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第11回詩人バトル Entry1
僕の笑い顔は作りモノ
キラわれたくないの みんなに
誰からもいい奴だと思われたいの
楽しくなくてもニコニコ
僕を包むものはこの部屋
窓の外は太い道路
辿っていけば大きな地図
海に囲まれた僕の島
真っ暗な宇宙の中の 僕のいる星
きっと誰かのポケットの中
こんなにちっぽけな僕
何 悩んでんだろ
何 考えてんだよ
何 死にたくなってんだよ
そこに眠る子猫のように
まるくなった僕はセロファンの風船の中
まだまだ 何も知らない
土の中の幼虫
ベッドに もぐって 遠い朝を待ってる
暖かい春風が吹いて
ウソじゃなくて
ホントの僕が笑っていられる時を待ってる
正直 怖いよ
ねえ その“愛してる”はホント?
セロファンの中の僕は
全てを信じてしまいそうで
キミを抱きしめて眠った朝に
キミさえも“愛してる”ごと消えてしまいそうで
猫の言葉を勉強して
僕は猫になった夢を見た
自分勝手にあくびしてねた
まっ黒いハエが耳元をかすめた
廃品置場でみんなと走りまわってた
目がさめると人間だった
セロファンは少し消えそうだよ
キミが好きだよ
なんだかとても大事な気がする
このごろそんな気がする
だから 重くないかな
キミにバレると 重すぎて
投げ出されると困るから
また僕は違う僕を作って
キミに冷たく笑う
キミが僕をどうでもよく思う時は
いつ来るんだろう
僕の両手はキミの手を探して
油の湖の中でさまよう
大切に思う度 キミが遠く感じる
僕はみんなにキラわれるのはイヤだけど
キミにそう思われるのはもっとイヤ
なんだか なんだか
うまく回らない 全てが
キミがサヨナラといったらどうしたらいい
考えたこともない
セロファンを破って 追いかけようか
スタンドの灯りもまぶしくて
まだまだ空気は冷たく感じる
ちっぽけな僕は キミがとても大切
小さな 小さな
ポケットの中の 地球の上に眠ってる僕
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