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3000字小説バトル

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3000字小説バトルstage3
第14回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は蛮人S作『劉に知らしむべからず』です。

投票結果
得票数 
11
22
3
下司味礼賛

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

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推薦作品と感想

蛮人Sさん

感想:
「ポン子出し」
 読み返すと「ひでえなぁ」と思うのですが、このくらい実のないのが日々の暮らしかとも思いますし。

「劉に知らしむべからず」
 やーなんだ、底本があるとはいえ、野球中継風に仕立て上げきったというところがなによりも素晴らしい。
 結構手間だったと思うのですが、あんまり手間を掛けずに書き飛ばした自分を恥じる次第です! ゾス!

「下司味礼賛」
 この当時から昭和軽薄体のようなものはあって、本作なんかそれに近いのだけれども、古川緑波が藝人であるという理由でマァ、許されるようなところがあったのかもしれない。嵐山光三郎にしても椎名誠にしても、書くことを本職としているのに軽薄だったから毀誉褒貶あったような気もするし。
 厳密に言うと軽薄体というよりも落語の口調なんだな。でも、ちゃんと文化論になってるんだな。この辺には前述の作家たちと親しい物を感じる。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
実況中継調の所がいいですね、Live感がありました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

サヌキマオさん

感想:
1 ポン子出し
 言いたくないけど、これと、あともう一作がアレでは、やはりバトルも近寄り難くなるかな。って思い切り言うとるやん。一見さんは5行目あたりで脱落します。まあこの場でどういう読者が想定可能かと考えると問題ないけど。すみません。
 日常系と呼ぶべきなのか、すんなりと軽く読み進める感覚は良い。ただ、その感覚を取り戻すために私は前作前前作前前前作から一挙放送を観るごとく読み返す必要はあったとは申し上げます。だって毎週ならまだしも数ヶ月空いたらこいつ何だっけって思うし、今回キャラもさらに薄くなった気がするし。そこが狙いなんだろうか。
 しかしそのお陰でクロシェがこっそり改名している事には気づけた。故意かな? 故意じゃない? まあきっと笑いの神の下僕とか言う意味だろう。

2 劉に知らしむべからず
 結局本作で一番時間をかけたのは、昔の銃の仕組みを知ることだった。そのくせこの話の銃はまったく出鱈目だが無為はそうやって支えるものなんだ。ああ、あと、原作の「蒙陰の劉生」って誰なんだろう…
投票者: このバトルへの参加作者