第1回詩人バトル
poem2
冷たい夜に降る雨 冷たい夜に降る雨を、優しいと感じた。 あの子の瞳が僕の頭から離れない。 「何が嫌なの?」と聞かれたら、 僕は間違いなく、「貴方の瞳が」と答えるでしょう。 もう一回、「何が嫌なの?」と聞かれたら、 僕は「僕自身が」と答えるでしょう。 何も見つからない毎日の中で、 僕が僕であるために、捨てるモノは、僕の中の僕でしかなくて。 結局僕が僕であることは、とても難しいことを貴方の瞳で再確認しました。 貴方の何も語らない瞳が、僕の自信を奪っていきます。 ずっと、秘密にしていたこと。 僕は、恋を知りません。 このままだれも愛さないことが、僕が僕であるために必要なことかもしれません。 一緒にいて欲しいのは、貴方ではなく、明日の夢です。 僕は冷たい夜に降る雨のなか「僕が僕で居られますように。」とそっと呟いた。
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