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poem4
尾上 れこ
はんぶんこ

すくっても隙間から水はこぼれる
  
まにあわない白色風船  
  
ゆりのはんぶんのかたちにあこがれて  
  
路地にかくれてぼんやりが咲く
  
ひの沈むよかんを変光星にくべて
  
ゆうれいせんはずっとこうかい
    
ひそやかな乗りもののようなかげろう
  
こおりにさわっても痕跡はなく
  
つまさきは月齢をしる試験薬
  
おそろいのものをもっていたのに
  
あさがおはひとつ芽がでませんでした
  
りゆうをよけてあなをほります
  
あなたはほろびないねとつくりものに
  
弔うまねのなんとかごっこ  
  
いろいろな季節ににあう形式で
  
どうぶつがたに竹ひごをあむ
  
すこしだけきりふきをして湿らせて
  
そのうちきえてしまう緑を
  








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