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■突然モバイラー■
 

突然モバイラー(98/8/14)

 前々から小型のサブマシンが欲しいと感じていた。いや、実のところ最近増強された当研究所のメインコンピュータは、ヘビーなタスクをもつ某研究員によって占有状態にあるため、実質メインとなる機械だ。色々考えた結果、日立のWinCE2.0搭載のハンドヘルド機「PERSONA(ペルソナ)」を買ってしまった。

なぜWinCE
 当初Win95の走るサブノートにしようと考えていたのだが、
1、サブノート機は結構高価なうえ、軽量マシンはキーボードが小さすぎる。
2、結局テキストが打てて、Webに繋がればそれでいいじゃん。
というわけで、WinCEマシンに白羽の矢が立ったわけだ。
 使いなれたソフトが使えないのは辛いところであるが、逆にWinCEマシンを使ってみたかったというのも正直な気持ちである。
 ワープロ機にも条件に適ったものがあると思うが、どんな機種があるのか情報を集めるのが面倒だった(手抜き)。DOS機も魅力的であるが、とりあえず使うための苦労をしたくなかった。InterTOP(富士通)は悪くないと思ったが(それなりにDOSのゲームができるしな)、キーボードが少し気にいらないところがあって・・


なぜペルソナ
 WinCEマシンは各社から出ていて、当然ながら携帯性重視のためキーボードは二の次のものが多いが、「テキストが打てるマシン」をコンセプトとしているものもある。ペルソナ、そしてNECのモバイルギアである。
 モバイルギアはWinCEが登場する以前からすでにDOSベースのものがあり、今も好評である。現在のWinCE2.0ベースのモバイルギアは液晶が白黒のとカラーのと2種類あって、白黒モデルの方はより軽量なうえ単3電池2本でフタ桁時間も使えるのが魅力なのだが、残念ながらNECは白黒モデルを「とにかく使えればよいマシン」と位置づけたらしく、安いのだが電源アダプターが付属してない、メモリーが少ない、などの差があって、まあ、これらは買い足せばよいが、キーボードまでがたがたのものが採用されているのは、ユーザーにはどうにも手の加えようがない。確かにこれでも文字入力に支障がないどころか寧ろ良い方なのだが、カラー液晶モデルに採用されたキーボードと比べるとやはりがっかりしてしまう。もし、白黒モデルにこのキーボードが採用されていたら、そちらを購入したかもしれない。
 だが、ペルソナのキーボードはそれをさらに上回る質感を持っているのだ。今、このテキストはペルソナで打っているが、キーボードに関してまったくストレスはない(MSIMEがヘボイことの方がよほどつらい)。下手なWinノートよりずっと気持ちいい。あれ・・でもINSキーがないぞ。どこにいったんだろう。まあいいや。
 値段はブランドの差だろうか、NECのカラーモデルより安かった(好)。
 余談だが、日立のマシンはベーシックマスターJr、B16LX、Floraに続いてこれが4台目である(ただしB16はジャンクで購入し、全然使わないまま処分した)。もちろん日立製マシン以外にも色々使ってきたのだが、こんなに日立ばかり買ってる奴も珍しいかもしれない。


で、良かった?
 やっぱり800グラム台でまともなキーボードがついてるマシンは良い。もちろんデスクトップのそれとは比較にならないが、机を離れて気分を変える効用を考えれば結構トントンかもしれないわ。しかし常時携帯を考えるなら、もう一回り小さく軽いものの方が良いだろう。
 起動が速いのもいい。てゆーか、WinCEマシンにはOSの起動・終了という概念が希薄で、パワースイッチをオフにすると、仕事はそのまま置いたままで画面が消えてサスペンド状態になり、パワーオンでいきなり復帰する。ひょっとするとパワースイッチは、キーボードと液晶ディスプレイをON・OFFするためだけのボタンじゃないだろうか(んなわけない)。作業用メモリーが、記憶領域と共用の不揮発メモリーを使っているために成せるわざだ。ちなみにこの共用のメモリー容量は16MBで、これが多いか少ないかは今は何とも言えぬ。
 モバイラー必修のスタイル「出先で携帯つないでメールあんどインターネット(恥ずかしい)」もやってみたぞ。こりゃ気持ちいい。携帯の場合ふつう9.6kbpsしか通信速度が出ないが、テキスト中心なら支障ない。それより問題は・・


困ったちゃんなところ
というわけで良くないところだが、困ったことに結構ある。思いつくまま挙げると、
1 動作が重い! 特に通信中。モデムがソフトウェアモデムであるせいだろうか、重い重い。フォーム入力画面に別に起動したテキスト編集画面から内容をコピーあんど貼りつけ、なんてありがちな状況も楽々こなしてくれやしない。フォーム画面をスクロールさせるだけで延々応答を待たされる。いや、2度と帰ってこないときもある(後述)。ただ添付のCDROM、および日立のサイトにモデムをアップグレードするためのファイルが用意されており、これらを使えば性能が向上するらしいので期待しよう。
2 落ちる。 何か知らんが、いきなり沈黙して反応しないケースが割と頻繁に見られる。さいわいOSの外観と操作感がWin95に近いため、ハングアップしてもあまり違和感が無い(爆)、しかしよく落ちる携帯機なんてやっぱりイヤだ。所詮はMSの仕事だし仕方ないのか? これまた余談だが世間ではMacintosh=ばくだん、すぐフリーズする、というイメージがあるらしいが、私の知るお仕事マックは私のWin95よりはるかに強固だ。私の使い方が悪いせいだろうか。
3 漢字変換がどうしようもなくお馬鹿さん。 普段使っているATOK11とは比較にならない。MSIME97と書いてあるが95と同じかそれ以下では? しかも他の選択がない。
4 ブラウザがいまいち。リンクをクリックしても時々反応しない時がある。私のWebページが表示されず読めない。私のページはほとんど「黒の背景に白い表を置いてその中に黒文字のテキスト」という構成の筈なのだが、表の背景色が表示されないらしく真っ黒にしか見えないのだ。(98/8/19追記:表の枠線を付けないように設定していると、背景色が出ないことが判明)
 それに画面の縦幅が少ないので、「ジオガイド」をフレーム表示しているジオシティーのページは、画面のほとんどがジオガイドだけになってしまうぞ。って、これはマシンのせいじゃないわ。


 


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 著作者   蛮人S   mail:banjin-s@gorakken.net