柄本俊
 小生もてくてく歩くのが好きである。バック・トゥ・ザ・フューチャー3だっけか、西部の荒くれどもに「未来ではな、楽しみにために歩くんだ」なんていって失笑を買うみたいなシーンがあったけれども、あの感覚の逆転に近いのかな、などと考えた。
 しかし、全身麻痺という設定はいかがなものか。

20  キャッチングセンター    アナトー・シキソ
 ユキコモモさんへのオマージュということでよろしいか。よろしいか。
 そうだよな、おなじ施設にでも入った人でこれだけ違う、という非常に面白い例だし、アナトーさんはしっかり自分のものに出来ているのがいい。
 キャッチングセンター体験記で毎月一人ずつまわしていく企画、というのはどうだろうか。やるんなら乗る(笑)。

 アナトーさん、ウタタネさん、のぼりんさんが最終選考。でもそうだなぁ、小説としての広がりの可能性を考えると十六夜秘話だな。決定。
 次点は他二名様で。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
けっこう怖かった。幼さの中に悪魔が住み着いているような雰囲気があって、そう言えばこんな感じの子がクラスにも居たような居なかったような、そんな自分の記憶にまですーっと入り込んできた作品でした。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry8
終曲
たかぼ さん

感想:
なんとも深い余韻のある作品だ。
舞台を変えた「ぽっぽや」的印象を受けなくもないが
最後の最後でそんな印象はどうでもよくなる。
優しさと悲しさとに溢れていて泣きそうだ。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
文体も読みやすく、話としても一番まとまっていたと思います。あえて難を言えば(あくまで個人的な意見ですが)タイトルがいまいちなのと、ストーリーがやや弱いことでしょうか。タイトルは、なぜ「終幕」でも「終焉」でもなく「終曲」なのでしょうか。うまく言えませんが、そこに絶対的な必然性のようなものを感じられませんでした。そしてストーリーですが、何となくどこかで聞いたこと(見たこと)あるような話(設定)のように思いました。(最近、医療系の漫画やドラマが流行っているからそう感じただけかもしれません)・・最後に。この作者さんの、全く別のカラーの作品があればぜひ読んでみたいですね。楽しみにしています。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry16
ウーティスさん

感想:
瑞々しい会話に。趣は違いますが私の大好きな詩を連想しました。Monkさんの作品です。http://homepage1.nifty.com/saruhobo/apartment/kisha/yakisoba.html
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
ストレートで、驚くほどですが、たいへん気持ちよく読ませて頂きました。
「そのままじゃん」とか「恥ずかしいやん」といった意見を寄せつけない力強さを感じました。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry20
キャッチングセンター
アナトー・シキソさん

感想:
キャッチングセンター……ありえそうですよね。
淡々とした運びの中で、ここまで惹き付けさせる技量は流石です。

次点は下の2作品。
1.「現代版サロメ」 題名の通り、サロメを現代の設定で置き換えたら、こんな 感じだろうなって納得and感心です。
15.「みゆき橋」 死んだ父親に思慕の念を抱く独身女性の哀愁感がひしひしと伝わってきました。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
客がひたすら白球を受けるだけ、という状況を想像すると、面白く読めました。「どこもかしこも禁煙だらけ」は内容と関係なさそうですが、共感します。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■Entry21
収まる
日向さちさん

感想:
普通な感じのお話でしたが、一番すっきり入ってきた作品でした。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
今月は一読して「これだっ!」と思える作品が、自分には無かったのです。
でも逆に「こりゃシンドイ」というものも無くて、拮抗した争いでした。
そこで今回は作風が好きだから、というやや原始的な感覚で選びました。
「収まる」に一票入れます。
好きなものは好き、としか言えないけれど、衣装ケースに収まりたがる主人公の
やや倒錯気味の行動が、ツボでした。

他には、敬称略順不同で
6 無手勝流口伝 のぼりん 992
(作品番号16)1000
20 キャッチングセンター アナトー・シキソ 1000
がよかったです。
(霜)
投票者: その他のQBOOKS参加作者

■Entry2
花火
鬱宮時間さん

感想:
どこか懐かしい青臭さが郷愁を誘う。ニルヴァーナ、オレも聴いてたなぁ。どこか言葉もきれいなのでこれに一票
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry6
無手勝流口伝
のぼりんさん

感想:
土下座とは首を切られても致し方ないという覚悟を表すものだった気がするが、全体的にやりとりが面白いから、よし。セクシーコマンドー(某ギャグ漫画に出てくる、相手の隙を作り出す技を極めた格闘技)をセリフでこなしたという感じ。小技が利いてるし、ラストも意外性があって良かった。
こあらさんの「俺」が次点。感想は掲示板に載せたので、ここでは省略。
(日向さち)
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry9
ウーティスさん

感想:
今回、迷いに迷った結果、鳥野新さんの「箱入り娘」に決めました。面白かった作品が多く、本当に僅差で。
短い1000文字の中で、とても分かりやすく三人の電子頭脳のキャラクターが光っていたところが決め手でした。
投票者: このバトルへの参加作者

■Entry22
歌声はいつか太陽へ向かう
伊勢 湊さん

感想:
5「十六夜秘話 1.猫」
 コックリさんみたいな、禁じられた遊びを臭わせる。
 ホラーとかにはない独特な寒気が、私を物語の中に強く引き込ませた。

18「善悪の彼岸に、回る観覧車」
 強いメッセージ性を感じた。主人公のキャラもいい。
 読後も強く余韻が残って、これは最後まで候補作品だった。

24「ラプンツェルの願い」
 グリム童話を中心に、昔話好きな私にとってはたまらない作品だった。
 原作の内容を壊さず、かつ主人公にうまく置き換える技量の高さに感動。

 でも、今回は22「歌声はいつか太陽へ向かう」伊勢湊さん。
 きっと、ずっと心の中に残るんだろうな…どうしてこの悲しさは、
 こんなにも美しいんだろう。久しく出会った”綺麗な物語”に一票。

(ノドカより)
投票者: このバトルへの参加作者

■ 該当作なし

感想:
正直今回はぐっとくる作品がありませんでした。

常連の方はとてもうまいと思うのですが、きれいにまとまってしまってワクワクできないのが残念でした。
恋愛ものの方の作品も、特別に抜きん出ているものがないと思いました。
なので、順番つけられませんでしたすみません。
投票者: このバトルへの参加作者