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ここでは、私が見聞きした奇妙な話を記します。
内容は概ね実話に基づいていますが、生来の性で多少の脚色が加えられていることをご了承下さい。



サッカーボールのおばけ


 まず、ちょっと不思議な体験について、お話しします。

 ある晴れた日曜日の事でした。時間は正午近くだったと思います。

 私はやや古い家並みの住宅街に住んでいます。

自転車にのって近所のちいさな交差点で信号待ちをしていたとき、

ふと横を見ますと、百メートルばかり先の道路の脇から


一個のサッカーボールが
ぽーんぽーんと転がり出て


向かい側に消えるのが見えたのです。


路地で子供が遊んでいてボールがそれたのでしょうか、

私は

きっとボールの後を追って子供が飛び出してくるのだろうな、
でもこの道は車も通るし危ないなあなどと思いながら、

そのままボールの現れた辺りを眺めていました。


 しかし、ボールを拾う子供なんて、いっこう出てきません。

おかしいなと思い、そのあたりに自転車を進めたのですが

子供が遊ぶような路地などありませんでした。
もちろんボールも見あたりません。

真っ昼間から、私は寝ぼけていたのでしょうか。



いえ、別に人生相談ではありませんので答えて頂かなくて結構です


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 著作者   蛮人S   mail:banjin-s@gorakken.net