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poem47
マッドビースト
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麗しメリー

 走れ、走れ 麗しメリー 誰も君には追いつけない
 
 走れ、走れ 麗しメリー 汗を流して 美しく

 
  光が 影が 幾千の矢 ビーム 僕らを貫く 押し戻そうと
  ほら、動けない植物たちが 見る見るうちに枯れてくよ
  もう何回 白と黒が入れ替わったかなんて 僕は覚えていないけど
  君は気づいてもいないようだね 

  街が 家が 鉄橋が錆び 朽ちて 滅んでいく 
  「MERRY GO ROUNDは嫌い。同じことを繰り返してるだけ、お馬鹿なメリー 私と同じよ。」 
  3回目の挫折の後 少女だった君は言ったね 「メリーなんて名前は嫌い。」
  今日はあの遊園地 腐った木製メリーゴーランドの傍 君は微笑んだまま走り抜けたよ 

  欲望 嫌悪 裏切りが満ち 広がり 塗りつぶした
  ひとを嫌うことを嫌って 気の毒なくらい親切な君を。
  誰かが叫んでるよ、崩れかかった体で何か だけど君はもう振り返ろうともしない
  それでいいんだ 君はなんにも悪くはないよ 

  ほら、僕の体も崩れはじめた ゆっくりとだけど
  白黒ビーム 君は光より速くすり抜けてくけど 僕の体は穴だらけだ 
  ああ、雨の様だ 白黒ビーム。 

  
  僕は灰になるだろうけど 君はそのまま、麗しメリー
  僕の体が崩れても 振り返らずに 微笑んだままで
  もう君は少女ではなく 美しく強い女になったね
  土塊の僕を踏みつけて 躊躇うことなく、走れメリー
  光より速く 音より軽く 僕の灰を巻き上げて 綺麗だよメリー 麗しメリー

 
 走れ、走れ 麗しメリー 誰も君には追いつけない
 
 走れ、走れ 麗しメリー 汗を流して 美しく








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