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1000字小説バトル 3rd Stage
チャンプ作品
『空』石川順一
ビールを飲んでから自転車をこぐと私は空を飛んでいた。
派手なつまみだった
ネギに豚肉、ネギに鶏肉、ネギに牛肉、の長い串。
屋台で済ませた夕食替わりのビールと串は私を少し酔わせた。
年々ビールの量が少なくなっている様な気がして来た。
去年はもっと多かったのに、今年はこれだけか、多分に感覚的なもので、実際は同じ量飲んでいるが、年々同じ量では少なく感じる様になっている様だ。
私は織物感謝祭一宮市七夕祭りに自転車で来ていた。父と母も一緒だ。
今年は屋台で飲んだだけでは足りないのか、しこたま歩いた後に居酒屋でもビールとカンチュウハイを飲んだ。串だけで夕食になるかと海鮮どんぶり見たいなのも食べた。
帰りは自転車だ。自転車で隣の市から来て居たので、自転車で帰るしか無い。途中で自販機でジュースを買って飲んだ。
その時だ。バードは全てを見て居て私を空へと駆った。
空を飛ぶと言うバードの酷使ぶりに鮮やかな天使の後光を見た。
バードは私を思う存分飛ばし、財布が箪笥の上にあったり、交番にあったりした。箪笥の上には干支の人形が面積を占めて居た。交番へ行った時私は少し前にコンビニでアサヒSTRONGを買おうとして財布が無いのに気付いたのだった。
空を飛ぶと言うのは爽快感以上に危惧する感じが多くて、不安に襲われ、バードにこれ以上私を飛ばすなと厳命した。
飛ばすなと言っても飛ばせと言ったのはあなたなのです。
今更そんな虫のい要求が通ると思うのですか。
バードは私を諭すように、自らの後光のヘイローをますます輝かせて私の眼だけでは無く心までも幻惑した。
バードは全身羽で覆われ顔までも羽で覆われ表情が読めなかったが、相当賢人の様な風貌やオーラを漂わせていた。
おおバードよそんなに私を苦しめるな、バードたいじんよ。
ならばそちは漂流記をやるか15少年の。
な、な、なに!!!
出来ぬか、私はそちに失望したぞ。ならばこれが受けられるか
バードは髪を伸縮自在に伸ばし始め、魁男塾で月光を倒したラージャマハールの得意技を披露し始めた。
うぉーすごすぎる。分かりました。あなたの真意がアラッソヨ。
私は髪を短く切り、酒を飲んだ後は自転車に乗る事はおろか、走りに外出するのも控える様になった。
私は2009年までは酒を飲んで自転車の乗った後は耳かきで耳を酷使する癖があったのだが、それもバードの気に障ると言うので止めた。
やっと私は空を飛ばずに済むようになった。
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