第11回詩人バトル Entry14
ノートの
上の線と、下の線の
間に、字を書こう。
強く、強く、強く。
はみ出したって、大きさが揃わなくたって
力強く、書くのです。
いつか、お母さんが言っていた
『字は、性格を表すのよ。だから、小さい字じゃなくて、大きく書きなさい』って
その言葉だけを思い出しながら。
途中で、シャーペンのシンが ポキッ って折れても
強く強く強く書いた。
だって、負けばっかりの人生だからさ。
せめて字だけは、大きく立派にしておきたい。
だって、落ち込んで、下を向いてばかりだからさ。
せめて字だけは、元気に幸せにしておきたい。