とかくこの世は朗らかに
アレシア・モードさん
感想:「昔おとこ」
特に日常に面白いことがないのでちょっとしたことでもネタに引きずり込んじゃう。
「時そばアフター」
改作モノは難しくて、ぢゃあ例えば普通の落語じゃあ満足できないような落語マニアに「時そば」の代わりに聞かせたらどうなるか、というと、そこまで面白くないんだよなぁ、というのが正直なところ。もともとの「時そば」の気づかなさ、ボケ具合を倫理で調理し直そう、というのがあんまり落語的でないというか……
「私小説」
うーーーむ、どういう態度で本作に接したらいいものか、という問題の補助線になるのは著者のプロフィールでして、ちょっと読んで「あ、魂の吐露というよりは作品として読んでも大丈夫かも」とやや安心しました。
だとすれば、語り手の執着している部分が「私」にしかないところが主題かしらね。
世界なんぞ何処かで歪んでいるので、その証拠として「『私』の思考や言動が絶対的に正しいと仮定すると、私以外のすべてが『歪んで』『おかしく』『間違って』見える。というのは至極当たり前の話でありまして、まぁ普通のことを書いているなぁと思いました。パッションだけで押し切るにはあまりにも凡でございます。
もっと尖ったことが出来るはず……
「とかくこの世は朗らかに」
おっさんなのでミュージックソーの時点で「あっ」と思ったのですが、いやぁそうきたか。
でもね、この横山ホ、もといゴッド・ブラボーズをこのテンションで描く世界線がどこにあるかというとそうそうあるもんでもなく、これもまた「(これまでに)存在しない(しなかった)世界」なんだよなぁと思うと感慨深い。
「追儺(紫式部日記より)」
いやー知らなかった。紫式部日記にもおっぱい回があったんですねぇ。とかそのような呑気な話ではないが。
服だけで済んだのか、などというあたりは書かないのが奥ゆかしいところではございますが、「服を盗られたということは、そういうことだよ!」ということであるかもしれず、そのへんの解釈はよくわかりません。でも、わざわざ服だけ剥がすだけで終わるかなぁ……などと考えるあたりが奥ゆかしいのか。ただのスケベか。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:音楽団体を何回抜けただろう。
大学で1回、神奈川で1回、札幌で1回だから、案外少ないか。でも、まともに卒団したのは高校の時だけなんだなぁ。音楽に限らず、終わりまでしっかりいる人というのは、一体どれぐらいいるのやら。
何はともあれ、どこかに入って落ち着くミッシングピース氏ではないようだ。
「中途半端な人になると死んじゃう」という論理展開をする先生はいなかったので、今も元気に生きている。あの先生そういえば、名前に月が2つあるな。お色気ムンムンとかそういう事だろうか。
投票者: このバトルへの参加作者