第57回詩人バトル結果

おめでとうございます!

今回のチャンピオンは、久しぶりに投稿いただいた葉月みかさんの「ピジョン ビジョン」に決定いたしました。
これからも期待しております。

※作品を投稿したバトルには必ず投票してください。

エントリ 作品 作者 得票
3 ピジョン ビジョン 葉月みか 5
7 道を歩こう 木葉一刀 3
4 菊川 椿月 1
5 AからKまで 歌羽深空 1
8 充足 相川拓也 1
  該当作品なし   2


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■ピジョン ビジョン  葉月みかさん
 
感想:全編に漂う浅い緊張感とともに、一気に読みきれた。
これは世界の風景を描写したものではなく、作者の心象風景なのかもしれない。
いや、しだいに心象風景に溶け込んでいく感覚に近い。
訴えてくるメッセージや、心温まる演出、感動的なストーリー、
そういうものの一切は、この詩にはない。
ただあるのは、作り上げられた世界観に、読者をひきつける吸引力だけだ。
って、こんなことを言い切ったら、怒られるかな……。
投票者:このバトルへの参加作者



感想: ピンときたものに感想を書きました。が、偶然にも前半五本でした。
 他意はありません。ありませんったら。

1  ナイフと海   羽間
 実感にない。参考資料を基に創造しました、のレヴェル。

2  His Death   鯨井弘子
 ある意味では神話詩である。が、この時代になぜ「神話」なのか。

3  ピジョン ビジョン    葉月みか
 揺るぎがない。多分これが勝つ。

4  菊川   椿月
 結局、自分の骨肉でないから、オブジェクトの羅列になってしまうのではないだろうか。おばあさんに肉薄している部分と、乖離している部分の差が顕著である。

5  AからKまで    歌羽深空
 若干の贅肉が気になる。

 そんなこんなで、葉月みかさん。おかえりなさい。(M)
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:エントリ3『ピジョン ビジョン』葉月みか氏
視線の移りゆくに乗り、思考がリズムを伴って
飛び交うカンジにワクワクした。久々に触れられてウレシイ。(佐藤yuupopic)

投票者:このバトルへの参加作者



感想:言葉のセンスが抜群でした。
終盤に向かって高まっていくリズムと緊張感。
傑作です。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:モノクロで、様々な単色で、カットが連続する実験映画のように感じました。
それも寒い国で作られた雰囲気。ドラマが香ってきました。
面白かったです。荵
投票者:その他のQBOOKS参加作者


■道を歩こう  木葉一刀さん
 
感想:人はひとりでひとりではないのね。
でもひとりなのでしっかりしましょう。
そんなこと思いました。

(ぼん)
投票者:このバトルへの参加作者



感想:なんというかシンプルな情景描写で、祇園祭の京都とか「彼女」の様子だけで美しくまとまっているんですが、それだけにおさまらずに人生の深い部分をも示唆しているというそのバランスがとてもよかったです。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想: 最後の落とし方が優しくて繊細で気に入った。どことなく気取ったような文体も、詩の雰囲気と上手くあっていて微笑ましい。短いけれど、愛すべき作品。

次点、葉月みかさん「ピジョン ビジョン」。

 助詞を省いたことで言葉の印象が鮮烈になっていて、いい効果を上げているように思った。残念ながら、この詩の真意を読み取れたような気はしないのだけれど、カメラのカットが素早く変わっていくような、映像的な面白さは感じられた。
投票者:このバトルへの参加作者


■菊川  椿月さん
 
感想:早くに読んでいたのだが、
迷いすぎてぎりぎりになってしまった。
迷ったのは葉月さんの作品。
タイプがまったく違うが両方好きな作品だった。
それだけに迷った。
この「菊川」も葉月さんのもどちらも個人的には少し長すぎた。
いや、長いものが悪いというのではないが、
今回のこの2作に限っては、
もっと凝縮させたほうがよさが出た気がする。
凝縮というより、あえて削ぎ落としてほしかった。
ま、あくまでも個人的に、だが。
決め手は心により響くものがあった方。

でもやっぱり自分のが一番すごかった。
なあんて事を書いたら誰が書いたかばれてしまう。
ということで。
投票者:このバトルへの参加作者


■AからKまで  歌羽深空さん
 
感想:読んでいてなんだか気持ちよかった。リズム感が好き。
心がふわふわして高揚して勝手に動いたので、それは結構すごいことだなあと思ってこの作品を選びました。
次点はヨケマキルさんの「モスキート・ガイダンス」。
「蚊のガイダンスに従え」は名言だと思います。
投票者:このバトルへの参加作者


■充足  相川拓也さん
 
感想:考えさせられるものがある。
投票者:その他のQBOOKS参加作者


■該当作品なし
 
感想:鯨井さんかぼんよりさんで迷いましたが今回は
なし、で。
二人のどちらかを選べないというよりは
読込の時間が足りないことが理由。
両作品の中に感じた部分に
私なりの答えを出せないことに納得できません。

来年から体感に移籍かも。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:「該当作品なし」とすることには、ものすごく抵抗を感じるのですが、
グッと迫ってくる詩を今回見いだすことができませんでした。
残念……。
表現の巧拙とか完成度とか「詩とは何ぞや」とか以前に、「淋しかった」です。
それは詩に込められた淋しさが伝播してきた故の「淋しかった」ではなく、
それぞれの詩と自分が対話できなかった淋しさでした。
もちろん自作への自戒も込めて。

まあ、そんことをふと考えさせてくれる機会を得られるのも
QBOOKSの良さなんだと思います。
投票者:このバトルへの参加作者