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3000字小説バトル

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3000字小説バトルstage4
第33回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん作『でんしゃ』です。みなさま、ご投票くださいましてありがとうございました。

投票結果
得票数 
1
Bigcat
1
2
サヌキマオ
2
3
楽屋
田村俊子

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

でんしゃ
サヌキマオさん

感想:
恐れ多いことですが、この作品を読んで、サヌキマオさんの作品は曼荼羅に例えれば高野山の立体曼荼羅のようなもの、私のは下手くそな曼荼羅です。技量の差をみせつけられた。
投票者: このバトルへの参加作者

感想:
この作品の女子高生は強靭なメタフィジカルな、地の文に相当する、ナレーターに徹して居ると同時に、登場人物でもあるような、そんな不思議な、性格のキャラクターだと思いました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

人の目
Bigcatさん

感想:
「人の目」
 小説なのか自己啓発エッセイなのか、と思って読んでいたが最後のオチでかろうじてエンターテイメント要素があった。
 では逆に、何が自己啓発めいているかというと「内容が一本道」というあたりで、自己啓発本でもいろんなエピソードに寄り道すると急に小説めいてくる。

 だから本作ナニか、というとやはり自己啓発エッセイだし、書き手なりに「あ、まづい」と思ったゆえのオチの付け方なんだろうなぁ。

「でんしゃ」
 書いている本人はオチを一切考えていなかったのでなんだかわからない仕上がりに。

「楽屋」
 恋愛ものを書こうという気になったときに(引用)<峰子は、あの男が好きになってもいいような気がした。ほんとうに今まではあの男に就いてなんの注意もないと思っていたけれども、いつの間にか好きになっていたのかもしれない。>と直接書いていいものなのかなぁとしばらく考えていたが「好きになってもいいような気がする→好きになっていたのかも」という段階を経ているのだ、と露骨にするところになんかしらちょっとヒントがあるかもしれない。
 たしかにその、なんだかの刺激(顔だとか、仕草とか、リアクションとか)があってそこから好意を抱くんだと思うのだが、この「なってもいいような気がする」という段階に関心を覚えました。男の方も、化粧をしている姿を見て「何かおそろしいチャームを感じた様」なんだものね。
投票者: このバトルへの参加作者