第49回詩人バトル結果

おめでとうございます!

3作品へ票が集中しましたが、チャンピオンはお1人となりました。
あべかめりさんの『うたごえ洗面器』がチャンピオンです。

エントリ 作品 作者 得票
12 うたごえ洗面器 あべかめり 5
15 深夜高速 イグチユウイチ 4
16 大覚アキラ 4
7 糖衣チョコのある風景 日出野テルミ 2
14 シャッター 佐藤yuupopic 2
19 つまり何処までも ぶるぶる☆どっぐちゃん 2
2 夢の傷跡 岸野 雅也 1
3 voice 望月 迴 1
6 法則 有機機械 1
10 蝶のかけら ヨケマキル 1
13 前屈ピア 歌羽深空 1
20 シリウスの痕 木葉一刀 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■うたごえ洗面器  あべかめりさん
 
感想:静謐の中で、今日が昨日になり
明日が今日になっていく、そんな穏やかな時間。
音のない旋律が、確かに聴こえました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:正直今回は自分に入れたい気分だった。自分の中であまり驚きがなかった。
全体でなくてもドキッとする表現や言葉があれば。
締め切りギリギリまで悩んでしまった。
そんな中であべかめりさんのこの作品が一番心に残った。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:少し悲しくて、少し寂しくて、少し綺麗だと感じました。
さじ加減が素晴らしいです。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:今回エントリーされた中では、情景がいちばん想像しやすかったと思います。
洗面器の中の水面をじっと見つめて、いろいろ考えてしまうことってあるよなぁ、と。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:一連からもっていかれた。
うつくしくも、悲しい詩。
投票者:このバトルへの参加作者


■深夜高速  イグチユウイチさん
 
感想:万華鏡なんていう何とも平凡なイタダケナイ単語を
音圧なんていう何とも魅力的な単語が消し飛ばす。
その上速度と輝きと強度をソイツが激しく増すのだから、
意識的かは定かではないが後半に来てこんなふうに
されてしまったら「この詩悪くないじゃない」なんて
いわされてしまうではないか。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:エントリ1  ある日   五月原華弥
 マンガの世界だと笑って、と言う部分が印象的。

エントリ2  夢の傷跡   岸野 雅也
暗い星を忘れてしまった夢に置き換えている。ちょっと詩らしい、意味不明なインパクトがない。短文だね

エントリ3  voice    望月 迴
 好きな人の声って癖になるよね。ビジュアル系バンドの歌詞を薄めたような雰囲気。

エントリ4  Hi-ho   芦野 前
ちょっとクドいかな。
『王子様が生き返らせて おしろに連れて帰っていった』
ここらへんで終わったほうが余韻が残って良いと思う。

エントリ5  世界は子供がまわしてる    紫色24号
ワーカホリックな大人になりつつ思ったこと。子どもってそんな可愛いもんじゃないよ。落ちを楽しみにいました。

エントリ6  法則   有機機械
この世界のことを少しは理解した気にならないと
僕達はきっと恐くて生きていけない
この文は好き。ただ途中、くどいかな。

エントリ7  糖衣チョコのある風景   日出野テルミ
 詩らしい詩だ。意味不明で可愛らしく、良い。

エントリ8  強者 ha 弱者    Ry^o
『誰かのために動く時が一番幸せ』、ね。その通りだよ。そして、誰かのために動けることって凄く少ないんだ。
「ひとのため」は、『必要とされている自分』を、人を使って感じようという試みでもある。それって良いとは言えない。迷惑なこともある。そして悪いとも言えない。
とまあ、意味不明な文を書いてしまいました。。

エントリ9  収穫祭    箱根山険太郎
なんか格好いいね。翁、いい! 渋い。

エントリ10  蝶のかけら    ヨケマキル
ごめんなさい。私には意味不明です。

エントリ11  オアシス     早透 影   
 煙草ネタ。大人だね。

エントリ12  うたごえ洗面器    あべかめり
失恋。思い出に浸る午前二時かしら。洗面器を目の前にするってどういった状況かな。自殺の方法? 私はそういった知識に乏しいのだ。
失恋の悲しさを書いたとしたら、どこかポピュラーな感じがする。洗面器と言うところが新しく思える。

エントリ13  前屈ピア    歌羽深空
 いい。テンポがいい。
 カーテンがひらひらってことは学校が舞台かな。私は片想いの相手が、別の誰かに片想いをしたのだと解釈。当たってるよね?

エントリ14  シャッター    佐藤yuupopic
 これはどんな状況か。最後の二行がすてき。

エントリ15  深夜高速    イグチユウイチ
 うわ、かっこいい。まず二十文字で改行する、四角さがいい。ここだけフォントも違う。明朝体? まずは視覚から攻められます。そしてボキャブラリ。『亡霊の色をしたヘッドライト』などなど。格好よすぎます。

エントリ16  線    大覚アキラ
 さだまさしとか。そんな時代のフォーク歌手が書きそうな詩ですね。

エントリ17  詩人の不幸    空人
詩は不幸だから書くのでしょうか。確かに、幸福だから書くとも思えず。かといって不幸ではない人など、詩の世界じゃなくても、まずいないものですから。

エントリ18  こまらせたくないけど。     大介
 あいうえお作文とはなんでしょ? 教えてほしい。
 感想は…、あまり好きではないです。ストレートすぎます。

エントリ19  つまり何処までも    ぶるぶる☆どっぐちゃん
よい感じ。70年代のフラワーチルドレン、キャプテンアメリカ。村上龍の処女作(まだ文学的でありました)。80年代、尾崎豊、イカ天のブランキーの世界。浅井さんいいよね。ま、そんな感じで。

エントリ20  シリウスの痕    木葉一刀
綺麗なだけの、素人の描く詩。そう思って読んでいて、そうじゃないと思った。モチーフが星座であるのに、どこか色っぽいな重みや、すがすがしくすっきりとした切り方?がある。結構詩が上手な人だ。

エントリ21  どん底の中で     陽月
 どん底の中歌うんだね。がんばれよぉ。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:すごくよかったです。射抜かれるものがありました。
投票者:純粋読者



感想:ども。
詩を読ませてもらったよ。
自分の知ってる人が詩を書いているのははじめてのことです。
一緒に歩いている時も、めぐといぐっちゃんは同じ物を見て同じ道を歩いているけど、決して同じものをみているわけじゃないんだなぁ。(あたりまえ?)
と感じたよ。

なんて、大した感想もかけませんが、また、新作ができたら読ませてください。
いつか、めぐが達筆になったらいぐっちゃんの詩を文字で書けたらいいなぁ。
コラボしたい。
お互い励みましょう。。。
では。
投票者:純粋読者


■線  大覚アキラさん
 
感想:今、世界で起きてる争いとか、国の中で起きてる争いとか、そういうことなのかなと思いました。
こんな小さな生き物なのに、全てを支配したつもりでいるから、関係のない人間を巻き込んだ争いが起こるのかもしれないですね。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:線のために。人生を終える時自分のしたことが線引きでしかなかったと思い至る人がどれだけいるだろう。それに耐えるまでもなく死んでゆくというのにそこから目をそらす。とりあえず、線だって思ってみましょう。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:途中、結末の予想を一転、二転させられてどきどきしました。
でも、やっぱり最後のシーンは暗い世相に希望の光をもたらすようで、心に響きました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:素直にいい作品だと思ったし、読みやすく、分かりやすかった。
こう言うことを普段感じることが出来る人は素晴しい事だと思います。
この一票より大きなこの作品へ贈ります。
投票者:このバトルへの参加作者


■糖衣チョコのある風景  日出野テルミさん
 
感想:全体としては、前回の日出野さん作品の方が優れていると思うのですが、
「スリルの色彩は/薄刃に削いだ/サファイア」という一文に惹かれ
一票を投じます。

今回は全体的にあまり響いてくるものがありませんでした。
大覚さんの「線」は月の土地・火星の土地を想起し興味深かったのですが、
終わり方がどうもイソップ的に感じられて残念でした。
ぶるぶる☆どっぐちゃんさんの「つまり何処までも」は、
つまり行くしかないのでしょう…何処までも。
行くしかないし、生きるしかないし、人間なんてそんな風にできているし…という感じに読めました。違うかもしれませんが…。
いつもより色彩は感じられませんでしたが、言葉の選び方が魅力的だと思いました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:今期はこの方でしょうね。一番クオリティが高くてテーマが地に足ついている。
ただ今期は全体的に低調でした。詩の醍醐味を感じさてくれる作品は推薦作を含め(さらに言うなら自作を含め)、無かったように思います。
投票者:このバトルへの参加作者


■シャッター  佐藤yuupopicさん
 
感想: ぴかぷー。
4  Hi-ho   芦野 前
 読んで面白いのは、もう一歩先かなぁ、と思う。つまり、小人そのものではなくて、そこから実感として暗喩されるもの、である。
 視点は面白いが、物足りない。
7 糖衣チョコのある風景   日出野テルミ
<固まりきらない/にんげんたちが>なんてプロの仕事である。若干の冗長さは否めないが、いい仕事をしているように読んだ。
9  収穫祭    箱根山険太郎
<だから許す/みんな許す>いい。これはいい。重い。
12  うたごえ洗面器    あべかめり
 この感情の波が、詩の力なんだろうな。詩において、魂が自由自在な感じで、なんだかうらやましい。
14  シャッター    佐藤yuupopic
 佐藤作品、視線の広さが最大の売りだと思っていたけれども、その視線一本一本がより鋭くなっている。征来すぎる、その数秒の闢きかたが、巧い。
17  詩人の不幸    空人
 「ぽとり」「ぺとり」が有効なのではなくて、イメージの薄さを「ぽとり」「ぺとり」で補っているように読める。疲れ気味か?

 箱根山、あべ、佐藤、の三人で悩む。言葉の重さで行けば箱根山さん、「我」の描写で行けばかめりさん、ぎりぎりとした薄刃の感性としてはユポさん。ちょっとした視線のずれで、どれもが最も輝くのである。
 でもそうだな、もっとも全身投げ出しているのは、ユポさん、だな。決定。(M)
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:日出野テルミさんの「糖衣チョコのある風景」とずいぶん迷ったのですが、
 「シャッター」を静かな詩だな、と思ってよんでいたらがあん、とやられてしまったのでこちらに投票です。
投票者:このバトルへの参加作者


■つまり何処までも  ぶるぶる☆どっぐちゃんさん
 
感想:……つまり何処までも
投票者:このバトルへの参加作者



感想:どこまでも続いてゆく感覚、登ってゆく感じ。大好きです。
投票者:このバトルへの参加作者


■夢の傷跡  岸野 雅也さん
 
感想:同感できます。
自分でもやってみましたが確かに…と言った感じです。
投票者:純粋読者


■voice  望月 迴さん
 
感想:死ねる という表現は少し重い気がしますが
全体的にインパクトも有り良かったと思います
投票者:このバトルへの参加作者


■法則  有機機械さん
 
感想:頭を空っぽにして作品を一読して、ほかの作品より自分にすっと入ってきたのでこの作品に一票を投じさせていただきます。
投票者:このバトルへの参加作者


■蝶のかけら  ヨケマキルさん
 
感想:「糖衣チョコのある風景」 日出野テルミ
鋭い感性を感じる。私にはやや冗長に思え、緊張感が維持できなかった。繰り返し読むとまた評価もよくなるかもしれない。

「蝶のかけら」 ヨケマキル
題からして惹きつけられる。読み終わって長い旅を終えたような気だるさと儚さを感じた。それは私の知らない私の記憶の所為かも知れない。

「うたごえ洗面器」 あべかめり
素晴らしい。前作に引き続き感動した。ただ「心底イキテルって感じでそよぐ木の葉っぱ」とか「気持ちよさそうにただうつろっていく雲」とか「ほかに例えようもないくらいすばらしくうつくしく」という表現が、全体の流れの中では自然でよいのだが、単独で見るとやはり拙さが否めない(「鼓動のような月」は良いと思う)。要するにそれくらいしかアラを見つけられなかった。

「シャッター」 佐藤yuupopic
シャッターの音に言葉を見出すところの面白さ。

「深夜高速」 イグチユウイチ
句点のないスピード感溢れる散文詩も好みだ。

「線」 大覚アキラ
某大手投稿サイトでも非常に高い評価を得ている作品である。そうであるに相応しい傑作だと思う。私も一票投じたクチだ。ただ若干理想論が鼻に付かないこともない。

「つまり何処までも」 ぶるぶる☆どっぐちゃん
なかなかいいんですが、はじけきれていないところがちょっと不満。最後の3行とか。

「シリウスの痕」 木葉一刀
乙女抒情系の作品としては良い出来だと思う。この題材で俗っぽくなる手前で止めておくのは意外に難しいものなのだ。

誠に勝手ながら以上8作品を私の基準での合格とさせていただきます。
その中からヨケマキルさん、あべかめりさん、大覚アキラさんが最終選考に残ったのだとお伝えしたいと思います。
(言うまでもなく何の権威も根拠もない戯言でございます故あしからず)
投票者:その他のQBOOKS参加作者


■前屈ピア  歌羽深空さん
 
感想: 本作に投票します。第八連目の感嘆符は少々うるさい感じですが、全体のリズムが良かったです。そして最終連。世界の隅なのですね、ひところ大安売りされてた「中心」じゃなく。叫ぶわけでもなく、屈伸運動なのですね。そこがいいです。黙々としている映像が浮かびました。

●箱根山険太郎さんの「収穫祭」
 にぎやかで晴れがましい風景。見守る穏やかな表情の翁。しかし、その裏には語られぬドラマがある。短いながら、深みを感じました。

●大介さんの「こまらせたくないけど。」
 こういう言葉(文字)の遊びは好きですが、それぞれの言葉に、もう一ひねり欲しかったです。冒頭の3行と付記はいらないと思いました。

●空人さんの「詩人の不幸」
 まさにそのとおりなのです。ちょっと悩みました。投票すべきかどうか。ものすごく迷った挙句、今回は見送りです。あまりに直球過ぎるような気がして。また次回に期待しています。
投票者:このバトルへの参加作者


■シリウスの痕  木葉一刀さん
 
感想:言葉の選び方、リズム、響き。
とても僕好みでした。

それは遠く星の海。
どこまでも深く闇に浮かんだ愛。
投票者:このバトルへの参加作者