感想:「ミミミまみれ」
なにか解答編のようなものを書いたほうがいいのかもしれないが、それもまた野暮な気もする。
「街の底」
やぁ新感覚派だ。
「その乳房は肉親のように見えた」とかね。非常に好きです。
このころの文士も共感覚を使った表現に(本能的に)気づいていて、そういう風景の捉え方でものを書こうとした。
新感覚派ももうちょっと流行ればよかったんだけどな。ともすると生理的な部分に差し込んでくるから、落ち着いて本を読みたい人には向かないようなところがある。
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感想:ミミミが病院にいる、というくだりから現れはじめる沢山のミミミがとてもミミミでミミミした。ミミミをゲシュタルト崩壊させるくらいにミミミだとなおミミミだったとミミミます。それにしてもミミミでしたし、良いミミミでした。
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感想:これはあ、なんだろうなあ。考えるんじゃない感じるんだということでいいのかなあ。読んだままで申せば、ミミミに侵食されていくような感覚が、キャラクターの境界を崩していって、本当はクロシェがミミミなんじゃないかとか、ミミミと呼ばれる双子の妹でもいるのかとか、読者がクロシェなんだろうかとか、よくある時間のループなのかとか、最後になると、もう本当はミミミもクロシェも実在しないんじゃないかとか、って物語なんだから当たり前じゃんとか、そんな感じに至ってて。もうミミミの職業とかどうでもよい。まあそのへんは放棄して、いつもどおり適当に読んで読んで笑えればそれでいいのだ。少なくとも今は、そう思っています。
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