第50回詩人バトル結果

おめでとうございます!

他を引き離して、ヨケマキルさんの『あいなきせかい』がチャンピオンとなりました。
ヨケマキルさんはダブルグランドチャンピオン獲得です。
この勢いなら、トリプルグランドチャンピオン獲得も遠くはないでしょう。

エントリ 作品 作者 得票
11 あいなきせかい ヨケマキル 6
23 「胸に点る」 佐藤yuupopic 3
9 混雑には気をつけて歩道橋を使います 歌羽深空 2
10 コンテンポラリーな禅 大覚アキラ 2
17 マンホールと魔女 あべかめり 2
2 きっと… 岸野 雅也 1
4 季節からの手紙 藤原 1
7 『地獄』創造 香月朔夜 1
15 部屋 岡崎龍夫 1
19 釣 人 早透 影 1
22 サイレン イグチユウイチ 1
該当作品なし 2


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

※投票者の項目を修正いたしました。(2005.6.14/2005.7.2)



 推薦作品と感想


■あいなきせかい  ヨケマキルさん
 
感想: 大覚さんかマキルさんか。
 「コンテンポラリーな」禅は一種の倦怠感とか投げやりも含めてのことだとすると、そういったつかの間の休みのボーっとした感じなのだとも言える。確かし、仕事や酒に明け暮れて朝起きてボーッ、理路整然とか世の筋はどうでもいいからボーッ。共感。ああ、これは共感。
 「あいなきせかい」は前に谷口(マルタ)正明という人がsleepyちゅ詩で同様の技法をとっていたが、同次元で並行して起こる二つのこと、宇宙的な「空」の存在に対してせわしない百鬼夜行魑魅魍魎人間市井のノイズが言葉の裏で読者Mの鼓膜を引き破るのだ。読んだあとボーっとして最後のユポ作品くらいまで流し読みしちゃったのでこの破壊力に感服。結局マキルンに一票。(M)
投票者:このバトルへの参加作者



感想:英語と日本語の組み合わせが、とてもうまくいっていて、独特の世界観を作っていました。テンポもよく、しつこさや読みにくさといった感じは全く受けませんでした。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:悩むことなくこの作品に一票投じます。
気に入る詩を読んだ時のゾクゾクする感じ。
有難うございました・・・vv
投票者:このバトルへの参加作者



感想:最初から最後まで、完璧なまでに掴まれた。引き込まれました。泣くように呟く声が読後にも続くようでした。最高だと思いました。
投票者:純粋読者



感想:偽善への嫌悪に満ちた糾弾。グローバルにイメージが巡るような構造もユニークだ。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:最近見た映画、Little Birds でこの詩に似た風景を見ました。
世界は、愛がある場所と、愛が無い場所に分けられるようです。
悲しいけれど、そうみたいです。
投票者:このバトルへの参加作者


■「胸に点る」  佐藤yuupopicさん
 
感想:ヨケマキルさんと最後まで迷いましたが、絵の浮かぶ本作を。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:今月は第50回という節目であったが、
非常に残念ながら、全般的に低調だった。
一票を献じることにした佐藤yuupopic氏の作品も、
普段の氏の作品と比較するとかなり弱い。
だが、映像的な描写の美しさは流石。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:最強は佐藤さんとあべさん、でも影山さんも良かった。大覚さんのはつくりは良かったけれど引用された単語がわたしとリンクしなかった。残念。詩人バトルも面白くなってきましたね。あとは個人的には登録制が無くなれば、いうことは無いのだけれど(それは言わない約束?)

投票者:このバトルへの参加作者


■混雑には気をつけて歩道橋を使います  歌羽深空さん
 
感想:語彙力・説得力を感じます。一票。
投票者:このバトルへの参加作者



感想: 掲示板の感想にも書きましたが、漂って来るセンチメンタルな感じが、何より気に入りました。ものすごいスピードで周りが動いている中で、取り残されている切なさ。でもそれほど深刻というわけではなくて。あくまで湿っぽくならず、軽快さを失わないのも良かった。

次点「胸に点る」佐藤yuupopicさん
 読者を引き(惹き)付けるパワーの強さに圧倒されました。のびのびとした奔放な筆致で描かれた真夜中の風景を堪能しました。
投票者:このバトルへの参加作者


■コンテンポラリーな禅  大覚アキラさん
 
感想:いつ「オチ」がくるのか、いつ「オチ」がくるのか待ちながら、
だんだん訳がわからなくなっていくテンポのいい文章に引き込まれていきましたが、
結局「オチ」はなかった(のかな?)。
でも人生ってそんなもんだよなと悟らせられました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:大覚アキラさんの「コンテンポラリーな禅」に一票を。
タイトル一読で撃沈。静謐な殺傷能力の高さに撃たれ、ドビンチョーレのように殺される。

他に気になった作品は、「あいなきせかい」ヨケマキルさん(世界中に順々に響き渡る宣誓のラジオ放送の如く)、「薄明かりの方へ」相川拓也さんと「混雑には気をつけて歩道橋を使います」歌羽深空さん(偶然にこの順で掲載されたのだろうけれど、互いにドラマを循環させるような二作に)、「春」ながしろばんりさん(春。それは怠惰で物憂い季節に)、「釣 人」早透 影さん(そこに神宿り)「プリン讃歌」影山影司さん(タイトルとラストの循環に)以上です。今月もアリガトウございました(佐藤yuupopic)
投票者:このバトルへの参加作者


■マンホールと魔女  あべかめりさん
 
感想:どこが?って聞かれたらこまるけど、なんとなく好き。読んだ瞬間に、なんだかこの文章に惹かれてた
投票者:このバトルへの参加作者



感想:魔女と言うよりマリアだ。
しかし、そんな崇高で清廉なものではなく、悪戯に魔女を演じる。
そんな謙虚なところがいい。

投票者:このバトルへの参加作者


■きっと…  岸野 雅也さん
 
感想:春になったせいか、ちょっと前向きな感じがいいなと思います。
投票者:このバトルへの参加作者


■『地獄』創造  香月朔夜さん
 
感想:もうひとつ、「詩い人」(待歌結夢作)と迷いました。
詩い人は、全くの無駄が無く簡潔に、そして明朗に自らの感情の結晶を謳い上げている。完成度は申し分無いと思います。


それでも、こちらを推したのは私の好みだったということですね。
「神」が本当にいたとして、「神」は本当に「神」の世界を築くことはないでしょう。ならば、「神」は何を創ろうとしているのか?この作者は、明確に答えてくれます。「地獄」だと。





投票者:このバトルへの参加作者


■部屋  岡崎龍夫さん
 
感想:まず大覚アキラさんの作品、
スタイルは好きだったが選ばれた言葉たちに物足りなさを感じてしまった。
名前で考えてはいけないとは思うのですが、大覚さんだからもっとすごい言葉選びを期待してしまうのか。。。
偶然にも歩道橋繋がりであった相川さんと歌羽さんの2作も結構好きだったが、最終的にぐっさりと刺さるものがなく結局は通り過ぎてしまった。
そして岡崎さんのこの作品。見た瞬間から「何か違う」と感じてしまった。
何か他の作品には決して無い雰囲気を読む前からパッと見た瞬間から感じてしまった。そしてこの奇妙な繰り返しに心を動かされた。
正直、ものすごい傑作だとはいえないが、とてもひきつけるものがあったので。タイトルも好きだった。
投票者:このバトルへの参加作者


■釣 人  早透 影さん
 
感想:いいですねー。
私の目指す方向にとても近くて、ちょっぴりジェラシー。
手首を切る話も強い精神性を語っているかもしれないけど、
こういう精神性のほうが先だろう、生きるものとして。
そう思わせてくれたなー!

投票者:その他のQBOOKS参加作者


■サイレン  イグチユウイチさん
 
感想:「そうじゃないって、言ってくれ」でストンと広がる沈黙。好み。
投票者:このバトルへの参加作者


■該当作品なし
 
感想:今回は推薦作品なし。
もう、ほとんどの詩が上っ面をなでた言葉の羅列だけだ。
詩人なら、もっと自分の綴る言葉に愛と誇りを持ってほしい。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想: 推薦は特に無し。巧い人と拙い人が、はっきり分かれてるなと思った。拙い人は拙い作品だし、巧い人はそれなりに巧いものをあげている。だが、それなりのものでは、困る。
 次回は、カラを破った作品に出会えますように。
投票者:このバトルへの参加作者