第74回詩人バトル結果

おめでとうございます!

とむOKさんの「オレンジ」がチャンピオンに決定です。
これからも素敵な作品を書いてくださいね。

エントリ 作品 作者 得票
10 オレンジ とむOK 4
7 サクラメント 葉月みか 3
8 ある田舎町での出来事 ヨケマキル 2
4 ハチミツとクローバー 大覚アキラ 1
5 蜜で溶けた形状 トノモトショウ 1
9 黒の仔 kikki 1
11 サヨナラ サヨナラ サヨナラ 空人 1
12 北京島にて ぶるぶる☆どっぐちゃん 1


感想票をお送りいただいた皆様、ありがとうございました。
「私の投票がない!」「内容が違うような」……
掲載もれ、ミス等ございましたらご連絡いただけますようお願いいたします。



 推薦作品と感想


■オレンジ  とむOKさん
 
感想:「終わったものは優しい
 終わったものに包まれるのは優しい」
この一文に尽きた。

他、葉月みかさん『サクラメント』、kikkiさん『黒の仔』がよかった。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:>終わったものは優しい
>終わったものに包まれることは
>優しい

そうなんだよなぁ。何で物事は終わると途端に甘く優しくなるんだろ。
たとえその最中は辛くて苦しくてたまらなかったとしても。
きっと「終わる」ということは不確定要素がなくなるということと同義で、
つまり過去に牙を剥いたことがあったとしても、
これから先噛み付くことはない剥製の獣のようなもので、
安全が約束されていて、
だから、臆病で軽薄な私は
終わってしまえば、過ぎ去ってしまえば、
ただそれだけのことで安堵してしまうのかもしれない。

そんなことをこのフレーズから波紋が広がるように考えたので
とむOKさんの『オレンジ』に票を投じます。

次点は、空人さんの『サヨナラ サヨナラ サヨナラ』。
『サヨナラCOLOR』という名曲を思い出しました。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:荒削りだが、他の作品の殆どが「現代詩」の呪縛に
囚われ、個性的なようで実は凡庸なのに対し
この作品には適度な距離感があるので選んだ。
より言葉を選び抜けば、もっとよくなると思う。
投票者:このバトルへの参加作者



感想: 文字の情報と、喚起されるイメージの「絵」、ここまでは他の作品もあったけれども、それ以上にこの世界の湿った空気があるのは本作だけだったかと思います。
 詩人バトルももう長いのだから、ビジュアルとしての「イメージ」だけではもう、物足りないなぁ。(M)
投票者:その他のQBOOKS参加作者


■サクラメント  葉月みかさん
 
感想:凛とした朝の空気と、
朝食から立ち上る湯気が見えました。

ああ、おはよう。

投票者:その他のQBOOKS参加作者



感想:いいですね。沁みます。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:再生をイメージしました。
健康的で元気をもらいました。
投票者:純粋読者


■ある田舎町での出来事  ヨケマキルさん
 
感想:なんともいえないこのやる気なく排他的な感じ。淡々としているのに雰囲気がある。
なかなかできるこっちゃないと思うのです。
投票者:このバトルへの参加作者



感想:ほかに素敵なイメージを伝える作品は多かったけれど、この作品には何だか完全に持っていかれた気がします。あまりにもイメージがクリアで。
投票者:このバトルへの参加作者


■ハチミツとクローバー  大覚アキラさん
 
感想:今月一番響いた詩でした。
テンポが気に入った。
投票者:このバトルへの参加作者


■蜜で溶けた形状  トノモトショウさん
 
感想:陳腐な言い方ですが、個性があると思ったので投票します。葱
投票者:このバトルへの参加作者


■黒の仔  kikkiさん
 
感想:今回は自分の中で文句なくこれでした。と言いつつ二つで悩みましたが(なんだそりゃ)。
投票者:このバトルへの参加作者


■サヨナラ サヨナラ サヨナラ  空人さん
 
感想:葉月みか嬢か、マキルさんか、空人さんか、ぶるぶるちゃんか。
ぶるぶるちゃんのは嫌いじゃないノリなんだけど、ちょっとこの手のやつは食傷気味かな、と。でも、嫌いじゃない。
マキルさんのは、傾向的にはいつものムードだけど、散文的で読み応えがある。いいですねー。エピソードの組み立て方と、最後の放り出し方に味がある。タイトルがややパワー不足なのが惜しまれる。
空人さんのは、いい意味で非常にシンプルで、ポエム的な説得力(ヘンな言葉だな^^;)に満ちている。なんつーか、共感を呼び起こす力がある。
葉月みか嬢のは、緩めなのに芯があっていい。気になったのがタイトル。桜とサクラメントのリンクが、残念ながら読んでいて像を結ばなかった。
というわけで、以上4編でどれに投票するか迷ったのですが、今月は空人さんに。
投票者:このバトルへの参加作者


■北京島にて  ぶるぶる☆どっぐちゃんさん
 
感想:イメージの乱立がまるでパズルのように一つの世界観を構築していく感じ。パティ・スミスのくだりと、ラストの纏め方があざとい気もするが、一連目の映像が頭から離れないので、今回はぶるぶるさんに一票。次点はヨケさんの「ある田舎町での出来事」。こういうタイプの作品を書かせたら彼の右に出る者はいない。この作品の裏話はいつ話されるのか。
投票者:このバトルへの参加作者