第1回詩人バトル
poem16
飛んでいくよ帚星 南の空を一直線に 太陽に向かって飛んでいくよ こんにちは さようなら 貴方に再び会う時には僕はもういない きっと僕の墓の上を 貴方は飛んでいってしまうんだろう さようなら君よ 君は行ってしまうけど 僕はここに留まるしかない 暗黒の宇宙空間 そこには何もないけれど 僕の目に見えないだけ 君の軌道を変えようとする無限の可能性 君の通った後にできる有限のエントロピー きっと君は孤独なんかじゃない 太陽がずっと見てるし 地球からは望遠鏡が君を見てる さようなら君よ グッバイ これは君から色々なことを知ろうとする人たちよりも 氷の固まりである君が 身を磨り減らして飛んでいく そんな君の姿に共感を受けた”僕“という名の友達から 君に捧げる遺言
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