QBOOKS 第10回乱取バトル結果
1000字小説部門・詩人部門の得票合計数の最も多い作者がチャンピオンです。
まず、各部門の投票結果は以下の通りです!
1000字小説部門投票結果
| エントリ | 作品 | 作者 | 得票 |
| 02 | イン・ザ・スープ | トノモトショウ | 3 |
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| 06 | (本作品は掲載を終了しました) | ウーティスさん | 2 |
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| 05 | セックス屋 | ごんぱち | 1 |
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| 07 | セックスと料理に関する小説と詩 | 石川順一 | 1 |
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| 08 | マラケシュ紀行 | zippoh | 1 |
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詩人部門投票結果
| エントリ | 作品 | 作者 | 得票 |
| 08 | ラブレター | zippoh | 3 |
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| 05 | ベーコンエッグを作ろう | ごんぱち | 2 |
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| 07 | セックスと料理に関する小説と詩 | 石川順一 | 2 |
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| 04 | 男だって | 太郎丸 | 1 |
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さて、合計の得票数の発表です。
合計得票数
| 作者 | 小説得票 | 詩得票 | 合計 |
| zippoh | 1 | 3 | 4 |
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| ごんぱち | 1 | 2 | 3 |
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| 石川順一 | 1 | 2 | 3 |
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| トノモトショウ | 3 | 0 | 3 |
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| ウーティスさん | 2 | 0 | 2 |
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| 太郎丸 | 0 | 1 | 1 |
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決定!
チャンピオンはZippohさんと決まりました。
何も賞品ないけど、おめでとうございます!!
今回、比較的難しいお題だったと思いますが、
みなさまご参加いただきありがとうございました。
感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。
【小説部門】推薦作品と感想
■イン・ザ・スープ トノモトショウさん
感想:
なんか性欲でどろどろしている中にほのぼのとした味わいがあって、不思議な温かさのある読後感でした。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:
香りが漂ってきて、どこか魅力的でした。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:
お話としてよくありそうな展開と思ったけれど、女性の心理的な描写やちょっと前向きに終わるところがとても新しい感じがして良かったです。
投票者: その他のQBOOKS参加作者
■エントリー6 ウーティスさん
感想:
流石にテーマが「料理」と「セックス」という2つを盛り込むというので無理があったり出てくるのが少しというのがあったが、それでも全作品面白かった。で、特に気にいったのは、「ベル」「イン・ザ・スープ」「セックス屋」「官能の宴」の4作品です。
「ベル」は男女の関係の面白さが気に入りました。
「イン・ザ・スープ」は、読後感が心地良かった。
「セックス屋」は、お笑いに走る作品があるとは思わなかったという意外性が良かった。
「官能の宴」は、冒頭からは想像もつかない料理同士のセックス(笑)という展開が面白かった。奇抜な発想に感謝。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:
卑猥な料理だ!
良いですね、何かこう、クレイアニメメーション的な滑稽さがあって。
我が身を振り返ると、オムレツを作る事はほとんどなくて、それは卵をオムレツ状にするのが難しいという理由もあるけれど、いわゆる卵焼きの方に偏っていくからでもある。
オムレツと言うと、森高千里のロックンオムレツなのだけれど、あの中のフレーズで「ママが作ったオムレツを毎日食べる(略)パパもなかなか愛され上手」というのがある。手料理を素直に食べる事、文句を言わずに食べる事、帰宅拒否をせず食卓に着く事。それもまた、家庭人には必要な事なのだろうなぁ、と思いもする。
作った側にしてみれば、「せっかく作ってあげたのに」なのだが、或いは料理を作るという行為は、多分に密接な相互関係を必要とするものなのかも知れない。
投票者: このバトルへの参加作者
■セックス屋 ごんぱち
感想:
セックスって実はバカまるだしで滑稽。
パッコンパッコンて、笑っちゃう。
それよりもグズグズって煮える鍋の音のほうがいい。
人生、セックスより食べるのが大事、なんです。ほんと。
スッコーンと笑い飛ばした「セックス屋」に一票。
投票者: このバトルへの参加作者
■セックスと料理に関する小説と詩 石川順一さん
感想:
なんとなく男心をくすぐる作品。っていうか自分のMっ気を刺激するというべきか。秋吉久美子に似ていない女と四、五時間も一緒にいるシチュエイションには心惹かれるものがあります。
投票者: このバトルへの参加作者
■マラケシュ紀行 zippohさん
感想:
テーマは非常にシンプルなんだけど、意外と相関関係がなくて難しかった。「料理」ではなくて「食事」とか「食材」だったら、もうちょっとなんとかなったような気もする。そういう意味でも、一番しっくりテーマを消化したのは待子あかねさん『ベル』だと思うが、ラストがあっさりし過ぎていた。植木さん『私』もアイデアとしては良かったが、紙幅が足らずにラストで飛躍し過ぎてしまった。ごんぱちさん『セックス屋』も得意の文体で面白く仕上がっているが、まとまりがない。
そんな中、zippohさん『マラケシュ紀行』は短い中にきっちり物語があって、女の心情もじわりと伝わってくる。マラケシュという舞台が妙な美しさを秘めているんだと思う。ベルトルッチの『シェルタリング・スカイ』みたいな。静かだが熱い情念が表れている。
(トノモトショウ)
投票者: このバトルへの参加作者
【詩人部門】推薦作品と感想
■ラブレター zippohさん
感想:
自分の作品はあんまり「料理」と関係ない気がして、他の方の美しい作品達と肩を並べるのがちょっと恥ずかしいくらい。ごんぱちさん『ベーコンエッグを作ろう』は最初の二行が核心で、もっとすんなりまとめても良かった。石川順一さん『セックスと料理に関する小説と詩』は全作品中一番技巧的で好きな作品なのだが、決定的なセンスがなくて後に残らなかった。
小説の方でも投票したzippohさん『ラブレター』に票を投ずるのはなんだか悔しい気もするけれど、今回は自分も含めてこの作品に勝るものが見当たらなかった。包茎文学青年のやるせなき性が辛いし痛い。シオカラトンボにグッときた。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:
詩の感想というのは何だか難しい。一応2つのテーマが十分に感じられる作品を選ぶ事にしました。で、特に気に入ったのは、「ベーコンエッグを作ろう」「スープ」「セックスと料理に関する小説と詩」「ラブレター」の4作品です。
「ベーコンエッグを作ろう」は、作者の心情がそのまま吐露されている感じが面白かった。
「スープ」は、これで終わりなのかと少し残念。読み足りない気分にさせてくれた。
「セックスと料理に関する小説と詩」
何だかよく判らなかったけど、印象に残った。
「ラブレター」は、辛いのが、カライのかツライのか、はたまたツラくてカライのか、どちらとも読める文字を使うという発想に脱帽
投票者: このバトルへの参加作者
感想:
怪しい直感だけど<辛いし痛いし浮遊する16歳>というフレーズは、QBOOKS史上において屈指のものといえるのではないだろうか。ぼくはこの部分を飽きることなく音読し、その妙を楽しんでいます(植)
投票者: このバトルへの参加作者
■ベーコンエッグを作ろう ごんぱちさん
感想:
一本筋が通っていて、心意気を感じます。カッコイイ読後感です。
投票者: このバトルへの参加作者
感想:
ことばの流れ、運び、吐息が、すてき。
投票者: このバトルへの参加作者
■セックスと料理に関する小説と詩 石川順一
感想:
「工員」という用語がとてもセクシーであることに気づきました。一票。
投票者: このバトルへの参加作者
■セックスと料理に関する小説と詩 石川順一さん
感想:
言葉のつながりが面白いですね。
リズム感が良いだけでなく、大きなイメージや映像が心に残りました。
投票者: その他のQBOOKS参加作者
■男だって 太郎丸さん
感想:
電子レンジで温めるだけの料理は料理なのか?
はてさて。
作成者の意図と異なる結果になるのであれば、それはもう料理なのだろう。
そもそもが、それが人が料理を始めるきっかけではなかろうか。
納豆をパックから取り出して混ぜてみる、ご飯に塩をかけてみる、キャベツにマヨネーズをかけてかじってみる。
その一歩を、稚拙な一歩を、嗤い、料理ではないと嘲れば次はない。
一回限りで終わってしまう、それこそが料理とは言い難い。
セックスであれば、風俗店で行われるそれと変わらず、そこに何の人と人との関係も生まれはしない。
繰り返される事、それが必要なのだろうと思うのである。
投票者: このバトルへの参加作者