第60回3000字バトル結果


おめでとうございます! あなたが栄光のチャンピオンです!

『かつら』 薮野椋十さん
 


推薦作品と感想
○推薦作:[2]かつら 薮野椋十
 多分、そろそろ、ハゲネタ、ヅラネタは、人権上の問題から言葉狩りに遭うんだろうなぁ。
 例えば、どっかの医学博士か誰かが、いや、政治家でもいいや。
「薄毛は障害の一つです」
 と、宣言し、カツラやら植毛やらに保険適用がされ始めたら。
 それだけで、こういう話は書く事も読む事も出来なくなるんだろうなぁ。
 んでそのタイミングは、ネタも出尽くしたし、そろそろ書くのを止めようかな、と思った時だったりして。
「あ、あの作家、世論に迎合してハゲネタ封印したぜ」
 とか言われたり。
 無念だなぁ。
▽投票者:このバトルへの参加作者


○推薦作:[2]かつら 薮野椋十
 5作品、どれも好みなり。
 最近掲示板は静かだけれども、確実に作品の質は上がってると思うのですよ。堪能しました。面白かったので、正直どれに入れてもいいのであります。ここまでハズレの無い回というのも珍しいと思うわけでして。
 判断材料が無いので、久々にさいころを転がしました。
 出た目6のあと2ということで、藪野さんということで、ひとつ。(M)
▽投票者:その他のQBOOKS参加作者


○推薦作:[2]かつら 薮野椋十
無念です!だけど、その後が気になるので1票。
続編が期待できるのは、今回のバトルの中では「かつら」が1番だったと思います。
それだけ、「読ませる」技術があるのではないでしょうか。
文章の流れも、無理矢理な感じはしなく、サラリと読めてしまい、それでいてもう1回読みたい、と思わせる力はすごいと思います。
強いて言うのなら、面白さが遅効性で、なおかつ一過性であるという事です。まぁ、短所は長所でもあります。
これからの活躍に期待してます。(桐生)
▽投票者:その他のQBOOKS参加作者



○推薦作:[4]おせいぼが来た ごんぱち
揚げ足取りまがいの感想を掲示板に書いたので、それ以外のことを書こうと
考えてみたのはいいものの、特に思いつかない(笑)。
でも今回は「おせいぼが来た」で決まりじゃないでしょうか。ってことで。
(深)
▽投票者:このバトルへの参加作者


○推薦作:[4]おせいぼが来た ごんぱち
「ぶぷわああっ!」
 最初からいいリズムで笑えた。
「いいおっさんでも泣きたい夜はあるんだよ」
 あ、夜だったのか。
 あー笑った。とても笑った。久しぶりに笑った。最後のサンタのくだりはなくても十分楽しめる。「おせいぼ」もはじめからネタバレしているのだが、それを上手く引っ張っている。見せ方が上手い。闖入者モノ、駄洒落オチという基本を用いながら、実に素晴らしい作品になっている。

1 レディ・ストップ 村松 木耳さん
 全体的に人物関係についての描写が不足していると感じたのだが、面白いことにそれが中途半端に繋がった二人の関係をうまく表していて興味深かった。
 彼の「大丈夫だよ」という一言で何の安心もさせられないところが、個人的にはスマッシュヒットだった。一体何がどう大丈夫なのか。これほどに無意味な慰めの言葉があるだろうか。生命や社会的責任というものに対して認識の曖昧な若いカップルの様子を最も良く表した一言だったと思う。
 また、妊娠が新しい命を己が内に育むものであるということが抜け去ってしまっている。最後の登場した「対話の必要」というテーマ以前に、そもそも命についてこの登場人物二人に膝詰めて説教したいという気持ちになったのは、私だけであろうか。

2 かつら 薮野椋十さん
 ヅラ業界を席巻する新技術(?)ヘアコンタクトの生まれたこの時代である。筋書きや設定などもっとひねった方が良いだろうし、オチもやや弱いと思った。しかし、最初から最後までストンと素直に物語が入ってくる。前作もそうだが、何ということはない話を書いているはずなのに、読んでいて引き込まれるものを感じる。
 特に「かつらははずすときの方が…」というくだりには奇妙にリアリティがある。かつらの販売をするかされるかした経験がおありなのではないだろうか。

3 家族旅行の朝 のぼりんさん
 違うんだ、そうじゃないんだ、勘弁してくれ〜という叫びを聞かせたかっただろうラストシーン。スラップスティックとして勢いを失ってはいないだろうか。細かい設定にひっかかって素直に読めない。まず十五分で一家族四人分の飯を炊いて弁当を作り、あまつさえ朝食を済ませるのはどう考えても無理。
 時間のない家族旅行の朝。急げば急ぐほど失敗するものであるが、そんな中で母親の「何もしない」様子が独特である。ありふれているが面白げな設定なので、生かし方次第という気がして、もったいない。

5 北国ブライダル 深詰(霜月)さん
 面白い。下ネタと駄洒落で繋ぐのはどうかと思うのだがそれは個人的な好みであり、野郎共の等身大の会話として考えるとそれほど違和感はなく、読んでいて楽しかった。
 冒頭の左遷されるくだり、最後の包帯を巻くくだりは、ちょっと急ぎすぎている気がした。つかみとオチで違和感を持ってしまい、素直に読めなかったのが残念。
▽投票者:その他のQBOOKS参加作者



○推薦作:[5]北国ブライダル 深詰(霜月)
「おせいぼが来た」も面白かったけど、こちらの方が全体的なバランスというかテンポが分かりやすい気がしたので。
言葉の選び方、けっこう好き。

▽投票者:その他のQBOOKS参加作者


○推薦作:[5]北国ブライダル 深詰(霜月)
面白かったです。最後まで一気に読みました。文章も構成も破綻無く無難にまとめられています。読後感も爽やかでした。
▽投票者:このバトルへの参加作者





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