第62回詩人バトル結果

おめでとうございます!

ヨケマキルさんの「恍惚のイドェラ」がチャンピオンに決定です。
ヨケマキルさんは、これでトリプルグランドチャンピオンの座に輝きました。

エントリ 作品 作者 得票
4 恍惚のイドェラ ヨケマキル 4
5 流浪 お気楽堂 3
9 墓場に桜 佐藤yuupopic 3
10 ニューオールダー ぶるぶる☆どっぐちゃん 3
3 88% 大覚アキラ 2
2 二人キリ 青野岬 1
6 魚の雨 椿月 1
該当作品なし 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■恍惚のイドェラ  ヨケマキルさん
 
感想:豊かなビジュアルイメージが面白かったです。葱
投票者:このバトルへの参加作者



感想: 大覚さん、葱さん、マキルさん、どれも好き。今回は全体的に見ごたえのあるバトルだったのではないでしょうか。「しょむないなぁ」というものはなかったように思います。

 で、投票する決め手になったのは、やはり「描ききる」技術というやつです。どれも好きだけれども、イェドラのいる世界を過不足無く「描ききる」ことがいかに難しいかということなのであります。投票。(M)
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:「この季節には人が笑う/四月には人が死んでいるので」
最高です。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:どちらにしようか迷ったのは以下二作。

大覚アキラ氏の「88%」    
ヨケマキル氏の「恍惚のイドェラ」

大覚アキラ氏の作品は危機感の中の客観の存在が、
逆に切々と迫るモノを浮かび上がらせる。
氏の作品の中ではわたしの中では上位ではないけれど
スーパーストレートで抗いがたいモノを覚えて心に刺さる。

ヨケマキル氏の作品は、ポーランド映画のワンシーンの途中で
タイトルが挿し込まれるような導入部の見事さにすっかり引き込まれた。
灰色のしめった空気が、景色を描き出す。こんなに短いのに。すごい力量。

迷いながら、今回はヨケマキル氏の作品に一票投じさせて頂きます。

次点の次はぶるぶる☆どっぐちゃん氏の「ニューオールダー」 
(佐藤yuupopic)  
投票者:このバトルへの参加作者


■流浪  お気楽堂さん
 
感想:春ですね。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:この【流浪】に一番惹かれました
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:読んでいる最中、読み終わった後の感じ、それらが一番良かったと思います。
最初は希望に満ちあふれているのに、段々それが裏切られていくような切なさがありました。
温かい描写なのにどこか冷たく、またこの後はどうなったのだろうと思わされます。
投票者:このバトルへの参加作者


■墓場に桜  佐藤yuupopicさん
 
感想:ヨケマキルさんの作品と迷いました。
今回、ユポさんの作品がとても印象に残り、知らず知らずのうちに口ずさんでいて自分でもびっくりしました。
これが「詩」という形体によって、言葉の力を最大限に引き出された結果なのだと思います。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:全部好きだったけれど、やっぱりコレですね^^;

――祈りに似た私の想いが、亡き父に届いているのだろうか。

それが、一番私を刺激したから。
投票者:純粋読者



感想:短い詩ですが、雰囲気は伝わってきました。
「在るモノも亡きモノも」という表現がテンポ良く、よいと思います。
最後の3行、特に最終行の印象が強かったです。

投票者:このバトルへの参加作者


■ニューオールダー  ぶるぶる☆どっぐちゃんさん
 
感想:今回はこれ。
心を掴まれたという意味では、他に考えられない。
技巧的なにおいも、派手さもない。
ただただ感覚に響く。

次点は「88%」。
投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:この作品そのものについて、多くを語るつもりはない。
いや、語る必要などないのだ、おそらく。
そう思えるほどの世界を突きつけることができる作者が、
このQBOOKSに何人いるのか。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:「しかしここはどこなのだろうね」が上手い。
喪失感なんだけれども絶望ではない。反芻しているとじわーっと胸の中に悲しみが広がる、そんな読後感でした。

投票者:このバトルへの参加作者


■88%  大覚アキラさん
 
感想:すごく好きとは言い切れないが今回はこれ。
最後はひとひねり欲しかった気もするがあれでいいような気もする。
なんだかホッとしたのでいいのかな。
次点は椿月さん。
心臓をもう一掴み、いや、二掴みして欲しかった。
残念だがなんだか物足りなかった。






投票者:このバトルへの参加作者



感想:隠し切れなくて 葱さん

なんだろうな、この異物感は。詩だと思って読んでいったら、ぜんぜん違ったものを読まされたような感じ。「隠し切れないもの=恐怖」ということを表現したかったのだろうけど、その状況をただ説明してるだけじゃないのかな、これは。

二人キリ 青野岬さん

自分の作品、いや自分の妄想に酔ってる感じがする。なんかそういう「実らない愛」に憧れてるのかな。昼ドラみたいだ。

88% 大覚アキラさん

たしかにそうだ。確率論なんて、そんな当てにならないものはない。でも、数字の説得力は何よりも強い。そんな間で揺れ動いている人間の脆さとか、危なかしさが根底に流れている感じが読み取れる。

恍惚のイドェラ ヨケマキルさん

なんだかよくわからない。なんだかよくわからないけど、奇妙な世界観に惹かれる。他の詩とは明らかに放っている空気が違うな。それはすごいことのように思える。

流浪 お気楽堂さん

うーん。普通。何の刺激もないし、癒しもないし、毒もなければ、実もない。無味無臭の詩。

魚の雨 椿月さん

全体的にまとまりのない、とっ散らかった感じがするな。作者の中だけで消化されている作品を読まされても、読者にはまったく何のことかわからない。最後にありがとう、と言われてもなぁ。

刻限 香月朔夜さん

これも作者の殻に閉じこもってる作品だな。読者は作者のやらなきゃいけないことや叶えたい夢なんかに興味はない。そんなこと言われても「はぁ、そうですか」としか答えようがない。

ヒーロー 篠の音さん

なんじゃ、これは。作文か? お説教はいい。もう、どうしようもなくつまらない。

墓場に桜 佐藤yuupopicさん

短いけど、何となく情景は浮かぶし、痛いくらいの優しさというか、そういう切ない気持ちは伝わってくる。ただ、いつも長いのを読みなれているせいか、どうも物足りない気はする。

ニューオールダー ぶるぶる☆どっぐちゃんさん

何となく書いたのかなぁ。適当な感じがする。そういう作風なのかもしれないけど、嘘とか、悲しいとか、ちょっと重めな言葉を使ってるわりには全体的に軽いんだよなぁ。印象が。作者付記のURLは何なんだろうね。



投票者:その他のQBOOKS参加作者


■二人キリ  青野岬さん
 
感想:「澄みきった水に魚が棲めないように わたしも常識の中では生きられない」この言葉が心に強い衝撃を与えたので投票いたします。人の批評するのが苦手なので うまく言葉にできませんが・・・。売れない作家としての目で見て この作品はすばらしいと思いました。次回作にも期待いたします。 
投票者:その他の作者


■魚の雨  椿月さん
 
感想:感想が書きにくいんですが、私にも魚の雨が見えた気がしました。
ありがとう。
他に気に入った作品は、佐藤yuupopicさんの「墓場に桜」でした。

投票者:その他のQBOOKS参加作者


■該当作品なし
 
感想:今回あまり良いものが無いように思う。みなさんもうちょっとシンプルに書かれた方が良いのでは無いだろうか。

佐藤yuupopicさんのが一番良かったが、この方はもっと書ける方だと思うので、良かったのだけれども、9/10票、ということにさせて頂きたい。申し訳ない。
投票者:このバトルへの参加作者