第45回詩人バトル結果

おめでとうございます!

今月のチャンピオン作品は、
大覚アキラさんの『Fly Me To The Moon』に決まりました。
おめでとうございます。

エントリ作品作者得票
8Fly Me To The Moon大覚アキラ10
24くたくたに佐藤yuupopic3
6ろうかゆふな さき2
11 落陽 檸檬 2
16世界はそういうもの柳 戒人2
5パ音式トリップ歌羽深空1
13時空知恵の輪紫色24号1
15爆発狂時代 QBOOKS特別編(グランドプロローグ)ヨケマキル1
17ねえ早透 影1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



推薦作品と感想

■Fly Me To The Moon  大覚アキラさん
 
感想:この詩を頂いて(所謂ミュージシャンが作詞家に詞を頂くのと近い意味合いに於いてです)後に、作者本人に、その感想を細やかに述べたことがなかったので、この場を借りてお伝えしつつ、票を投じます。

付記のようにわたしが声を通じて伝えるために表出して下さった詩を、有り難く受け取って、読ませて頂きながら、この詩が怖いのです。

眠るのが怖かったわたしの内の”ラブ・ジェネレイション”を抽出して「おまえのはこんななんだよ」と、わたしなんかの内側の何千倍も洗練された言葉で眼前に突きつけられたような、怖ろしい気分になって、ああ、わたしは洗練されてないのだと、痛烈に打ちのめされて、詩の中で何度も立ちつくしてしまいそうになる。ので、怖ろしくて、読む毎に、自分の内側をえぐり取られるみたいで、激しく消耗するので、滅多な時にリーディング出来ないし、したくない。けど、あまりに魅力的で、あらがえず、きっとリーディングしてしまうでしょう。

勿論わたしは「あたし」じゃないし、わたしのあなたと「アンタ」は同一ではないし、何よりもこの詩とわたし自身は他人なのだけど、初めてこの詩をリーディングした晩から、身体の中に”Fly Me To The Moon 細胞”みたいなのが植え付けられて、自分と切り離せない何かのようになってしまいました。たぶん作者自身が気づかなかったであろうモノに、リーディングするにつけ気づいて往きますが、これはわたしの中だけで取っておこうと思います。殺傷能力が高いけど同時に自らをもすり減らす、何度も使うことが出来ない魔法みたいなモノのような位置づけでわたしの中にあることはお伝えします。

長々と恐縮ですが、今、この作品に思うこと(リーディングと云う形で向かい合って往くうちにきっとそれも少しづつ姿を変えて往くことと存じますが)を述べさせて頂きました。描いて下さって本当に有り難うございました。(佐藤yuupopic)

票者:このバトルへの参加作者


感想:今回はあまり心に響く作品がなかった。
最終的に迷ったのは、大覚さんと佐藤さんの作品。
2人とも気持ちに訴えかける詩で、甲乙つけがたい。
それと最近、注目している詩人・歌羽さんは今回もはじけてる。
しかし、彼女の独特のセンスは、飛び抜けているがゆえに飽きられるのも早い。
「おもしろい」の次に何ができるのか? その先を期待してしまう。

後の作品は、一部いいなぁ、と思えるものはあったものの、
ほとんどが中途半端な個性の押し売りのようにしかみえない。
読者に歩み寄る姿勢もみえない(読者ウケを狙え、と言っているのではない)。
ただ、言葉をつなげているだけでは、心にすこしも響かないと思う。
票者:このバトルへの参加作者


感想:もうこれしかないでしょう。本人も気に入ってるらしいし、実際自分もこれ好きだし。いいよね。これ。なんか再び出会えたね、なんて言いそうなくらい、いいよね。ほんと。
票者:このバトルへの参加作者


感想:佐藤yuupopicさんのと迷いましたけど、
これにします。
作品に対する感想は掲示板で書かせていただきましたので、割愛させていただきますが、
他と比べてどうしてこれか、と聞かれたら、うーんこれが好き。(笑)
夜のつめたい空気と月のつめたい青白い光と、
それからあたしのさみしさせつなさかなしさ、が、
しみました。

次点、は佐藤yuupopicさん、それから歌羽深空さん。
歌羽深空さんの作品は、リズムが軽快で、すごく面白いと思いました。
ことばもよく練られていて面白いですね。

氷月でした。
票者:その他のQBOOKS作者


感想:今回は大覚アキラさんの Fly Me To The Moon を推薦させていただきます。
夜の孤独さとそれを突き抜けようとする力強さが素敵です。

この作品は佐藤yupopicさんの朗読バージョンの印象が強かったのですが、
こうしてテキストで見るとまた違ったイメージが湧きますね。
自分が知らなかった詩の面白さを見せていただきました。
感謝です。
票者:このバトルへの参加作者


感想:朗読されたモノ、Q−BOOKのどこかにデータのってますか?ぜひ読まれているのを聞いてみたい!!
票者:このバトルへの参加作者


感想: この詩はQ; driveで聴いて、ブログにお邪魔して読んで、これで4〜5回目くらいなのだが、読む度に、いい。黙読していてもリズムがいいから読みやすく、それだからこそこの詩の、脆くて切なくてか細い「夢」のなかに引き込まれてしまう。

 次点3つ。

「パ音式トリップ」歌羽深空さん
 ジェットコースターでぐるぐる回っているような(乗ったことないけど)愉快な感覚は相変わらず。「パ音式」って何だ、という疑問は残るが、いい旅行でした。

「地球儀」箱根山剣太郎さん
 この力のぬけ方が、何とも言えずいい。地球儀を撫でてる時のあの感じが、鮮やかに伝わってくる。最後の2連も好き。

「11月の凪」イグチユウイチさん
 タイトルの「凪」という言葉が、東京に「冷たい冬」の来る前の、しーんと静まった空気を描き出すのに、効いている。そしてそこはかとない空しさ。寒くなってくると、沁みる。
(相川拓也)
票者:その他のQBOOKS作者


感想:朗読目的だったこともあり、テンポが良かった。
フレーズが引き込んでくる感じ。
票者:このバトルへの参加作者


感想:この詩に投票するのは非常にくやしい(笑)のだけれど、
でも、それ以上に響き、読むたびにじーんとするので、
やはり投票することにした。(檸檬)
票者:このバトルへの参加作者


感想:理由はわからないが、とにかく好きな作品。

あと、好感を持った作品は…
蒼樹空さん「うっとうしいわあ。」 面白かったです。
箱根山険太郎さん「地球儀」 楽しかったです。
イグチユウイチさん「11月の凪」 詩人の目線とは
  こういうものだな、と思わせられる作品。
佐藤yuupopicさん「くたくたに」 共感できる作品。
票者:このバトルへの参加作者


■くたくたに  佐藤yuupopicさん
 
感想:深い意味を感じるとかではなく、ただストレートな言葉が、私の気持ちにしっくりきました。
―やまなか たつや
票者:その他のQBOOKS作者


感想:最近とても仲良くなった友人を思い出しました。
あのひとも、がんばってる。
票者:このバトルへの参加作者


感想:「死んではならぬ」というメッセージに共感して、今回はこの作品かな、と。
票者:このバトルへの参加作者

■ろうか  ゆふな さきさん
 
感想:遊びに来たよーそんでもって読んだよ★
「まっくら闇」というフレーズがとても印象に残りました。
ひらがながやさしくて、私は、暗闇というよりは夕暮れ時を思い浮かべてみたり・・。
票者:純粋読者


感想:夏目漱石の『夢十夜』を意識しての作品でしょうか?
世界観が、不思議で味わい深いと思います。明確でない風景や感情は、夢の世界をよく伝えています。
短い文章ですが、訴えてくるものがあって、おもしろいと思いました。
票者:このバトルへの参加作者

■落陽  檸檬さん
 
感想:悩みました。
が、言葉の雰囲気の好みで
落陽、に一票投じます。。。
票者:このバトルへの参加作者


感想:今回はこの方が完全に頭一つ抜けているので文句無しに投票。イメージと文章で、イメージでも文章でも無いものを作り出す、というよりも作られた瞬間が、詩だと思うので、これこそお手本通りに詩です。みなさん見習いましょう。
票者:このバトルへの参加作者

■世界はそういうもの  柳 戒人さん
 
感想:自分は特別じゃないと悟ること。それって人生の一つの大きなテーマですよね。
僕も今までそのことを表現するのにずいぶんエネルギーを費やしてきた気がします。
でもこんなにシンプルかつ強烈に表現してしまえるなんて。
おそれいりました。
票者:このバトルへの参加作者


感想:RPG等をやってるとたまにありますね。いろんな意味でハゲ同です。
票者:このバトルへの参加作者


■パ音式トリップ  歌羽深空さん
 
感想: ピックアップ。
5  パ音式トリップ    歌羽深空
 どんな擬音があっても音読してしまうから平気さ平気さ。でも、いろいろな手間をかけてでもその面白さを享受しようとしている自分はこの魅力に負けている。
 間合い、飛躍、意外性。「面白さ」の要素をみんな持っている。ずりー。

8  Fly Me To The Moon    大覚アキラ
 この前お会いしたときに「この詩を作ったおれは天才だと思う」といった旨をおっしゃっていたけれども。
 あたしも、そう思います。
 あの新宿の「東西南北」で、ユポさんが大覚さんに耳打ちするライブ、今年見た最高のライブだったかもしれない。

9  うっとうしいわあ。    蒼樹空
<このパソコン、ちっとも上手いこと大阪弁を変換しよらへん。>
 この一行があるかないかで、評価が大きく割れる。グダグダ抜かすアホをうっとうしいと思うか、いとおしいと思うかの差で。そやねえ。

18  地球儀    箱根山険太郎
 箱根山作品はすごい。ぜんぜんすごくないところが、すごい。
 ただし、これをなんかしらの方法で研磨させられないだろうか。そーのまんまやないかい! でよしとしてしまうのは若干惜しい。

24  くたくたに    佐藤yuupopic
 最後に来たね、頭を張られたね。
 全面的に「ひらがな」というと身構えてしまう上、文字列を追っていくとユポ声で再生されてしまうのだけれどもこれはしょうがない。
 おそらくは、あの生き埋めの事件だろう。おそらくは、あの女の子の視点だろう。そこに幾許かのフィクションを溶かして、さてどうかな、と思うと、頭を張られても心臓は止まらない。なんだろうこの違和感、なんだろう。
 よくわからない、けど、それはあの女の子と自分なりにリンクさせてしまって、「違う」と思ってしまっているからだ。ヨクワカンナイわだかまりが、残った。

 投票、「FLY ME TO THE MOON」は傑作。でもそれはもう存分に堪能してしまったので歌羽さん。王侯貴族→薩摩の武士→ごわす→五羽すはかなわん。見事だった。この方の言語感覚は、感銘を通り越して、畏怖。
 これがチャンピオンだと、いいなぁ。(M)
票者:その他のQBOOKS作者


■時空知恵の輪  紫色24号さん
 
感想:正直、もっともっと心臓をわし掴みにして欲しかったのですが、
今回の中では一番それに近かったです。

次点は佐藤さんの作品。
御本人も散々考えた事かもしれないのですが、
私としてはひらがなでない方がよかったです。
票者:このバトルへの参加作者


■爆発狂時代 QBOOKS特別編(グランドプロローグ)  ヨケマキルさん
 
感想:今回は、やっぱりこれしかないでしょう。
ヨケさんの、執念というか、情念というか、怨念というか、
そういうもの全部ミキサーにかけて、三日三晩じっくり煮詰めて、
そいつを熟成発酵させて、ペースト状になったモノと、
昭和天皇崩御の号外と、腹腹時計の断片と、アーニーボールのE弦と、
山口百恵ベストアルバムと、ニトログリセリンと、ボンカレーを、
中身を抜いた消火器に詰め込んで導火線をつけて、
あとはもう火を点けるだけ……っていうか煙出てるぞオイ!!
票者:このバトルへの参加作者


■ねえ  早透 影さん
 
感想:新参者でスイマセン。感想を述べさせていただきます。色々読んだのですが、「ねえ」が一番心に残りました。援助交際的な背景の中に、彼女の心の闇みたいなものが現れていていいと思いました。
票者:このバトルへの参加作者