■ Entry2
すいとっと凛々椿さん
感想:「すいとっと」
「下駄箱・靴箱・シューズボックス…呼び方で世代が分かるかも?」というネット記事を読みました。私は下駄箱です。むしろ鉄下駄箱でした。せっかくの漆の三段重に鉄下駄の匂いが移らないか心配しながら読みました。三段重の唐揚げ軍団よ、下駄の鉄臭さを凌駕する匂いたれ、と手に汗を握りました。気づけば己の軽金属棒を握りしめたりしているので、男子校出身者には注意が必要です。
「からんしゃこーん」
擬音と駄洒落は、ことに歳をとると頭のなかで無限ループをはじめるので注意が必要です。トカトントンのおじさんを覚えていますか? 視界のなかをしつこく飛びまわる蚊のようなものです。擬音精舎の鐘の音です。脳内スカスカ、骨密度は鶏ガラの味変を楽しんでいます。
「AIゴースト」
歳をとってからのシンクロニシティには注意が必要です。ぼんやりしていると「からんしゃこーん」の続きを読んでいるような気持ちになります。常々思うのは、私たちが、ことに丹波哲郎界隈が「霊界」と呼んでいたのは、AI界のことです。プロンプトを書いて情報を得るやり口は、霊界への出張買取にも似て、何ともいかがわしい気持ちにさせられます。
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感想:「長編小説(途中まで)」
圧倒的な質量感。明け方にぬっるいコーヒーを啜りながら笑いつつ、力なく咳き込んじゃった。
色々な根っこの言葉を近似からリンクさせるような手法はジョイスっぽいし、そのへんの連なりが世界観を生み出すことに成功している。これはおせち的に「えび=腰が曲がるまで生きられる縁起物」「数の子=数多く子供ができる縁起物」「山田くん=笑点の巡業先で種馬としてこどもをつくる縁起物」などの洒落による縁起の発生を垣間見る。お、真面目な話をしてしまいましたが昔はウクライナも美女の名産地として有名だったのがこんなことになっちまって。イクラ丼がいっぱい5,000円になっちまって。
「すいとっと」
じゃがいもは足が速い。お弁当の肉じゃがというのが、ワタミの宅配お弁当ではみたことがあるが、あんまり一般家庭のお弁当では見ない気がする。
もちろん入れてもよい。冬場ならなんとかなるであろう。好きならば入れるであろう。入れればいいじゃない!
というところが脳裏に浮かんでいたので「盗んだ弁当で腹を壊す」というのは妙に納得感があった。最後のオチでひっくり返すタイプの話かとは思うが……いや、ちがうのかなぁ。単純に照れ隠しなのかなあ。漆塗りの三重箱ということは、あとで回収に行くことも計算に入れねばならぬ。この季節ならわかるが夏ならば大変だ。
甘酸っぱい恋愛者を装いつつ、ディティールがシュールに仕上がっているところが面白いと思いました。
「からんしゃこーん」
実際にこういうことがないと、こうしたことを文章として残しておかないだろうなぁ、ということで、書きました。
「AIゴースト」
最近、ネイタルチャートをAIに喰わせて分析するのが弊社内で異常に流行りましたが、あのくらいの的中率だとちとAIの云うことを信じてしまうようになる。
出生時のデータが揃うとわりあいに納得のいくレベルの人物像が浮かび上がるのですが、かといって、実はそれは実像ではない、が、あまりにもそれっぽいので「そうに違いない」と思ってしまう。
その精度まで生前の家族が再現できるものなのか。できるとすると、もっと悪いことに使えてしまいそうだなぁ……
「銭形平次 八五郎の年越蕎麦」
青空文庫が絡むと江戸弁というか話し言葉がずいぶんナチュラルになるんであるな。一箇所よくわからねえところがあるとすれば、そばを啜る平次と銭を投げる平次の2人がいないと奇妙なことになるあたりか。あんまり自分の食っているそばを銭で切るあたり、よくわからんことにはなる。
しかし「罪な男」の罪の部分が描けていたりして、いやぁ、進化しとるなあ。
「町のお姫様」
うまく言語化できる気がしないが、あんまり静かなところにいると己との対話しか残らなくなってしまうということなのかなぁ、という感じはする。
町の中にいたらいたで大変なのであるが、イニシエーション的に静かな場所に行くことは必要なのかもしれないなぁ、などと思ったりした。鼻もかんだりした。
ただ、お姫様は城に帰らなくていいのかな。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:お腹を心配するリアクションは何を意味するのか。
本当に一服盛っていればミステリーになろう。
相思相愛の百合展開もあり得るが、ならばこの場合弁当を作った意図は。嫉妬させてからの百合バレを狙った高度な心理戦か。
はたまた、男女差の微妙なところを突いた量で、女性には本当にヤバい量か、それともその限界量を知るという意味でやはり百合展開か?
謎は深まるばかり。
投票者: このバトルへの参加作者