感想:一筆書きで書かれた絵のように感じました。情報量が多くて、一見取っつきにくい気もしますが文章のリズムが良くて、意外とすらすら読める作品だと思います。
緋川さんの作品は、調律師というチョイスが新鮮でした。ハッキリと作品の構成を固めて書かれているので、読むほうも安心して読めます。ただ「それじゃあそろそろ、こちらの調律もはじめましょうか」等のセリフはちょっと下世話すぎるかなと感じました。あくまでも調律師のお兄さんは神秘的なイメージにしておいて欲しかったなあ。
投票者: その他のQBOOKS参加作者
感想:悩みましたが、分からんものを分からんままに押し付けてくる「冬の月」に一票とします。主人公にもよく分からない未整理の感情を分からないまま分からせるのは、それは、大変な仕事なのです。「ピ ア ノ」は、今回どうも官能的な表現が邪魔をするように感じられました。ただそこは作者の立ち位置のありかたなので、否定的にもなれません。飛び飛びのタイトルは象徴的と思います。
投票者: その他のQBOOKS参加作者
感想:うわー。
とうとうサヌキマヲ氏とのタイマンバトルになってしまった。
色々と思い知らされるから嫌なんです、いつも。
「冬の月」
冬の夜空に浮かぶお月様って、とても真摯で清潔な感じがします。
女子高生の演劇にかける想いを、太陽ではなく月(しかも冬の)で表現したのは大正解だと思います。
文化系の女子高生、嫌いじゃないです。
いや、むしろ好きです。
大好物です。
可愛らしくて頭をナデナデしてあげたくなる。
私に撫でられたくなんかないとは思いますが。
日本の、ちょっとほっぺたの赤い、正しい女子高生の青春って感じで良かったです。
でも、またしても読めない難しい漢字がチラホラ……あれは何を狙ってるのですか?
投票者: このバトルへの参加作者