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甚五郎がくる!
吹けよ風、呼べよ嵐!
渦巻く鉛の雲の下、
あいつが道をやってくる
姓は左、名を甚五郎
彼の行くところ忽ちにして
龍は暴れ、虎は叫び
人形は舞い、力士は逃げ出す
神の御技か、悪魔の使者か?
流浪の工人・左甚五郎。
今日もまた、彼はどこかで
奇跡のノミを振るい続けているだろう・・
何かの用でインターネットで左甚五郎について調べ始めたとき、私の甚五郎に関する知識は「日光の眠り猫の作者」と言う程度のものだった。しかし、次々現れる彼の資料を読みあさるにつれ、戦慄と高揚に私の頬は震えていた。
「こいつ・・普通じゃねえ!」
あまりにも凄すぎた甚五郎伝説。すっかりビビりまくった私は、憑かれたように甚五郎伝説を捜し続けたのだった。
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