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3000字小説バトル

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3000字小説バトルstage3
第50回バトル結果

おめでとうございます

今回のチャンピオン作品は、サヌキマオさん『クロシェだらけ』です。

投票結果
得票数 
1
サヌキマオ
2
2
宇宙太宰治
1
3
飛行機から墜ちるまで
吉行エイスケ

感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。

「私の投票がない!」「内容が違うような?」……掲載もれ、ミスなどがございましたら、QBOOKSインフォデスクのページよりご連絡ください。

推薦作品と感想

クロシェだらけ
サヌキマオさん

感想:
「もうええわ!」の所で、主人公と気持ちがリンクできた気がしたので。
投票者: その他のQBOOKS参加作者

感想:
宇宙太宰治です。生まれてビッグバンすみません。

「クロシェだらけ」 宇宙芥川先生の曰く、人格は内在するに非ず、相対する者共の裡に生ずる姿なり。吾が人格ぞと思われし姿は、相対する者共の反映に過ぎず。されば人格は観察の数だけ生まれ、もうええわと放った数だけ死ぬる、無限の並行パラレル宇宙の産物ならむと。まさに、この作品を予見したかの如き宇宙芥川先生の慧眼、さすが私が今作った先生だけのことはあります。そしてミミミがクロシェたちを見る時、クロシェたちもまたミミミまたはミミミんまたはミミたんを見ているのです。

「走れ宇宙メロス」 題名には走れと冠したものの、読み返せばこの宇宙メロスときたら事実まったく走ってや居ない、のそのそ歩くばかりです。然れどそれは私のせいでは無い、3000字と云う枠に嵌め、勝手に打ち切りを決めたSなる野蛮な編輯の仕業なのであります。宇宙の神に誓って申し上げます。あの人は酷い。厭な奴です。宇宙山賊との戦斗も、大銀河を渡る力泳も、Sにとっては何らの価値あるものでもないのです。

「飛行機から墜ちるまで」 私、この人の云うこと全然わからない。でも、もう少し男として、女性に対する愛情。責任のとりかた。そんなものを持っていても良いのではないかしら。
投票者: このバトルへの参加作者

走れ宇宙メロス
宇宙太宰治さん

感想:
「クロシェだらけ」
 一月ぶりに読み返してみて、アレですよ、事情がわかるかわからないかのギリギリのところまで説明を省こうとはしているのです。その結果わけがわからなかったらどうしょうもないですが、でも、長々と「解説」を読まされるよりはマシだろうと思ってしまう。
 まぁそんな話です。書き手からすると。

「走れ宇宙メロス」
 もう宇宙○○とかスペース○○がつくだけでいちいちおかしい。「宇宙都市全体が、スペース寂しい」で「やかましわ!」とつっこんでしまった。東西線の中で。

 やっていることはホントにあほですが、尺も考えた上でかなり丁寧なリミックスに仕上がっていると思います。良作!

「飛行機から墜ちるまで」
 わりとこう、書く側の立場からすると、走馬灯的なものを映像のカット&ペーストで描いてるのがわかるわけです。まぁただ、そこは、難しかったんだろうなぁ。身につまされるなぁ。
 ちょつと調べたんですが、やはり当時の人からも、後の評価も高くない。映像とか、DTMみたいなものが当時からあれば、もっと名を馳せたのかもしれないな……。
投票者: このバトルへの参加作者