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poem12
えみりぃ
薔薇

美しい薔薇に嫉妬した君
鋭い刺の痛みも忘れ
思わず1本の薔薇に手をかける
薔薇はまるで赤子の手を折るかのごとく
音さえ起てずに静かに折れた
君はその感触に魅せられ
次々と薔薇を手折っていく
薔薇は最後の抵抗といわんばかりに
君の手を赤く染めていく
小さな小さな悲鳴をあげながら…

気づいたときには独りきり
君は無数の薔薇の屍の中で立ちつくす
その手はまるで真紅の薔薇のように赤く染められて…

その血はだれが流したのだろう…








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