QBOOKSにおける文章スタイル
QBOOKSにおける標準的な文章スタイルを説明します。
ここにあげるスタイルは一般的な校正編集上の基本ルールとしてQBOOKSが推奨しますが、強制されるものではありません。
段落の字下げ
段落の最初には、全角1文字の空白を入れて字下げします(詩、俳句、短歌を除く)。これは作品の文字数に含まれます。
会話文など、括弧から始める段落は字下げしなくても構いません。
吾輩は猫である。名前はまだ無い。
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
『薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している』
どこで生れたかとんと見当がつかぬ。
『薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している』
半角スペース2文字は正しく表示されませんので使用しないでください。QBOOKSは編集の時点でこれを全角に変換します。
改行
改行は段落の最後に入れ、文章の途中で改行しないでください。
ネット上の表示メディアであるQBOOKSは、通常「1行の文字数」を設定しません。表現上の理由により特定の文字数での改行が必要な場合は、通信欄にてその旨ご指定ください。
感嘆符、疑問符
【!】【?】などの記号は全角を使用し、後は全角1文字の空白を入れる。これは作品の文字数に含まれます。
会話文など、括弧で終わる部分では末尾に空白を入れません。
複合感嘆符(!!、!?、?!)などの表記方法は、ケースバイケースですが、QBOOKSでは半角の記号を2個並べて表記するのがベターかと思われます。
吾輩は猫である! 名前はまだ無い!
どこで生れたか! とんと!? 見当がつかぬ?
『薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している!』
どこで生れたか! とんと!? 見当がつかぬ?
『薄暗いじめじめした所でニャーニャー泣いていた事だけは記憶している!』
カッコ、句読点など
会話文などの括弧の最後には【。】は無くても構いません。
「我輩は猫である。」→「我輩は猫である」
句読点、カギカッコなどの記号に、半角文字を使わないで下さい。特に指定がなければ、QBOOKSはこれを編集の時点で全角に変換します。
絵文字
絵文字は、読者の閲覧環境によってどのような絵柄で表示されるか(あるいは表示できるかどうか)を保証できないため、使用しないことを強くおすすめします。
リーダ、引用符
リーダは『……(3点リーダを2つ)』、引用符は『――(全角ダッシュを2つ)が標準的です。これらは文字数に含まれます。これらを使用する場合、前後の句読点、空白はあってもなくても構いません。
吾輩は猫である……名前はまだ無い……。
……どこで生れたか、……とんと見当がつかぬ――
……どこで生れたか、……とんと見当がつかぬ――