第80回1000字小説バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオン作品は、
越冬こあらさん作『タラチネ』と決まりました。

エントリ作品作者得票
12タラチネ越冬こあら5
05エロの神様青野岬3
02犬の視力ようこさん2
03ユグドラシルの鍵とむOK1
06仰げば尊し太郎丸1
11取立お梅ごんぱち1
13『猫と春風』橘内 潤1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



推薦作品と感想

■タラチネ  越冬こあらさん
 
感想:お〜い山田君越冬こあらさんに座布団一枚やっとくれ
票者:このバトルへの参加作者


感想:うーん。今回は迷いました。
その中でいくつか候補に選んだのが、太郎丸さんの「仰げば尊し」、葱さん「選択は虹よりも指先に」、のぼりんさん「妻はどこだ?」と、越冬こあらさんの「タラチネ」でした。
太郎丸さんと葱さんの作品は、途中までは面白く読んだのですが、ラストで「あれっ?」って肩透かしをくらった気分になりました。
そこで「タラチネ」と「妻はどこだ?」で悩んだのですが、細部の描写でくすくすっっと笑わせてくれた「タラチネ」に決めました。
票者:このバトルへの参加作者


感想:読み終えた瞬間、「うまい!」の一言が漏れました。立川談志さんが、「落語を現代に」と書かれていた本を思い出します。あまり落語には造詣は深くないのですが、まさに「たらちね」をそっくりそのまま現代風にアレンジされたというか、語り口調にも余念がないというか、参りましたの一言です。
票者:このバトルへの参加作者

感想:どれも面白かったのでひとつに決めるのが大変。
句読点もすっ飛ばしてぐいぐい読ませる「犬の視力」
こなれた文章運びで危なげない「エロの神様」
作者付記が最後のオチなんてズルイ!「仰げば尊し」
長編の幕開けのようで続きが読みたい「選択は虹よりも指先に」
基準が3百円なら取立額はいくらだったんだ?「取立お梅」
それぞれ、落し難くて迷ったが、今回は「タラチネ」で。
「だったら、夜はスイッチ切っとかあ。」スイッチ切ったおチヨがでーんと横に寝てるのもそれはそれで不気味かも。楽しませていただきました。
票者:その他のQBOOKS参加作者

感想: ぼんよりさんとどっちかな、というところ。
 どっちも「それでどうした」なのです。夜には電源を切る、それでどうするんだ。廃ビルの屋上に火を放つ。それでどうするんだ。が、どっちも力技で、有無を言わさない点では互角。が、日本の落語ファンとしては、たらちねをこう料理しちまうのかい、という個人的感慨があったので「タラチネ」で。あたしの頭ではタラチネをソナチネにするくらいしか、思いつかない。(M)
票者:その他のQBOOKS参加作者


■エロの神様  青野岬さん
 
感想:二度目に読んだとき、話の内容をぱっと思い出せたのがこの作品だった。
エロ本を題材にしてこんなに爽やかな味付けができるのって、真似できないなぁ。でも、最後の一文だけはもうちょっと印象的な文言だったら――と欲を言えば思ったりもする。
票者:このバトルへの参加作者

感想: 我が身を振り返ってみると、拾い読みとかはしないんですが、そもそも丸のまま落ちているなんて事はそうそうありゃしないのですが、そういう意味では観念的とも言えるのですが。
 三丁目の夕日の風景も、年代ごちゃ混ぜだそうですし、この場合フィクションは逆に効果的で、覚えのない風景なのにノスタルジーを感じたりはするのです。
票者:このバトルへの参加作者


感想:エロと言っても、とても可愛らしい話を読んだような気がして心地よかったです。

他、太郎丸さん『仰げば尊し』、越冬こあらさん『タラチネ』を楽しく読ませていただきました。
(ぼん)
票者:このバトルへの参加作者


■犬の視力  ようこさん さん
 
感想:文体が独特で面白かったです!
犬語の翻訳の可愛さに、ぐっときました。読点がないところが好きです。
こんな雰囲気で色々なシチュエーションのものを読んでみたいです。荵

あと、アナトー・シキソさんの「ラジオ・トリックス」、
小笠原寿夫さんの「うな丼」、の二作品にドキドキしました。
内容は分からなくても作風に惹かれてしまいます。
票者:このバトルへの参加作者

感想:いーですね。愛犬との生活。リアルで面白い。
票者:このバトルへの参加作者


■ユグドラシルの鍵  とむOKさん
 
感想:今回はこれでしょ。他はないでしょ。
たまには、こういう回もあるよな。
選ぶことすら必要ない。

キテル、キテル。

賞品バトルとは大違いの、一点買い。

ユグドラシルってなんのことなのか全然知らんけど。

(アナトー)
票者:このバトルへの参加作者

■仰げば尊し  太郎丸さん
 
感想:オチのいい加減さも含めて、こじつけベタベタギャグにやられました。
猫にお願いせず、是非、三番まで続けて下さい。お願いします。
票者:このバトルへの参加作者

■取立お梅  ごんぱちさん
 
感想:文章がうまい。文章で読ませる作品が多い。それでも、おちがピリッとしない。面白いと素直に思える作品がありませんでした。
何か自分の世界観に浸って、読者に見られることを考えない作品が多かったと思います。

その中で、おちをきっちりと書いていたのは、ごんぱちさんの「取立お梅」。
「遠足のおやつは、三百円までにしましょう!」というおちが、ちょっと弱かったのだけれども、「最後に何か面白いおちを!」という気迫がこもった一言だった。
途中までの文章も、読者を飽きさせず、展開が面白かった。老婆キャラと緊迫感のある背景のギャップが良かったです。


票者:このバトルへの参加作者

■『猫と春風』  橘内 潤さん
 
感想:今回の作品の中で何となく気にいったのが「ラジオ・トリックス」
そして長い名前も擬音も全然出て来ないけど、未来の噺「タラチネ」
でも、ほんわかと心休まるファンタジーが気にいったので、「猫と春風」にします。
票者:このバトルへの参加作者