■Entry14
パセリ夢追い人さん
感想:最後の一文まで、何が言いたいのかわからなかったのですが、最後の最後でゾクリと背中が熱くなりました。本当にすごい。短い1000文字の中に色彩から、食感、味覚、一文一文が鮮やかなリアリティで迫る中、どうも、パセリを擬人化しただけの奇をてらったモノという疑いが晴れなかったが、最後の一文で見事に裏切られ、完璧にまとまった、素晴らしい短編だと感じました。
投票者: 純粋読者
感想: ここで言われている「パセリ」とは何なのだろうか。単純に実体験かも知れないが、私はこの「パセリ」と言う存在が様々なものに置き換えられるのではないかと勝手に想像してみた。
ある日突然の「パセリ」と言う負の存在。それから回避した生活。そのうちに「パセリ」を取り巻く様々な物事を考えて向き合う姿勢になり、やがて成長したことにより、実は自分の周囲にはそれが溢れていたと言う発見。
人それぞれ「パセリ」に置き換えられる物事は異なってくると思うが、それが意味するものは皆同じような事なのではないだろうかと思った。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:「十六夜秘話 1.猫」ウタタネマクラ
これはいいなあ。空の棺には彩ちゃんがはいったのか?
「終曲」たかぼ
これはいいな。結局、主人公が死んだあとで、神様かお釈迦さんが「仕組んで」くれたんだろう。
これで、主人公の魂は救われるし、成仏も出来る。
「箱入り娘」鳥野 新
ええ、話やなあ。世界はエライことになってるけど、博士にとっては多分ええ話や。
「てくてく歩く」柄本俊
ほっほお。ベタやけど、ちょっとかっこええなあ。
「パセリ」夢追い人
これはいい。これだな。今回はこれだ。上から順に読んできて、もう15番以降は読まなくてもいいかなと思うくらいこれはいい。
「善悪の彼岸に、回る観覧車」るるるぶ☆どっぐちゃん
こう、唐突に始まって、なんだ?なんだ?と思ってるうちに、一瞬目の前で大きくなって、すーっと視界から消えて行く感じの世界は、いつもながらすばらしい。
「俺」越冬こあら
こりゃあ、正統派文学だぜ! こりゃあいい。かなりいい!
「収まる」日向さち
むー。これもイケるな。
「パセリ」で、今回はこれだなとおもったけど、「善悪の彼岸…」「俺」「収まる」が来て、ちょっと考えた。とくに「俺」のイヤミなくらいなブンガク臭さはかなり好きだ。けどまあ、やっぱり「パセリ」で。「俺」に比べると、「パセリ」のほうが「抜け」がいい感じ。ジーっときて、パーンと抜ける感じがいい。「俺」はほっといても票入るだろうし。
(アナトー)
投票者: このバトルへの参加作者