私の日記そして詩作したくなる(詩作の後は古今和歌集暗唱)
石川順一
2010年4月9日(金)。いきなり短歌で始まって居る。「口語調テレビわね」
O テレビはねしょせん中継地点だと開き直って見るのも一法
O 脳内の脳波がすかさず探知され丁度今其処読み終わったでしょう
2009年7月5日(日)。昨夜(7月4日?)夕食までは鰺のたたきが続いて居たので
O 焼きアジか刺身と思ふ勘違ひ
一昨日金曜日(7月3日の事か)残し、今朝(7月5日)だしまき卵焼き二つに茄子の味噌汁
O 茄子残し結局食べる味噌汁で
一昨日(再び7月3日の事か)金曜日。
O 雨の日に面接に行く近くまで
ここ三日ほど部屋のラジカセ二台のコンセントプラグを抜きFM放送を聞いて居なかった。先週来、短波でFMをぽつぽつと聞いて居た程度が、久しぶりに母が掃除して居る間にプラグをコンセントに差し込み。CDラジカセは時計表示、付けるたび12:00からスタートするので
Oでたらめな時計表示を灯(とも)したり
やはり寝られないと思ったら深夜1時頃寝ても寝られないものだ。面接の夜の様に(7月3日)3時近くまで粘ればすんなり眠れ土曜日(7月4日)は7時前後に目覚め。アーチレリー?を食らう事もなかりしものを
O眠れないいや眠らない覚悟する・・
ここまで書いて、私は自作詩を詩作したくなった。
「バオバブの木を見て居ると それは星の王子様的気分では無くて 小型飛行機しか思い浮かばなくて 逼塞する 自我の弱みが微かに感じられる A4の紙500枚の束5つの内 ついに4束使い切って5月29日より最後の1束を使い始める 事実と幻想の間に自分の自我を置けば 知られざる真実的な気分と向き合うことになる 星の王子様を返せとは思わない 星の王子様の絵本を返せでは リアリティーがありすぎる もう少し幻想に浸って居たい バオバブの木は日本にはあまりなさそう 植物園以外には 何もかもが自我の弱みを反映して居る」
そしてここまで詩作してから、私は猛然と古今和歌集が暗唱したくなった。
ふるとしに春立ちける日よめる 在原元方 0001 年の内に春はきにけり一とせを去年こぞとやいはん今年とやいはん(0001) 題しらず 読人しらず 0003 春霞たてるやいづこみ吉野の吉野の山に雪はふりつつ(0010) 二条后の春のはじめの御歌 0004 雪の内に春はきにけり鴬の氷れる涙今やとくらん(0027) 題しらず 読人しらず 0005 梅が枝にきゐる鴬春かけて鳴けどもいまだ雪は降りつつ(0031) 雪の木に降りかかれるをよめる 素性法師 0006 春たてば花とや見らん白雪のかかれる枝に鴬の鳴く(0030) 雪の降りけるをよめる 紀貫之 0009 霞たち木のめもはるの雪ふれば花なき里も花ぞ散りける(0023) 春の始めによめる 藤原言直 0010 春やとき花やおそきと聞きわかん鴬だにも鳴かずもあるかな(0026) 寛平御時后宮の歌合の歌 源当純 0012 谷風にとくる氷のひまごとに打ち出づる波や春のはつ花(0013) 紀友則 0013 花の香を風のたよりにたぐへてぞ鴬さそふしるべにはやる(0028) 題しらず 読人しらず 0017 春日野はけふはなやきそ若草のつまもこもれり我もこもれり(0039) 0018 春日野の飛火とぶひの野守出でて見よ今幾日いくかありて若菜つみてん(0016) 0019 み山には松の雪だに消えなくに都は野べの若菜つみけり(0017) 0020 梓弓おして春雨けふ降りぬ明日さへ降らば若菜つみてん(0018) 仁和の帝、みこにおましましける時に、人に若菜賜ひける御歌 0021 君がため春の野に出でて若菜つむ我が衣手に雪は降りつつ(0019) 歌奉れとおほせられし時、よみて奉れる 紀貫之 0022 春日野の若菜つみにや白妙の袖ふりはへて人のゆくらん(0020) 題しらず 在原行平朝臣 0023 春のきる霞の衣ぬきをうすみ山風にこそみだるべらなれ(0067) 寛平御時后宮の歌合によめる 源宗干朝臣 0024 ときはなる松の緑も春くれば今ひとしほの色まさりけり(0068) 歌奉れとおほせられし時、よみて奉れる 貫之 0025 我がせこが衣はるさめふるごとに野辺の緑ぞ色まさりける(0069) 題しらず 読人しらず 0028 百千鳥ももちどりさへづる春は物ごとにあらたまれども我ぞふり行く(0037) 0032 折りつれば袖こそ匂へ梅の花ありとやここに鴬の鳴く(0044) 素性法師 0037 よそにのみあはれとぞ見し梅の花あかぬ色香はをりてなりけり(0046) 梅の花を折りて人におくりける 友則 0038 君ならで誰にかみせん梅の花色をも香をもしる人ぞしる(0047) 月夜に梅の花を折りてと人の言ひければ、折るとてよめる 躬恒 0040 月夜にはそれとも見えず梅の花香を尋ねてぞ知るべかりける(0048) はるの夜、むめの花をよめる 0041 春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる(0052) 初瀬に詣づるごとに宿りける人の家に、久しく宿らで、程経て後に到れりければ、かの家のあるじ、「かくさだかになん宿りはある」と言ひ出して侍りければ、そこに立てりける梅の花を折りてよめる 貫之 0042 人はいさ心もしらず故郷は花ぞむかしの香に匂ひける(0053) 水のほとりに梅の花の咲けりけるをよめる 伊勢 0043 春ごとに流るる川を花とみて折られぬ真水に袖やぬれなん(0057) 0044 年をへて花の鏡となる水はちりかかるをや曇るといふらん(0058) 家にありける梅の花の散りけるをよめる 貫之 0045 暮ると明くと目かれぬものを梅の花いつの人まにうつろひぬらん(0059) 寛平御時后宮の歌合の歌 読人しらず 0046 梅が香を袖に移してとどめてば春は過ぐとも形見ならまし(0060) 素性法師 0047 散ると見てあるべきものを梅の花うたて匂ひの袖にとまれる(0061) 染殿の后のお前に花かめに桜の花をささせたまへるを見て、よめる 前太政大臣 0052 年ふれば齢よはひは老いぬしかはあれど花をし見れば物思ひもなし(0106) 桜の花のもとにて、年の老いぬることを歎きてよめる 紀友則 0057 色も香もおなじ昔にさくらめど年ふる人ぞあらたまりける(0105)
歌奉れとおほせられし時によみて奉れる 紀貫之 0059 桜花咲きにけらしも足引の山のかひより見ゆる白雲(0094) 弥生に閏月のありける年、よみける 伊勢 0061 桜花春くははれる年だにも人の心にあかれやはせぬ(0109) 桜の花の盛りに、久しくとはざりける人の来たりける時によみける 読人しらず 0062 あだなりと名にこそたてれ桜花としにまれなる人も待ちけり(0160) かへし 業平朝臣 0063 けふ来ずは明日は雪とぞ降りなまし消えずはありとも花と見ましや(0161) 題しらず 紀有朋 0066 桜色に衣はふかく染めて着ん花の散りなん後のかたみに(0137) 巻第二(春歌下)33首 題しらず 読人しらず 0069 春霞たなびく山の桜花うつろはんとや色かはりゆく(0142) 0070 待てといふに散らでしとまる物ならば何を桜に思ひまさまし(0143) 0072 この里に旅寝しぬべし桜花散りのまがひに家路忘れて(0144) 0073 空蝉の世にも似たるか花桜咲くと見しまにかつ散りにけり(0145) 僧正遍昭によみておくりける 惟喬親王 0074 桜花散らば散らなん散らずとて故郷人の来ても見なくに(0146) 雲林院にて、桜の花の散りけるを見てよめる 承均法師 0075 桜散る花の所は春ながら雪ぞ降りつつ消えがてにする(0148) 桜の花の散りはべりけるを見てよみける 素性法師 0076 花散らす風のやどりは誰か知る我に教へよ行きて恨みん(0147) 心ちそこなひてわづらひける時に、風にあたらじとて、下ろし籠めてのみ侍りける間に、・・・
私は猛然と古今和歌集を暗唱した。