第51回詩人バトル結果

おめでとうございます!

最多得票者2名のうち、1名が未投票のため当バトル失格となり、
チャンピオン作品はヨケマキルさんの「幸福の正体」に決定しました。

エントリ 作品 作者 得票
7 幸福の正体 ヨケマキル 4
14 ほねのうた 岡崎龍夫 4
4 にほん軍にはいろう〜追悼・高田渡〜 ながしろばんり 3
16 彼岸 箱根山険太郎 2
3 HOSPITAL 香月朔夜 1
2 Чистый 【穢れなき】 望月 迴 1
10 海を見に行く日 大覚アキラ 1
18 S.B.O.L. イグチユウイチ 1
19 ラパンク 影山影司 1
20 路上で 佐藤yuupopic 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。

※投票者の項目を修正いたしました。(2005.6.14)



 推薦作品と感想


■幸福の正体  ヨケマキルさん
 
感想:夢を見ているような感じです。
意味があるようなないような。
何かを暗示しているようなしていないような。
でもとても印象に残って頭から離れない夢。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:詩には、必ずしも意味なんか必要ないし、かく有るべしという定義もルールもない。ましてや、誰かを勇気づけたり励ましたり、生きる支えになったりする必要も毛頭ない。詩は芸術だとか何だとか、そういう糞の足しにもならない理屈も要らない。勿論、そういう詩があってもいいし、受け止め方によってはどんな詩だって誰かの生きる支えになる可能性もあれば、芸術として評価され後世まで語り継がれ読み継がれる詩があってもいい。
それでも私は敢えて言う。詩には意味なんか必要ない。もっと感覚的なもの、そう、ニュアンスがあればそれでいい。ムードといってもいい。アトモスフィアと言い換えても構わない。要するに、そういう“気”のようなものが、綴られた言葉どもから立ち昇っているかどうか、それが全てだ。安易に選び取られた言葉を、詩のように見える形で並べてみたところで、そこには、ただ言葉が並んでいるだけで何の“気”も感じられないだろう。
そういう物差しで量るならば、ヨケマキル氏の詩が放つ“気”には、相当な凄みがある。彼の作品には、いかにも「ヨケマキル的」なタームが頻繁に用いられているので、ややもするとそういう閉塞した世界観を切り取って抽出しているだけのようにも映る。正直に告白すると、私自身も彼の作品をそういう風に見ていた時期もあった。だが、この一年ほどでそれは大きな間違いだったことに気付かされた。「ヨケマキル的」タームは、いわばケーキの飾りとでも言うべき目眩ましにしか過ぎないのだ。今回の『幸福の正体』もそうだが、ここ数回のバトルに投稿されている彼の作品にはあまり「ヨケマキル的」タームが登場しないため、逆にその独特の“気”が強烈に放たれているように感じる。彼の詩が心地良く思えるか否かは人それぞれだろうが、その暴力的なまでに凄まじい“気”を超える“気”を放つ詩には、そうそう出会えないと思う。(大覚アキラ)
投票者:このバトルへの参加作者



感想:好き。理由はいらんだろう。
 by影山
投票者:このバトルへの参加作者



感想:理屈抜きで気に入ったので一票投じます。びびりました。
投票者:その他のQBOOKS参加作者


■ほねのうた  岡崎龍夫さん
 
感想:岡崎龍夫さん「ほねのうた」を推薦します。今月のわたしはいつものましてアタマが悪く、上手にいろんなことをお話することが出来なくてすみませんが、よるなぎに包まれてわたしもどうなるんだろう、て惹かれました(佐藤yuupopic)
投票者:このバトルへの参加作者



感想:ヨケマキルさん、大覚アキラさんと迷ったけど、
今回は岡崎龍夫さんに決定。
作品全体が白い骨みたいで良いです。
投票者:このバトルへの参加作者



感想: あんまり消極的な投票はしたくないが、見方によっては日本語について不実な作品が多いんだな、と認識を新たにしました。
 QBOOKS Blogでも書いていましたが、詩人バトルが始まったときに、「詩でバトルするとは何事か!」という議論があったようで、でもそれよりも、己自身がどれだけ使う言葉に敏感なのかよ? というときにまだまだ向上の余地はあるだろうなぁ、と思った次第です。

 で、投票作、「ほねのうた」でありますが、言葉の列である以上に、いわゆる「謳い」の詩であるという点、評価したいと思います。内的な独白も、実は自分の中の「謳い」の緊張感、うまく言葉に出来ない時点で小生が駄目なのですが、内的な「律」という意味で面白かったように思うのです。
 ただ、いくら内での「音」とはいえ、全文ひらがなだったのが効果的だったかというと、決してそうではない気もします。(M)
投票者:このバトルへの参加作者



感想:14 ほねのうた
散漫な意識とか、恋人に対するへんな空想に、なんとなく共感しました。
はじめはよくわからなくて、何度か読み返しました。
「そのせいでなんども」何なのか、今でもよく分かりません。

4 にほん軍にはいろう〜追悼・高田渡〜
言葉の使い方やテンポがよく、皮肉としてもニヤリとました。
もっと大爆笑できたら投票していました。票がすべてではありませんが。

うまい作品はもっとあったんですけど、部分部分でよく分からなかったり、
共感できなかったりして候補からはずしました。
投票者:純粋読者


■にほん軍にはいろう〜追悼・高田渡〜  ながしろばんりさん
 
感想:今回は難解な作品が多くて、実のところチンプンカンプンだったのですが、
この作品は解かり易かったので。
でも、他国の軍隊にガッチリ守られているから大丈夫、という軍隊も、
なんとも中途半端で微妙ですよねぇ。

投票者:このバトルへの参加作者



感想:民間兵士としてイラクに向かった日本人が捕虜になった、との話題とかみ合って、時期的にヒットだと思ったのが選んだ一番の理由。二つ目の理由は、言葉(歌詞??)のリズムがなんとなくよかったから。

投票者:このバトルへの参加作者



感想:今回はこれに入れるしか仕方がなかった。これをテーマにされちゃあかなわない。
次点はユポさんの路上。
「、」を含むリズムはおそらくリーディングを意識しているのだろうと思った。残念ながら次点。
投票者:このバトルへの参加作者


■彼岸  箱根山険太郎さん
 
感想:これがなんかいいです
投票者:このバトルへの参加作者



感想:おそらく、突然の訃報だったんでしょう。経験則ですが以外とそういう場合、感情というものは沸いてこないんですね。「彼岸」というタイトルが意味深ですが、ある意味、それは悟りに近い感情であるかもしれない。



投票者:このバトルへの参加作者


■HOSPITAL  香月朔夜さん
 
感想:タイトルがうーんという感じだったけど
内容は好き
諦念って諦めだけじゃなくて悟るって意味もあるらしい
(yahooの辞書)
新種の幻覚剤が世には出回りすぎてるから
私達は幸せだ
投票者:このバトルへの参加作者


■Чистый 【穢れなき】  望月 迴さん
 
感想:詩の雰囲気を損なう言い回しや語句がなく、「深い陰鬱」「〜味がする」「燃える夢」などの表現がすごいと思いました。
詩の世界観自体も好きです。
投票者:このバトルへの参加作者


■海を見に行く日  大覚アキラさん
 
感想:いつも僕の推薦理由は言葉の響き。
意味とかレトリックとかそんなんじゃなく
自分に響いてくる詩に一票を投じている。
今回は大覚アキラさんに一票。
投票者:このバトルへの参加作者


■S.B.O.L.  イグチユウイチさん
 
感想:躍動感を感じた。
短いけどそれで決めました。
投票者:このバトルへの参加作者


■ラパンク  影山影司さん
 
感想:リズミカルな、言葉の遊びとも取れる羅列かも知れないけれど、
何だか今回の作品群の中では飛びぬけている気がした。

投票者:このバトルへの参加作者


■路上で  佐藤yuupopicさん
 
感想:気持ち、伝わってきた。ただ、それだけでいい。
ただ、それだけじゃ……、とは思わない強さがあると思う。

この想いはただの感想です。
私は前回、上っ面をなでたものばかりだ、と書いたものですが、
そう思ったので、正直に書いただけ。
評論とか、批評とか、そんなことをするつもり、さらさらないし。
それぞれの作者の背景までも気を遣うなんてこと、一般人はしませんから。
いいと思ったら、いいと書く。つまらないと思ったら、つまらないと書く。
ただ、それだけです。
投票者:その他のQBOOKS参加作者